古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

「日米戦争」開戦の緊迫感に圧倒されつつ、読んでます。

2022年02月28日 21時49分05秒 | 古希からの田舎暮らし
 阿部牧郎の『神の国に殉ず』(小説 東条英機と米内光政)の上巻は読みました。下巻の冒頭で「東条内閣は対米戦争の決意をします」。歴史ではその経緯が数行か数ページで片づけられますが、この小説では「いまその場に身を置くような緊迫感」で読みます。当事者たちのギリギリの状況が肌身に伝わります。一部引用してみます。


 近衛(文麿 ※総理大臣)は同日(昭和16年10月15日)総辞職の手つづきを済ませてしまった。木戸(内大臣で、天皇に次の総理大臣を推挙する地位にあった)は窮地に立った。
 海軍は戦争を回避したがっている。現状では戦争などできない。10月15日を限度に開戦決意という9.6御前会議の決定は白紙にもどさねばならない。それができるのはだれか。
 東条(陸軍大臣だった)と及川(海軍大臣だった)が木戸の頭にうかんだ。だが、ことなかれ主義の及川には多くを期待できない。東条のほうが実行力がある。
 開戦に突っ走るおそれが東条にはある。だが、天皇に避戦を命じてもらえば、彼はその線で努力するはずだ。そうだ東条がいい。東条が首相になれば2.26事件のようなことは起こらないし、起こってもすぐ鎮圧されるだろう。皇室の安泰は保証される。
 木戸は決心して近衛に相談した。それがよかろうと近衛は答えた。
 二人の合意の背景には、新聞に煽られて打倒英米を合唱する国内世論があった。「立て一億。皇国日本の自存自衛のために」の声が日本中にあふれている。もしいま「軟弱な」首相が出て避戦を説こうものなら、クーデターや暴動が起こりかねない。
 近衛や木戸が生命を狙われる事態になるかもしれない。5.15事件や2.26事件で政治家、官僚にしみついた恐怖心を二人は共有していた。いま東条が首相になれば時局が収拾され、指導者層はテロの恐怖から解放される。


 当時の新聞は絶大な力で民衆の心をつかんでいました。新聞にあおられた国民は「オレたちは一等国の国民で、アジアの国々に威張ってあたりまえだ」と思い上がっていました。「アメリカをやっつけろ!」という国民の思いは破裂しそうでした。無謀な開戦でなく自然な成り行きとしての開戦への流れがわかります。後世の歴史家の眼でなく「その時」に身を置く感じです。
 それにしても「あの2.26事件は大きかった」とあらためて思います。



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「毎日タイピング練習」がたのしいです。

2022年02月27日 20時46分12秒 | 古希からの田舎暮らし
 ブログ『古希からの田舎暮らし』を書きはじめたのは2009年3月でした。足掛け14年になります。「古希」(70歳)/「喜寿」(77歳)/「傘寿」(80歳)を過ぎてもまだ書きつづけています。「米寿」(88歳)までいくでしょうか。
 前のパソコンには単語をタイプするゲームがあって、ときどきたのしんでいました。だいせん/きんぎょ/とっとり/あおもり/ …… と、ひらがなの単語が出てくるのでそれをタイプするゲームです。
 新しいパソコンをセットしてもらい、そのゲームをしなくなりました。でも「また遊びたいな」と思っていました。
 しかし前のパソコンは立ち上がりがものすごく遅い。新しいパソコンになれたら「前のパソコンの遅さ」が我慢できなくなりました。最近になって、ネットで「タイピング」を検索してみたら、無料のタイプ練習があるではありませんか。
 単語でなく、文章のかたちで打てる練習がいっぱい。『毎日タイピング練習 長文編/短文編』/『タイピング練習(日本語編)』など文章のかたちで打てるのが山ほどあります。
「こんな、おもしろい/たのしい/練習がある」のか。知りませんでした。毎日20~30分、キーボードを打ってたのしんでいます。前の練習だった「単語を打つ」より「文章を打つ」ほうがはるかにたのしいです。なにをするのも〈のろま〉になってきた自分が、調子よくキーボードをたたくのがうれしい。
 いまの世の中は、すごく便利になり、「ちゃんと知っていたらたのしめる」ことが、いっぱいあるでしょうね。そんなものに、いまさら、ついていけません。でもタイピング練習のように、一つでもたのしめるようになったら、うれしいです。
 いまさら「上手になろう」とは思いません。気持ちよく、文章をタイプする練習ができて、しあわせな気分です。
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電動ウォーカーで50日歩いています。

