古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

またアライグマにイチゴをやられた!

2015年05月31日 02時28分48秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 アライグマにイチゴの防鳥ネットハウスにまた入られ、前回の侵入後赤くなったイチゴも全部食べられてしまいました。
 ネットハウスの中に捕獲檻を仕掛けてたらアライグマを捕獲できたかもしれません。そんなこと思いつきませんでした。
 それにしても「電気柵を3段張りにすればアライグマは入れない」というのは間違いですね。
 アライグマのヤツめ!  なんとしても一匹捕獲しないと気持ちがおさまりません。

 池の水は循環していますが、だんだん濁りが濃くなるようです。二つ対策を考えています。
○ 池の縁に排水できる切り込みをつくり、水道の水をろ過箱を通して入れる。(あふれた水は排水通路で流す)いまは同じ水が循環しているだけなので、少し入れ替えれるようにします。
○ エアレーション用ポンプを購入しました。強力に空気を送って酸素不足を防ぎます。

 それにしても雨が降りません。水やりに時間をとられます。小芋は畝間をせき止めて「コイモプール」をつくりました。落花生も70株ほど苗を植えたので数日水やりが必要です。サツマイモも夏野菜も。
 そうだ! 龍神さまにご無沙汰してました。お参りします。
 
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草刈り・耕運の仕事がいっぱい。

2015年05月29日 03時47分59秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 篠山あたりでは5月の連休には田植えがおわりますが、吉川・口吉川の田んぼは山田錦をつくるので田植えを6月にします。雨は降りませんが溜池があるので水の心配はありません。いま、まわりの田んぼでは田を耕し、水を入れ、土手の草刈りをしています。夜ウッドデッキに出ると蛙の大合唱です。
 口吉川町は北も南も丘陵で、幅広い谷の中央を美嚢川が流れています。川の両側の田んぼはほどよい高さの土手で両側の丘陵にむかってせり上がり、家家が点在しています。
 お百姓さんにとっては土手の草刈りは「ひと仕事」になります。ぼくが移り住んだ9年前は刈払い機が主流でしたが、数年でかなりの家が4輪駆動の自走式草刈り機を使われるようになりました。うちもまわりの田んぼと歩調をそろえて草刈りをしました。うちは刈払い機です。
 土手がきれいになり、田に水が入り、空が大地に写り、田植え機がゆっくり動く。
 田舎らしい田舎の風景がなんとも好ましい。
 
 先日、帽子に「集合!」と号令かけてみたら写真のように集まりました。
                      
 こんなに持ってると思いませんでした。集合に遅れた帽子もまだ3つほどあります。どうやらぼくはホームセンターで安物の帽子を買う癖があるようです。「一つ買ったら一つ捨てる」道子さんによくいわれます。彼女は近藤麻理恵(コンマリ)さんの本を読んで、片づけ精神に徹していますから。
 ふと思いました。
 ぼくらは69歳になってから長年住んだ家を離れ、小さな家を建てて移り住みました。引っ越すときいっぱい処分し、捨てました。
 それでも9年でこんなに帽子がたまる。あのまま神戸で暮らしてたら、モノがあふれ、モノに埋まって生きてたかもしれん。
 これからさらに高齢になると「今度買い物に出たらあれ買わないと……」とアレコレ買い物を思いつきます。そして「忘れたらいかん。メモしとこう」と思ってメモするのを忘れます。メモしてもメモをどこに置いたか忘れます。
 思い出して無事に買って帰っても「あれ買わないと……」という思いのほうは消えず、また買ってしまいます。
 こんな話、当たり前過ぎて全然オモシロクないですね。失礼しました。
 でも高齢者にとって、片づけは人生最後の大課題ですね。
 
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池の水をどうしようかと悩みます。

2015年05月28日 01時21分37秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 道子さんは早朝、メダカのエサを持って裏山の池をのぞきます。村の方にいただいたメダカ、ホームセンターで買ったメダカが泳いでいるのをたしかめ、子メダカをさがします。5ミリほどの子メダカがちゃんと泳いでいます。子どもアメンボも泳いでいます。どこからやってきたのかタニシのようなものもへばりついています。
 ビオトープのつもりでつくった裏山の池がにぎやかになりそうです。
                       
