今年は寒いですね。家と畑の間にある池も、朝は毎日のように薄氷が張っています。去年まではひと冬に数回も張ることはありませんでしたが。
28日・金曜日には味噌を仕込みました。26日に7,5キロの大豆を1,5キロずつ五つの大鍋に分けて水にひたしておきます。27日は注文しておいた麹を稲美町にもらいに行きました。『母の里こうじ』というむかしからやっておられる純朴な感じの麹屋さんです。この店では電動ミンサーを貸してもらえるのですが、10台全部に予約が入っていることがあり、うちは去年購入しました。
家に帰って大豆を煮はじめます。今年は電磁調理のレンジで二鍋(オール電化なので)、100ボルトの電磁調理器でひと鍋、火鉢型の石油ストーブでひと鍋、それと外で練炭コンロを使って五つの大鍋を煮ることにしました。去年は携帯コンロを三つ使ったので外にコンパネで囲いをつくって風防にしましたが、今年は練炭コンロだけ外に出しました。
圧力鍋で煮れば短時間でできるのですが、大豆があめ色になるまで時間を掛けて煮るのが道子さんのやり方です。その間鍋から目が離せません。道子さんはタイマーを30分に設定して、鳴るたびに五つの鍋を見て水を足します。焦げ付かせないようにとろ火で10時間じっくり煮るのです。その間に24キロもらってきた麹を4,8キロずつに分け、それぞれ皇帝塩670グラムと混ぜてよくほぐしておきます。大豆は無農薬有機大豆、塩は『皇帝塩』というのがうちの手前味噌のこだわりです。日本で一番おいしい味噌をつくるという気持ちで仕込んでいます。そしてその苦労をわかってくださる知人に少し味わってもらっています。
28日は大鍋の大豆を温め直して、午後味噌の仕込みにかかりました。電動ミンサーで大豆を潰し、塩と混ぜておいた麹と練り合わせで煮汁でかたさを調整します。それからソフトボール大の味噌球をつくり、なるべく空気が入らないように樽の底に投げつけます。ひと鍋ごとにその作業をやりますから、延々とつづく感じです。二人で「何歳までこれだけの作業ができるかなー」といいつつ、なんとか三時間で作業を終えました。
味噌の仕込みは道子さんがもう10年以上やっているのでいまさら書くことでもないのですが、実は電動ミンサーを出してきて組み立てるとき、大小二つの網目のどちらを去年使ったか迷いました。マニュアルを見ても書いてないし、小さいほうで試したらうまくいったのでそれで大豆を潰しました。そして思いました。 …… これから年々体力が落ち、何をどうしたか忘れるようになる。だから味噌づくりのような大事なことは毎年手順を記録しておこうと。
去年電動ミンサーを買ったときは「72歳になってから年に一度だけ使う機械を買うなんて」と思いつつ作業しました。でも今年、大鍋5杯の大豆をもし手回しミンサーで潰していたら、これだけの作業はできなかったでしょう。やっぱり必要な機械だったのです。これで二度使いました。味噌の量を調整してでも、できるだけ長く使えるようにと願っています。
そうだなー、あと10年。欲張りかなー。そうそう、ミンサーはお貸しします。どうぞ利用してください。
28日・金曜日には味噌を仕込みました。26日に7,5キロの大豆を1,5キロずつ五つの大鍋に分けて水にひたしておきます。27日は注文しておいた麹を稲美町にもらいに行きました。『母の里こうじ』というむかしからやっておられる純朴な感じの麹屋さんです。この店では電動ミンサーを貸してもらえるのですが、10台全部に予約が入っていることがあり、うちは去年購入しました。
家に帰って大豆を煮はじめます。今年は電磁調理のレンジで二鍋(オール電化なので)、100ボルトの電磁調理器でひと鍋、火鉢型の石油ストーブでひと鍋、それと外で練炭コンロを使って五つの大鍋を煮ることにしました。去年は携帯コンロを三つ使ったので外にコンパネで囲いをつくって風防にしましたが、今年は練炭コンロだけ外に出しました。
圧力鍋で煮れば短時間でできるのですが、大豆があめ色になるまで時間を掛けて煮るのが道子さんのやり方です。その間鍋から目が離せません。道子さんはタイマーを30分に設定して、鳴るたびに五つの鍋を見て水を足します。焦げ付かせないようにとろ火で10時間じっくり煮るのです。その間に24キロもらってきた麹を4,8キロずつに分け、それぞれ皇帝塩670グラムと混ぜてよくほぐしておきます。大豆は無農薬有機大豆、塩は『皇帝塩』というのがうちの手前味噌のこだわりです。日本で一番おいしい味噌をつくるという気持ちで仕込んでいます。そしてその苦労をわかってくださる知人に少し味わってもらっています。
28日は大鍋の大豆を温め直して、午後味噌の仕込みにかかりました。電動ミンサーで大豆を潰し、塩と混ぜておいた麹と練り合わせで煮汁でかたさを調整します。それからソフトボール大の味噌球をつくり、なるべく空気が入らないように樽の底に投げつけます。ひと鍋ごとにその作業をやりますから、延々とつづく感じです。二人で「何歳までこれだけの作業ができるかなー」といいつつ、なんとか三時間で作業を終えました。
味噌の仕込みは道子さんがもう10年以上やっているのでいまさら書くことでもないのですが、実は電動ミンサーを出してきて組み立てるとき、大小二つの網目のどちらを去年使ったか迷いました。マニュアルを見ても書いてないし、小さいほうで試したらうまくいったのでそれで大豆を潰しました。そして思いました。 …… これから年々体力が落ち、何をどうしたか忘れるようになる。だから味噌づくりのような大事なことは毎年手順を記録しておこうと。
去年電動ミンサーを買ったときは「72歳になってから年に一度だけ使う機械を買うなんて」と思いつつ作業しました。でも今年、大鍋5杯の大豆をもし手回しミンサーで潰していたら、これだけの作業はできなかったでしょう。やっぱり必要な機械だったのです。これで二度使いました。味噌の量を調整してでも、できるだけ長く使えるようにと願っています。
そうだなー、あと10年。欲張りかなー。そうそう、ミンサーはお貸しします。どうぞ利用してください。