2022年02月26日 22時25分35秒 | 古希からの田舎暮らし
 1月8日に電動ウォーカーで歩くことをブログで宣言しました。「100日つづけたい」と書きました。
 2月26日が50日目になります。現状を報告します。
 50日目の2月26日も元気に2キロメートルを歩きました。1月8日に歩きはじめたころは、時速3,6キロメートルでした。2キロメートル歩くのに34分かかりました。毎日歩くうちに「少し歩く速度をあげてみよう」という気になり、時速3,8キロ⇒4,0キロ⇒4,2キロ⇒4,4キロで、30分以内に歩くようになりました。これ以上速度をあげるつもりはありません。自分をきたえる気持ちはありません。「歩く機能の衰えがスローになるように」願うだけです。
 歩きながら思います。若い頃(といっても60歳くらいまで)、「歩く」といえば目的地に行くことでした。「目的地に行く」という意識が自分の速度でした。いまの「福地池を一周する」/「マイ・トレーニング・ロードを往復する」/と意識がちがいます。スピードが落ちてしまう。なにか空想したりして歩く。気が散る。
 電動ウォーカーはありがたい。スピードが落ちません。トレーニングになる。100日をめざして、明日からも歩きます。
 50日も歩いたのだから「朝めしまえ」/「お茶の子さいさい」か。そうではありません。気力がいります。一度あれこれ仕事をして、夜になってから歩いた日がありました。その日は時速3,4キロで2キロをやっと歩きました。何度も「やめようか」と思いました。
 いまはなるべく朝食後/午前中に歩くようにしています。

 今日は2月26日。『2.26事件』の日です。ぼくの生れる前の年=1936年に事件は起きました。この事件は突発的に起きた事件ではありません。事前に陸軍にも海軍にも警察にもわかっていました。でもおさえられなかった。おさえようとしなかった。陸軍参謀本部は、事件の関係者を処刑し、皇道派を徹底的に抑え込みましたが、「あの事件の脅し」は存分に利用しました。そして日本は戦争にまっしぐらに突き進んでいきました。まさに歴史の〈曲がり角〉でした。
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『極楽もこれくらいのところがええなあ」

2022年02月24日 22時14分59秒 | 古希からの田舎暮らし

〈たき火/焼き芋〉をしながら、裏山をながめて、思いました。
「〈極楽〉というところも、見たことのないようなすばらしい絶景より、これくらいのところがええなあ。気おくれしないで眺められる。気持ちがやすまる」。
 早春の陽をあびて樹樹が、威風堂々とたってます。
 右の樹はクヌギ、左の2本はコナラです。もともと竹藪に生えたので、太陽をもとめてふつうより高い樹になりました。まわりには毎年、タケノコがたくさん出ます。一本も生長させないように伐っています。
 クヌギとコナラの間に、こずえの見える樹が写ってます。アズキナシという樹です。よく生長する樹だそうで、竹藪にもとから生えていました。4月のおわりに白い花が咲きます。「アズキナシ」という樹はこの裏山ではじめて見ました。
 明日も焼き芋をします。寒さでサツマイモがいたみかけてますから。
 