 と、「ここまでは」たのしいお話ですが、実は「池の水管理をどうしよう」とさっきからネットで調べています。写真のろ過装置の本格運転を今日からはじめました。30分もかけずに池の水を全部循環させるポンプが24時間動きます。
 しかし池の水は少し透明度が上がるくらいで、なかなかきれいになりません。
 こう暑くては水温が上がり、子どもプールの「日なた水」みたいな池になるでしょう。
 メダカが増えたと喜んでいますが、増え過ぎると排泄物や死骸で管理できなくなるそうです。流水があればいいけど無理だし、水道の水を足してオーバーフローさせるか。カルキ抜きも必要だし。
 しばらくネットで調べてみます。
 写真のろ過箱の奥に緑の垣根が見えますが、ボックスウッドを5本並べたものです。玄関先から移動しました。

 畑のほうのアライグマの捕獲檻ですが、きのうはテグスを低く張ったのでカラスに饅頭・ドーナツを食べられませんでした。もう1日そのままにしておきます。
 それにしても動物って自制心があるのですね。カラスは前の日に饅頭やドーナツのおいしい味を体験したのに、テグスが低く張ってあるとちゃんと我慢する。アライグマは、もし通り掛かれば、手を出して掛かってくれると期待しているのですが。
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アライグマの捕獲檻を電柵の外に仕掛けてみます。

2015年05月27日 01時43分06秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 アライグマは掛かってるか。
 早朝、ゴミ捨ての途中畑を見たら、ばらまいた「ドーナツ/饅頭」はそのまま。アライグマは来なかったようです。ま、初日だから。
 電気柵の内側に檻を置いても来れないかもしれない。電気柵を設置してから3年間、アライグマに入られた形跡はありませんでした。このたびイチゴをひどくやられましたが、どこから、どのように、侵入したか不明です。アライグマに根こそぎイチゴを食べられたのはたしかですが。
 午後畑に行ってみたら「ドーナツや饅頭」は全部なくなっていました。犯人はカラス。檻の前にテグスを張りましたが、カラスはテグスの下を歩いて檻の中に入ったのです。地上の高さ40センチのテグスでしたから。
 そこで捕獲檻を電気柵の外の土手に仕掛け、地上20センチの高さにテグスを張ってドーナツ/饅頭を置きました。
 さてどうなるか。
 
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「アライグマくん、おいしいおやつだよ」

2015年05月26日 02時59分34秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                     
 夕方の写真で暗いですが、アライグマの捕獲檻をイチゴのネットハウス近くに仕掛けました。ジャパンでドーナツや饅頭を買って、踏み板の奥に並べています。(踏み板を踏むと戸がしまる)カラスに饅頭をとられないよう檻の入口の上にはテグスを張りました。今年はイチゴ・ジャムをもうつくれませんが、今後のこともあるのでアライグマにはきっちり仕返しします。
 アライグマー! 掛かれ!
                     
 池の水ろ過箱ができたので、水の循環をはじめました。奥の3段に積んだプランターには次のろ過材が入っています。
 ○ 木炭(いままでろ過に使っていた木炭を洗って再利用します)
 ○ 小粒の軽石(7回水道水で洗って濁りをとりました)
 ○ 防犯砂利(3回水道水で洗いました)
 写真に見えているホースで吸い上げ、雨どいのパイプで戻します。
 ところが水の循環をしてみると、吸いあげた水がストンと落ちてしまってろ過層にたまりません。やっぱり砂の層があったほうがいいのか。もうしばらく試してみます。
 
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「しあわせな」日々にはささやかな<味付け>があるものですね。

2015年05月25日 02時31分46秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 ささやかな<味付け>2題をお伝えします。

