きのうは午後残りの土手の草刈りをしました。これで今年の草刈りは終りです。写真は道路から見たうちの畑の土手です。足場の板が傾いたり動いたりするので冬の間に補修します。体でバランスをとる能力が落ちているので、ちょっとよろめいたら尻餅をつくことにしています。それが一番安全です。
総選挙が近づき、テレビのニュースでも「どの政党がどうした」とかあれこれ報道しています。生きているうちにあと何回総選挙を体験するかわかりませんが、「もういい」。力を入れたり運動したこともありましたが「過去形」の出来事です。状況は変りませんでした。いろいろ思うことはありますが、事件や政治のややこしいニュースを避けて、BSテレビで天体の番組を見たりしています。
今年は「いじめ」が問題視され、ニュースで取り上げられました。「いじめはけしからん。親や教師が注意してやめさせろ」。でも「いじめ」問題は、注意して「ハイ、ワカリマシタ」ときいてくれるほど単純ではありません。
実はいま『軍旗はためく下に』(中公文庫 1973年発行 2007年改版2刷発行)を重い気持ちで読んでいます。なかなか読みすすめません。この本は昭和2年生れの作家・結城昌治が書いて直木賞をもらった作品で、軍隊内の「いじめ」が出てきます。上官の命令絶対という軍隊でどんな「いじめ」があったか。それを不問にしたまま戦後の復興や繁栄があったとしても、あの「いじめ」は消えません。「いじめ」で兵士が死地に追いやられ、敗戦後不問のまま、生き残った者たちがのうのうと暮らしているとしたら。
いま選挙では『国防軍』という語が出てきたり、領土問題が出てきたり。あの「軍隊」を不問に伏せたまま、何をしようというのか。
せめて国民に本気で「いじめ」の根を掘り下げようとする勇気を! そんなことを思って読んでいます。
総選挙が近づき、テレビのニュースでも「どの政党がどうした」とかあれこれ報道しています。生きているうちにあと何回総選挙を体験するかわかりませんが、「もういい」。力を入れたり運動したこともありましたが「過去形」の出来事です。状況は変りませんでした。いろいろ思うことはありますが、事件や政治のややこしいニュースを避けて、BSテレビで天体の番組を見たりしています。
今年は「いじめ」が問題視され、ニュースで取り上げられました。「いじめはけしからん。親や教師が注意してやめさせろ」。でも「いじめ」問題は、注意して「ハイ、ワカリマシタ」ときいてくれるほど単純ではありません。
実はいま『軍旗はためく下に』(中公文庫 1973年発行 2007年改版2刷発行)を重い気持ちで読んでいます。なかなか読みすすめません。この本は昭和2年生れの作家・結城昌治が書いて直木賞をもらった作品で、軍隊内の「いじめ」が出てきます。上官の命令絶対という軍隊でどんな「いじめ」があったか。それを不問にしたまま戦後の復興や繁栄があったとしても、あの「いじめ」は消えません。「いじめ」で兵士が死地に追いやられ、敗戦後不問のまま、生き残った者たちがのうのうと暮らしているとしたら。
いま選挙では『国防軍』という語が出てきたり、領土問題が出てきたり。あの「軍隊」を不問に伏せたまま、何をしようというのか。
せめて国民に本気で「いじめ」の根を掘り下げようとする勇気を! そんなことを思って読んでいます。