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『神の国に殉ず』を読みます。

2022年02月23日 15時50分15秒 | 古希からの田舎暮らし
 図書館で『神の国に殉ず』(阿部牧郎 著 平成22年発行・祥伝社)という本を借りました。副題が「小説・東条英機と米内光政」とあります。題名にひかれたわけでもないのに「どうしてこんな本を借りたのか」自分でもわかりません。この本は〈上〉〈中〉〈下〉と3巻になっています。上巻は459ページ。読まないかもしれないから上巻だけ借りました。
 先日300ページ目から読みはじめ、グイッと引き込まれました。
 昭和のはじめ、陸軍の中には二つの派閥がありました。東条英機たちの「統制派」と対立する「皇道派」です。皇道派は2.26事件を起こして首謀者は処刑され、応援していた上官たちは陸軍の中央から追い出されました。
 そんな学校では習わない歴史が、小説としてわかりやすく書かれています。はじめは「右翼とか神がかった小説ではないか」と思いましたが、ちがいます。学校で習わなかった/歴史を知らなかった/老人たちの世代、戦後生まれの世代の人、若い世代の人、があの戦争にいたる歴史を知る「いい本」だと思いました。
 上巻は読んだので次を借りて読むことにします。どんなふうにわかりやすいか。本文をちょっと引用してみます。


 十年(昭和)8月の人事異動にさき立って林陸相は永田(鉄山=統制派)の進言どおり、徹底した皇道派排除の案を作成した。これまで三度の異動期には、真崎教育総監(皇道派の重鎮)の反対で永田の構想に沿う人事ができなかった。こんどこそ。林は不退転の決意で真崎に体当たりした。
「なんだこれは。こんなもの呑めるか」
 案を見て真崎は憤慨した。
 もうやむを得ない。林は真崎教育総監に辞任をもとめる決心をした。(中略)良識派の渡辺錠太郎参議官に支えられていた。(中略)林や統制派にとって真崎は最大の障害だった。
 事実、真崎はことあるごとに、
「これではぶじにおさまらぬ。へたをすると血を見ることになるかもしれんぞ」
 などといって対立する者を脅しあげる。
 いつ若い将校を煽って事件を起こさせるか見当もつかない。宮中も天皇も真崎を嫌って、その排除を願っていた。


 本の題に「小説」とあるように、読みやすい文章です。阿部牧郎は昭和8年生れ。ぼくの4歳年上です。「戦争の本をいっぱい読んで、調べて、書いたんだ。後世の人に、戦争当時の人たちの〈こころ〉と〈歴史〉を伝えたくて」。大部の本ですが読みとおします。
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「紅はるか」で焼き芋ランチ

2022年02月22日 16時48分03秒 | 古希からの田舎暮らし
「食べチョク」で買った〈紅はるか〉で焼き芋をしました。
 まず軽トラでタキギ拾いをしました。軽トラで福地池をまわって山すその枯れ枝を集めるつもりでしたが、途中の横に入ったところに山ほど枯れ枝があり、軽トラがいっぱいになりました。

 我が家に帰ってきて少し枯れ枝をおろしたところです。生木でないのでよく燃えます。1時間で焼き上がり、今日はテントハウスで〈焼き芋ランチ〉にしました。 

 我が家のテレビは『ディスカバリー・チャンネル』をとっています。アメリカの科学番組です。ときどき《宇宙の科学》を放送します。昨日は《ハビタブル・プラネット》=(生命体の住みうる惑星)の放送がありました。
「地球のように生命体の存在する惑星が太陽系以外にも案外近くにあるかもしれない」。天文学者がそんな話をしました。地球人がそこに行くのは当分無理ですが、もしその惑星から生命体が地球にやってきたら。
 ウクライナがどうとか/北朝鮮がどうとか/人間同士が殺し合う兵器がどんどん進化しているとか/核兵器がどうとか/贅沢していたり、食うや食わずで飢えていたり/ …… 。そんな地球を見て、どう思うでしょう。地球人は賢くて、いろいろ便利なものをつくり、快適に暮らしており、「すばらしい生命体」だと思うか。
「オマエたちは一体何してるんだ」とあきれるか。
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小鳥たちは元気です。