① 先日泊りがけの客人があり、イチゴを味わってもらいました。イチゴもこの日曜日でおしまいになります。今年最後のイチゴを味わおうと孫や娘たちがやってきました。ぼくは裏山の池で「ろ過箱」の仕上げをしていました。
 すると孫が「イチゴが食べられた」と知らせにきたのです。急いで畑に行ってみると赤いイチゴが全滅です。カラスやヒヨドリには防鳥ネットがあるし、たとえネットの穴から入ったとしても食べるのはせいぜい数個~数十個でしょう。道子さんが「アライグマにやられた」と足跡を指さしました。黒マルチに泥の足跡がしっかり。
                   
 アライグマ一家がやってきて、はずんだ声でおしゃべりしながら食べたかな。
「おかあちゃん、ここのイチゴおいしいね」
「この畑のイチゴは『宝交』って、やわらかくておいしいんだよ。たくさんお食べ」
「うん、腹いっぱいになった」
「この畑はトウモロコシやスイカも植えてあるし、農薬つかってなくて安全だし、また来ようね」
 このヤロー! 味をしめられてたまるか。
 電気柵があるけれど、どっかから入ったな。よーし、こうなったら捕獲檻を借りてきて捕まえるぞ!

② 裏山にマムシがいました。
 道子さんが裏山で花の植込みの草を抜いてたら、マムシがいました。補虫網をかぶせておいてぼくを呼びに来たので、行ってみると50センチほどの子マムシが網の下でじっとしています。網の上から竹の棒で突き、頭をねらって突き、弱ったマムシを網に入れ、火を焚いて火葬にしました。子マムシがいるということは親マムシもいるでしょう。草むらをつくらないようこまめに草を刈ります。裏山には長靴をはいて行きます。
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裏山の池の『ろ過箱』を改良します。

2015年05月24日 04時05分57秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 裏山に池を掘りました。しかし水は循環していないし、暖かくなってだんだん濁ってきました。
 そこで先日水中ポンプを買いもとめ、簡易ろ過箱をつくって水を循環しはじめました。池の水は3日で底が見える程度になってきました。でもさらに澄んだ水にしようと思ってもなかなかきれいになりません。
『ろ過箱』を改良します。
 いまは底から順番に 
① 大き目のバラス (底まで下りた水が排水口から池に戻りやすいように) 
② 砕いたBBQの木炭(ネットの袋に入れて) 
③ バラス混じりの砂(砂だけでは水が落ちなくてあふれる) 
④ バスタオル 
 でろ過しています。それを次のように変えてみます。 
① 防犯ジャリ(多孔質の材質です) 
② BBQの木炭 
③ 5ミリ程度に砕いた軽石(排水をよくするためにホームセンターで売っていました)
④ バスタオル 
 メダカの棲む水は澄んでなくていいそうです。でも姿が見える程度にはしておきたいと思います。
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PAC(兵庫芸術文化センター管弦楽団)の演奏会に出掛けます。

2015年05月23日 03時36分53秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 今日は久しぶりに西宮に出掛けて、PACの演奏会を聴きます。
 半年ほど前この演奏会のチラシを見て、道子さんもぼくも瞬時に飛びつきました。それぞれ「お目当て」は違いましたが。チケット販売の日は朝からパソコンで待ち構え、一階右翼の席をゲットしました。
 道子さんが飛びついたのはベートーベンの『エグモント序曲』がプログラムにあるからです。道子さんはこの曲を聴くと魂の針が特に振れるようです。40年前になりますが彼女がレコードではじめてこの曲を聴いて、ゲーテの戯曲『エグモント伯』を取り寄せて読みはじめたのでぼくのほうがびっくりしました。その曲が、若いエネルギーに満ちた、気持ちの入った、「PAC」の演奏で聴けるのです。
 ぼくは、モーツアルトの『クラリネット協奏曲』がお目当てです。おととしも東条町のコスミック・ホールで朝から8回聴きました。(『日本木管コンクール』第二次予選/ピアノ伴奏で全曲演奏します)レコードやCDではよく聴きますし、演奏会があれば出掛けていますから、こんな機会は逃すわけにはいきません。
 たのしみです。
 そうそう、加東市の市議会で廃止が提案され、存続の危ぶまれた『コスミックホール』ですが、存続することになったそうです。
 よかった!
 あのホールを廃止して中学校を建てる予定だったのですが、川のそばに学校を建てるのは「不可!」ということで廃止案が引っ込められました。そういえば上流にダム湖はあるし、水量のある川ですから。
 コスミック・ホールでは秋に木管コンクールがあり、今年はクラリネットの順番です。(フルートと一年交代)
 10月17日(土曜日)の第二次予選はモーツアルトのクラリネット協奏曲(K.622)の全曲演奏です。響きのいいホールで、朝から一日中あの曲にひたれる。若い演奏者の真剣なクラリネットと実にうまいピアノ伴奏。
 日々生活している先に「しあわせが待ち構えている」っていいですね。
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加瀬俊一『評伝 アドルフ ヒトラー』を読んでいます。