2022年02月22日 01時47分25秒 | 古希からの田舎暮らし
 小鳥の餌台は毎日にぎやかです。日に何十回と見ます。ぼくはスズメとシロハラを認識する程度ですが、道子さんによると「ルリビタキの雄も雌も、メジロもエナガもジョウビタキも飛んでくる」といいます。
 バードフィーダーの餌やり/掃除/給水/の係はワタクシです。餌の粟粒は一日量がこれくらいです。

 テープの線まで入れて、餌入れ/地面/窓の前の波板の屋根/にまきます。水は夜のあいだに凍りますが、昼はとけます。ときどき飲んでるみたいです。小鳥たちはすごく早起きで、まだうす暗いときから地面をついばんでいます。鳥の目はどうなっているのか。すごいスピードで木の間を飛びぬけるし、地面では3センチ先の餌を見分けて食べるし、こっちが窓に近づくとパッと飛び立つし、「あんな小さい目でよく見えるな」と思います。
 去年は百合園の百合根が全部イノシシにやられてしまいました。道子さんは百合園はあきらめて、バラ園に手を入れるといいます。裏山では近ごろモグラがごそごそしているみたいです。モグラは肉食だそうですね。竹藪だったときはミミズもいなかったでしょうが、木や花を植えていろんな生きものが増えると、モグラも生きやすくなるのでのでしょう。モグラ退治法を調べてみます。
 花たちは春を待ちかねて、咲きはじめました。
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裏山で春をさがしました。

2022年02月21日 17時01分07秒 | 古希からの田舎暮らし
 今年の冬はなかなか寒いですね。〈たき火・焼き芋〉のほかに外でなにかする気になりません。寒肥もまだです。「地面を掘って寒肥を入れても、竹が横取りしてよろこぶだけだ」と思うと意欲が出ません。最高気温はずっと〈ひと桁〉のままです。最高気温が〈ふた桁〉になったら寒肥をやろうかな。
 道子さんが昨日「ウグイスの初鳴き」を聞いたといいます。2月おわりから3月はじめに毎年鳴きはじめます。最盛期には一日千回鳴くそうです。根気よく数えた人がいるのですね。ぼくはまだ聞いてません。外に出ないから。
 若い頃(といっても60歳の頃に)「84歳のおじいさん」といえば「おー、年寄りだなー」と思っていたでしょう。いたわるべき存在として見ていたでしょうね。「おじいさん、そんなこと、やめときなさい」と声を掛けたくなる存在。
 いま、床や地面に腰を下ろすと「立ち上がる」のに〈ものすごい苦労〉をします。筋力が落ちてます。でも「何かしよう」とおもうときは、結構一人前の気分です。「自分を客観的に見る」のは何歳でもむずかしいかな。
 裏山の樹ではじめに花が咲くのはサンシュユです。ミモザも「咲く気満々」です。いい勝負になるでしょう。

 何かしたい。思いついたのは『スマホを見る台』でした。裏の小屋に出て、木切れでこんなものをつくりました。

 道子さんが、スマホを見て料理をつくるときに見やすいようにスマホを置きます。
 道子さんは寒くても外に出るのが好きで、ウッドデッキ前の畑はこのように手を入れています。

 ここは花壇です。畝間に草が生えないように、防草シートを敷いて上にバラスをのせます。草を抜くのが面倒ですし。
 ♩ 春よ来い はやく来い  
 
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ぼくの「時代劇」の好み

2022年02月19日 14時36分34秒 | 古希からの田舎暮らし
 若い頃は見向きもしなかったテレビの「時代劇」を見ます。『時代劇専門チャンネル』をとっていて、一日中時代劇を見られます。好きな時代劇の一つが池波正太郎の『剣客商売』です。いろんな人が演じていますが、主役の〈秋山小兵衛〉を藤田まことが演じるのが一番です。40歳も若い嫁〈おはる〉を演じる小林綾子も、天真爛漫な感じがなかなかいい。彼女が登場すると、『切った張った』話のきびしい画面が明るくなります。
 同じく池波正太郎の『鬼平犯科帳』も見ます。中村吉右衛門が長谷川平蔵を演じます。これが実にいい。まわりをかためる俳優も粒ぞろいです。続き物でなく、一話ごとに完結しているので、順番に見なくてもたのしめます。
『子連れ狼』も好きな番組です。古いビデオで、萬屋錦之介が拝一刀を演じるビデオがいまも放映されています。(北大路欣也版もありますけど)何度見てもおもしろい。第3部の終わりのほうは別として、作者に神が舞いおりたようなストーリーの冴え。
 池波正太郎の/鬼平犯科帳/剣客商売/を本で読むのもいい。昨日から『剣客商売』16『浮沈』を読みはじめたらやめられなくなって
昼までに読了しました。おもしろかった。剣客商売の最後の巻です。
 東条図書館で本を借りるとき、池波正太郎の『剣客商売』と『鬼平犯科帳』をどれか一冊ずつ加えます。読むときも読まないときもありますけど。
 藤澤周平の作品はほとんど読んだし、『風の果て』『蝉しぐれ』『海鳴り』などは、ページをひらいて読み返すことがありますが、いまは池波正太郎が中心です。
 
 
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人感センサーランプを七つつけました。

2022年02月18日 15時26分50秒 | 古希からの田舎暮らし
 先日から人感センサーランプを買って、家のあちこちにつけています。洗面所と二つの便所はソケットに電球をつければいい。あとの四つは照明器具をはずして、電球のソケットをつけます。これはちょっとした仕事でした。
 パントリーとクローゼットは蛍光灯の器具をはずして、ソケットをつけました。玄関の外の電灯は、簡単に器具がはずれて、ソケットをつけられました。パントリーの蛍光灯もなんとか器具をはずしてソケットをつけました。
 玄関ホールの蛍光灯は、天井にくっついています。ネジで器具をはずすことができればソケットをつけられます。しかしカバーをはずしても、天井からはずせません。ここは電気屋さんに頼むしかないか。
 一晩考えて、朝瞑想をしているとき思いつきました。「玄関ホールの蛍光灯はそのままでいいんだ。天井裏のコンセントから電気をとればいい。ソケットは別につけよう」。
 銅線のコードを買いに出て、玄関ホールにも人感センサー電灯をつけました。これで夜、便所に行くときも大丈夫です。

 自分では大働きした気分です。天井裏で電線をとめているとき、身のこなしが大変でした。
 16年まえ、この家を建てていたときは、下で大工さんが仕事をしているとき、道子さんと二人で天井裏に上がって、コンパネで床をつくりました。コンパネは全部で20枚張りました。20畳敷の収納庫ができました。天井は低いけど。
 天井裏には本を収納しました。本はいっぱいありました。いまは一冊もありません。全部廃棄したり、大阪のアジア図書館に寄付しました。軽トラで大阪の街まで本を運びました。まだたくさん本が残っていたけど、軽トラで大阪の街を走るのはイヤだったので、段ボールで送りました。
 いまは我が家の本はわずかです。読みたければ図書館で借ります。
「それにしても15年で体はおとろえたものだ」。ヘンなところで実感しました。
 われながら「自覚がおそい」と思います。
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2月の〈公式に出かける予定〉はおしまいです。

2022年02月17日 19時59分55秒 | 古希からの田舎暮らし

 我が家の予定表です。よく忘れるので2カ月分のカレンダーにすぐ書き込みます。
 2月の公式の出かける予定は /16日=大乗軍神社にお参りする日/17日=予約の歯医者に行く/ だけです。今日忘れずに歯医者に行ったので、2月は公式に出かける日はもうありません。気まぐれに、買い物に行ったり、図書館に行ったりしますが、月初めからの公式な予定ではありません。
 街で暮らしていると、趣味の付き合いとか、」買い物とか、ご近所の訪問とか、いろいろあるでしょうけど、田舎の80歳代の人はこんなものです。
 いい紅はるかが「食べチョク」から届いたので、枯れ木を拾って焼き芋をします。
 