2015年05月21日 02時39分38秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 加瀬俊一の『評伝 アドルフ ヒトラー』は1978年(昭和53年)発行の古い本です。出版された頃に入手して、ときどき思い出したように数回読み返し、多くの本を処分してしまったいまも手元にあります。
 本棚をながめているうちに「最後にもう一度読み返してみよう」という気になり、半分読んだところです。
 なぜこの本に惹かれるか。
 加瀬俊一はここに登場する、ヒトラー/ゲーリング/チェンバレン/チャーチル/スターリン/ルーズベルト/ などと日本の外交官として実際に出会い、交流のあった人です。彼はこうした人物と会ったときの相手の印象やその場の様子を、よく伝わる文章で書いてくれてます。敗戦後も101歳まで生きて、膨大で貴重な、戦前・戦中・戦後の証言を著述し、日本の国連加盟に尽力しました。
 ヒトラーには「引き込まれるような瞳」を感じ、「俗物のゲーリングに親しみを感じた」というような描写は、実際に会った人だから書けたことで、後世の歴史研究家の著述では出会えない文です。
 ヒトラーは「映画(に撮られ、映像として残される)大好き人間」でした。大衆の前でポーズする自分を、多くの器材とスタッフで撮らせました。いまも迫力あるドキュメントとして見ることができます。そのフィルムでは、少年・少女・青年・淑女たちがヒトラーの車を追い掛け、花を投げ、右手を高く挙げて「ハイル ヒトラー!」と精いっぱいの声で叫んでいます。その手は指先まで「ピーン」と伸びて、熱狂が指先からほとばしっています。
 この映像は嘘ではない。ヤラセではない。演出なしの大衆の熱狂です。
 ヒトラーの命令でナチス・ドイツのやった戦争。それを反省し、全面否定し、全体主義を封じ込めるドイツの姿勢ととりくみ。
 多くの大衆は、自分が一度はあの熱狂の出演者だったことを、忘れないようにして敗戦後の70年が経過しました。
 
 何度も何度も書きますが、昭和12年(1937年)生まれのぼくは、もし10年早く生まれていたら、真珠湾攻撃のとき14歳だったら、じっとしれおれないほど熱狂したでしょう。すぐにでも鉄砲かついで戦争に行きたいと興奮したでしょう。
 そしてどうなったか。上官たちは、参謀本部で/前線で/どのように振る舞ったか。無茶な命令をした上官たちは敗戦後なんといったか。物資を隠匿したり「一億総ざんげ」という言葉に隠れて口をぬぐってしまった大人たちと、それを許した日本の精神的風土に、いまも怒りをもっています。
 自分の正義感が、ちゃんと成り立つためには、大人たちの「おわび」がどうしても要ると思っています。自分があのとき大人だったとしたら、何にもできなかったでしょうが、それでも。
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ヤマボウシが咲きました。

2015年05月19日 21時06分05秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                     
 うちから畑へは100メートルちょっとで行けるのですが、裏山・福地池を遠回りして行くこともあります。季節によって、アセビ/コバノミツバツツジ/ガマズミ/ヤマザクラ/藤の花/などいろんな花が咲いています。いまはヤマボウシ。くっきりした形に惹かれ、軽トラを止めてしばし花を見ます。白い花びらのように見えるのは蕾を包んでいた外皮のようなものだそうです。
 それにしてもいい形。藪かげに咲いている花を見ていると、気持ちがしーんとしてきます。
 去年裏山に植えたヤマボウシは咲きませんでした。来年に期待します。
                     