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大将軍神社にお参りして、買い物に出かけました。

2022年02月16日 21時13分12秒 | 古希からの田舎暮らし
 今日は16日。大将軍神社にお参りする日です。道子さんは一年分の奉納袋を用意しています。
 我が家の老人二人/萌ちゃん一家/大志くん一家/の三袋をセットにしています。9時過ぎにお参りしました。今日の当番は壮年の男性。おらが村最強の二人でした。仕事を休んで当番をしておられました。寒い日は鳥居の前でたき火をするのですが、今日はたき火なし。強風でひかえたそうです。午前中の当番で震えあがってしまうでしょう。ごくろうさま。
 今年は〈お参り皆勤賞〉をねらっています。雨が降ろうと/風が吹こうと/暑かろうと/寒かろうと。元気にお参りできますように。

 野鳥の餌=粟粒がなくなったので買いに出ました。ナフコ/旧ジャスコのイーオン/とまわって、いろいろ買いました。ナフコで野外のBBQや野外イスなどの用品を見たら、新しい道具類が並んでいます。『スウエーデン・トーチ』という見なれない物が売ってありました。
 家に帰ってネットで検索したら、スウエーデン・トーチの作り方が動画に出ています。杉の丸太で作るようです。チェーンソーは買ったけど使うところがないし、一度作ってみたい。丸太に十文字のスリットを入れて、着火剤を流し込み、火をつける。トーチにもなるし、食べ物を焼いて食べれるし、火にあたれる。

 人感センサーランプを取り付けました。蛍光灯の器具をはずしてソケットをつけます。時間をかけて、ぼちぼち仕事をしています。
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焼き芋をしました。

2022年02月15日 17時45分07秒 | 古希からの田舎暮らし
 寒いと外に出たくない。でもいまは冬で、ムシもいないし、野鳥は粟粒を待ってます。野良着の服装で外に出て、バードフィーダーと地面に粟粒をまきます。寒肥を入れるのは敬遠して、たき火/焼き芋/。サツマイモがなくなったので先日〈よかたん〉に買いにいきました。ところが〈べにはるか〉は一袋だけ。あとは〈安納芋〉でした。形のよくない芋、小さい芋もありますが、仕方がない。焼き芋2回分を買いました。これでこの冬の焼き芋はおしまいにします。
 今日はその2回目の焼き芋をしました。山ほどあったウッドデッキをこわした材木は、全部燃やしてしまいました。で燃料は、山から拾ってきた枯れ枝や竹です。

 ダッチオーブンで、1時間たき火して出来上がり。「外仕事はほとんどしなかったけど、焼き芋はたのしんだ」とふり返りました。
 火の始末をして、焼き芋をもって玄関へ。戸をあけたらサツマイモの段ボール箱があります。〈紅はるか〉です。ちょうどいい焼き芋サイズで、形がそろっています。理想的な芋です。
 道子さんに「この芋、どうしたの?」ときたら、スマホで見て「食べチョク」から取り寄せたんですって。

 そうか。サツマイモは、ナンバの地元野菜コーナー/東条道の駅/よかたん/で買うしかないと思ってたけど、そんな通販があるのか。思い出した。干し柿用の渋柿も通販で買ったら立派な柿が届きました。
 ネットで「食べチョク」のサツマイモを検索したら854件もあります。紅はるかで、いいサイズの写真が載ってます。多すぎてどれを選んだらいいのかわかりません。
 そんな時代なんだなー。どこまでついていけるかわからんけど、焼き芋はこれからもときどきたのしもう。
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「人感センサー付きランプ」にかえるか思案中です。