 次の写真は黒マルチをかけたうちの畑です。向こうの10メートル畝は落花生用です。植えるのは6月になりますが、草を防ぐため植えるまで黒マルチをかけておきます。手前はサツマイモの畝です。草取り・ツル返しの手間を省こうと、去年からマルチをかけるようになりました。 なにより省力化を第一に考えるようになりました。
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裏山の池に電気を引きました。

2015年05月17日 14時55分56秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 裏山の池にメダカを飼っています。「ビオトープにメダカ」はつきものですから、やっぱりメダカがいるのがいい。道子さんは毎日メダカの姿を確認してエサをやっています。メダカにも『エサ』というのがあるんですね。はじめて知りました。メダカが子どもを生んだらしく、小さいメダカも泳いでいます。アメンボは池ができたときに飛んできて、棲みついて子どもを生んだようです。「小さいアメンボが泳いでる」と道子さんはいいます。この池はムシがよく水面に落ちて、アメンボが生きていくのに不自由しないようです。
 水は循環・ろ過しないと濁りますし、酸素も必要です。で裏山に電気を引こうとひと仕事をしました。家の裏のコンセントから長いコードでとることもできますが、「一年中」となるとキチンと引いたほうがいい。水道のパイプにコードを通して埋設したのですが、思いのほか時間を食う作業でした。(3日間)
 畑がカラカラで水やりに時間をとられていたのに、今度は畝間の水はけを手直しせねばなりません。でも「あのまま雨が降らない日がつづいていたら、水やりにどれだけの時間を割かねばならなかったか」と思うとありがたい雨でした。
 ほんとは体も気持ちも全エネルギーを畑に注ぐべき「畑の農繁期」ですが、裏山に気をとられて山仕事を優先てしまいます。芝生の手入れがあるし、ミモザは剪定の時期だし、木々の葉に毛虫がつくし、池に金魚を飼いたくなるし、道子さんは花を植えたくなるし。
 あれやこれや畑と山の仕事を思い浮かべると忙しすぎるのですが、すすんで働く気持ちにになれる「元気」に感謝します。
 いましばらくいまのおだやかな時間を私たちにあたえてください。 
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田舎はタンポポの綿毛がいっぱい飛んでいます。

2015年05月14日 04時28分56秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                   
 うちの畑の遊歩道です。黄色の花は全部タンポポ。4月18日、あんまりいっぱい咲いているので写真に撮ってみました。この花が綿毛になり、あちこちに飛んでまた生えてきます。しかし散ってしまった綿毛は見えないので、ふだんタンポポの種を意識することはありません。
 きのう畑で「防風ネットハウス」の入口を仕上げてたら、ネットに何か貼りついてます。                  
                   
 タンポポの綿毛です。風に飛ばされて防風ネットに引っ掛かったのです。
「エッ? 地上にはこんなにいっぱい綿毛が飛んでいるのか」と驚きました。綿毛が田舎の景色全体にただよってるようなものです。飛んでいる10000個の種のひと粒が地に落ちて発芽しても、上の写真のようにびっしり生えるでしょう。
「タンポポのすることはすごいな」と感心しました。
 久しぶりの雨で水やりから解放されました。
 
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『ニワゼキショウ』が畑に咲いてます。

2015年05月12日 03時22分25秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 17年前のことです。退職して神戸の神出で畑づくりをはじめた初夏、ガサガサに乾いた土くれの中に小さな花を一輪見つけました。
「なんて可愛くて、無心に咲いているのだろう」
 花の可憐さに心打たれ、草抜きの手を休めて見とれました。
                   
 道子さんは「可愛いいから移植したこともある」と話してました。調べてみたら『ニワゼキショウ』という雑草で、アメリカから観賞用に輸入された <帰化植物> だそうです。可憐な花は一日でしぼんでしまいますが、次々と咲きます。野草としてポットで販売もされており、「繁殖力旺盛だから管理には注意する」と書いてあるサイトもあります。でもはびこるニワゼキショウに文句をつけているサイトは一つもありません。この花と出会って感動した人はいっぱいおられるのでしょう。
 そのニワゼキショウが、いまうちの畑ではあちこちに咲いています。土手にも、土手の内側につけている幅1メートルの遊歩道にも。今年は特に繁殖しているようです。
 ニワゼキショウには、スズメのカタビラ/ツボミオオバコ/ハマスゲ/ギシギシなどの雑草にもつような敵意はありません。
 でもいま草刈り中なのでいっしょに刈ってしまいます。
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タケノコは毎年元気です。

2015年05月11日 02時03分54秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 画像フォルダを見ていたら「タケノコがいっぱい生えてくる」3年前の写真がありました。再アップします。どうせ毎年同じ画面ですから。
 タケノコは今年も相変わらず元気です。なにしろみんな根がつながって、伐っても伐っても、大地と水と太陽からエネルギーをもらって、いまごろつぎつぎと生えてきます。雨が降らないから地中は水不足でしょうが、「貴重な地中の水」を根のネットワークで吸収して生長するタケノコにまわします。タケノコを伐ると、切り口から水分がたっぷり出てきます。
 近年は竹藪をかなり整備して草を刈りやすくしたので、草刈り機で伐っています。そして同じことを思います。
「もっと老いて、足腰が弱ってきて、裏山に手を入れられなくなったら、3年で元の竹藪に戻ってしまうだろうな」
 でも今年の冬つくったあの <「花見デッキ」/「裏山座敷」> は空間として残るでしょう。
 デッキの下は分厚いカーペット、電子カーペット、分厚い毛布などで地面を覆いました。竹が生えようにも突き破るのは無理です。カーペットを持ち上げたとしても人口木材(フィンランド・エコ・デッキ)があるから伸びられません。デッキ材も腐りません。
 何十年かのち、繁った竹藪の奥を探検したのちの人が、「オッ! むかしの遺跡があるみたいだぞ!」と思ってくれるかも。
 そんな、しょうもないことを考えんと、タケノコを踏んづけてまわります。
 でも結局最後には竹が勝つだろうな。あーあ。
 
 
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「すること」がいっぱいあって忙しい筈ですが ……。

2015年05月10日 01時58分22秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 夜中12時過ぎに目覚めて、「すること」をあれこれ思いめぐらしていました。
○ 仮置きしてある裏山の池のろ過装置を、本格的に設置する。
○ 雑草を生えさせないため玄関先をコンクリートにしてもらったので、石垣沿いの植込みを化粧ブロックで整える。
○ 台所前のデッキ通路に雨が吹き込まないよう、ポリカーボネイトを張った両開きの戸をつくる。
○ 家の窓から、座敷にすわった気分で裏山を眺められるように、家の窓そばに畳を敷ける台をつくる。
○ 畑の仕事はいっぱいあるのでチャクチャク片づけるように心掛ける。

 まだ仕事はありそうです。土木仕事や大工仕事はワクワクしますし、畑の仕事もいやじゃありません。
 しかし、することがいっぱい溜まって、遅れ気味です。
 そういうとき、ふつう、「あー忙しい! 遅れてる! イライラする!」と思ったりするのでしょうが、老人というのは、イライラしないようにできています。
「どうしても」/「絶対に」/<しなければならない> ことではないし。
「ぼちぼちでんな」という言葉。なかなかいい。

このところ夜中から明け方に、錦織圭のテニスの試合を見るので、「いつでも/いくらでも」寝られるぼくでさえ調子がおかしくなっています。試合時間がどんどん繰り下がっていくし。テニスの試合の合間にはパソコンで試合のコメントも読むようになったし。
 フェデラー/ジュコビッチ/ナダル/マーレー/フェレール/ラオニッチ/イズナー/など、名前も顔も知らなかったトッププロのテニス選手を知るようになり、この歳になって新しい世界が拓けました。ブログを見るとそんな人も少なくないようで、イチローが野手としてはじめて大リーグでプレーしたときのように興奮します。長生きして、そんな時代に、その国に居合わせて、しあわせです。まさかこんな青年が出現するとは。
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