2022年02月14日 16時48分16秒 | 古希からの田舎暮らし
 東条図書館では、暗かったトイレに入ると電灯が点きます。通販で調べたら、安い値段のランプをつけるだけでいい。我が家では夜、二人ともトイレに行くので、洗面所の電灯を点灯したままです。LEDにしたので7ワットですが、ふだんは消したほうがいい。
 そこで「人感センサー付きランプ(明るさセンサー付き)」を2球買って、とり替えてみました。洗面所はうす暗いので近づくと点灯します。トイレは窓から光が入って明るいので点灯しません。夜は点灯するでしょう。スイッチにさわらなくていい。消し忘れもない。いいですねえ。気に入りました。
 パントリーの電灯/仏間トイレの電灯/玄関ホールの電灯/玄関の外の電灯/道子さんのクローゼットの電灯/台所外の電灯/とあと6球替えたほうがいい。器具を替える必要のある電灯が5つあります。トイレと洗面所でしばらく様子を見て、替えることにします。

『パタゴニアを行く』(中公新書)は写真と説明の文なので、サッと読めました。写真が小さいのできれいさを想像するしかありません。写真はやっぱり大きくないとダメですね。パタゴニア全体を駆け足で説明されてるみたいで、落ち着きません。それに文章が。こんな調子で書かれています。どこを引用してもいいんだけど。

 深夜二時。 
 目覚めると大窓の向こうに、宝石のような星空が輝いていた。
 ラピスラズリ色の夜空に、黄色や青や赤い星たちが輝き、大地を照らしている。
 外へ出ると無風。天候は申し分ない。すぐに車で、目当てのポイントへ向かった。ペオエ湖を右手に見ながら、運転すること二〇分。ウエーバー橋のたもとに到着。両側に小さな丘がせり出し、中央にパイネ山群がでんと構える絶景地だ。予想どおり湖面にはパイネの針のような峰が映し込まれている。

 書いた本人はいいだろうけど、読む人に実感が伝わらない。読んでもすべってしまう。注文した本を待ちます。


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『火の国パタゴニア』を読んでみたい。

2022年02月13日 20時29分08秒 | 古希からの田舎暮らし
 寒かったり、雨がパラついたりして、外に出られないと、老人でも、いろんなことを思いつきます。
 ぼくは40歳から気持ちに少しゆとりができて、本をよく読みました。神戸の大倉山図書館で本を20冊(2週間)借りてきます。その中に『火の国パタゴニア』(1964年=昭和39年発行・中公新書・津田正夫 著)がありました。
 もともとアマゾン河の探検記やインカ帝国には興味があったのですが、南米大陸の南端・パタゴニアを知りたくなったのです。この本を読んでさいはての町=ウシュアイア/マゼラン海峡をはさんだ島=ティエラ・デル・フェゴ島/の名前を憶え、生涯訪ねることはないだろうけど、憧れをもちました。マチュピチュに憧れをもつように。
 40年も前に読んだのに、『火の国パタゴニア』の内容はかなり頭に残っています。著者はアルゼンチン大使だった人です。
 古い本で「図書館でも見つからないだろう」と検索してみました。なんと古本で出ています。注文しました。
 いま手元には、中公新書・カラー版『パタゴニアを行く』(世界でもっとも美しい大地)野村哲也・著2011年発行 を借りています。この本を読みながら、本の届くのを待ちます。

 左にいる鳥はシロハラ、右に群れている20羽超はスズメです。シロハラはスズメになれたのか、おどさなくなりました。ナフコで買った粟粒がもう数日でなくなります。また買いに出ます。

 40年も前に読んだ『火の国パタゴニア』を読みたくなって注文したら、つぎつぎと思い出しました。図書館で借りたのでなく、中公新書を買ったのでした。最初に読んだのは『アマゾン』(神田錬三)(お医者さんで日本からの移民船でブラジルに行き、長年暮らした生活を書いています)……日本とあまりにちがう世界を読んで、もっと知りたくなりました。次は『奥アマゾン探検記』(上/下)向 一陽・著を読み、さらに同じ著者の『アタカマ高地探検記』、それから津田正夫のパタゴニアの本を読んだのでした。これらの本は手元に置いていましたが、15年前、引っ越しのときに処分しました。
 いまはパタゴニアの本をもう一度読み返してみたい気持ちです。
  
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