古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

大志くんが伐ってくれました。

2024年03月31日 18時33分46秒 | 古希からの田舎暮らし
 4月から大学生になる大志くんが遊びに来てくれました。そこで道沿いの樹を伐ってもらいました。

 力仕事を頼める力強い青年になりました。竹藪に生える樹は日の光をもとめて外へ外へと枝を伸ばします。駐車場のほうに倒れないように伐ってしまいました。よかった。
 母と娘二人はおしゃべりをたのしみ、春休みはおしまいになります。

 いま満開なのは〈ユキヤナギ〉です。ミモザは咲いていますが貧弱です。あの樹はやがて枯れるでしょう。黄モクレンはつぼみがいっぱいです。見事に咲くでしょう。コブシは〈樹の勢い〉がありません。いずれ枯れるかもしれませんが今年は咲いています。期待できる花木は〈コバノミツバツツジ〉です。裏山を歩いて、樹の花を見るのがたのしみです。
 どうも野良猫が裏山をうろついているようです。山の上のほうでは、樹の高いところにカラスが巣をしています。バードフィーダーに飛んでくる小鳥が心配ですが、アオジもシロハラもスズメたちも粟をついばんでいます。アオジ/シロハラ/はもうすぐ旅立ちますけど。また12月にはもどって来いよ。

 連覇をめざす阪神タイガースが、一つ勝ちました。勝ち方が気持ちいい。アレンパは大丈夫と思うけど、試合はハラハラするなー。ぼくは阪神の攻撃のときだけ見て、守備のときはほかのチャンネルを見ます。大丈夫なピッチャーが投げるとき/大勝ちしているとき/は守備のときも見ます。
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裏山の〈ソメイヨシノ〉開花です。

2024年03月30日 18時32分59秒 | 古希からの田舎暮らし

 標準木の枝に「五花」咲いたら「開花宣言」とダレか言ってたから、裏山のソメイヨシノを〈開花宣言〉します。急にあたたかくなりました。桜の〈花見〉は三木市内で間に合わせることにしていますが、さて今年はどこに行こうか。
〇 北播磨ソロプチミスト公園  〇 北谷川堤  〇 伽耶院  〇 東条とどろき荘  〇 シャレード喫茶店 くらいかな。 
 時期は4月5日くらいがいいでしょうか。

 今日は畑の崖下の草刈りをしました。去年つくった、しっかりした階段をおりたところです。

 数日前に下見したときは「まだ大丈夫だな」と思ったのに、カラスノエンドウが盛り上がっています。「マムシもそろそろ動き出すときだから早めに刈ったほうがいいな」。
 体を動かすと汗をかくほどの天気です。はじめはナイロンコードでカラスノエンドウを刈りました。「草は柔らかいからナイロンコードで十分だ」と思ったのです。ところがどっこい! 草はよく伸びてるから刈りにくかったです。それに石垣沿いに半分ほど刈ったところで長いモノが石垣をのぼろうとしています。見るとマムシ! 今年の〈第一マムシ〉です。持ってるのはナイロンコードの草刈り機です。ナイロンコードでぶっ飛ばしても死なないでしょう。上から叩きました。マムシは点点のついた腹を上にした死んだようです。もし逃がしたら毎月ここを刈るたびにマムシを意識しないといけない。(マムシはあまりあちこち移動しないで、同じところにいます)石垣下のマムシは今年も健在でした。草刈りのときは気をつけます。草刈り機を持っておれば大丈夫です。

 刈りながら思ったことは「来年も刈れるかなあ」。「あと数年は大丈夫だ」という感覚はなくなりました。草刈り機を持って階段をのぼりおりしながらの実感です。
 今年は10月まで「毎月刈る」つもりです。
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「ホールディガー」は使いにくかった。

2024年03月29日 23時00分53秒 | 古希からの田舎暮らし
「ホール・ディガー」を使ってみました。「穴を掘る」のには多少役に立ちますが、「穴の土をはさんで持ち上げ、外に出す」には役に立ちません。ユーチューブで見てると、穴の土をはさんで出しているように見えます。しかし大きな力で二本のスコップを開いてはさまないと、土はこぼれてしまいます。あれだったら、ツルハシ/クワ/でかき出すほうがいい。無駄な買い物をしました。

 この写真はイチゴ・ネットハウスです。黒マルチに挿してあるのは「カマキリの卵」です。この卵から5月の連休のころ、カマキリの赤ちゃんが出てきます。カマキリは生まれたときから親と同じ形をしています。この卵から200匹生まれますが、鳥に食べられて1匹くらいしか大人カマキリになれません。
 そこで道子さんは、カマキリの卵を見つけると、イチゴ・ネットハウスに入れて保護します。少しでも多くの親カマキリになって、「植物を食べるムシ」を食べてくれるように。5月のはじめ頃、ネットハウスの中には小さいカマキリをよく見かけます。

「ムスカリ」がいっぱい咲いてます。道子さんが植えた花が年々ふえてきました。宿根草ですからこれからもずっと咲いてくれるでしょう。
  
 ユーチューブに「ザ・メイキング」があるのを見つけました。27年前、退職した頃、サンテレビで「ザ・メイキング」を毎日やっていました。いろんなモノを製造する映像が15分にまとめてありました。七輪/跳び箱/プリン/サイダー/ハーモニカ/茶碗/お菓子のポッキー/黒板/などを製造する場面が見られます。協力してくれる工場のおかげです。ドラマ/漫才/流行歌/バラエティー/などとちがい、ぼくは興味深く見られる。製造場面を見るのがとても好きなのです。
 それでこの15分番組を毎日録画して、DVDを50枚以上もっていました。しかしわざわざDVDを見るのは面倒で、こちらに引っ越してから捨ててしまいました。それがいまでもユーチューブで見られる。たのしみです。 
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道子さんは〈ツクシ〉摘み/ぼくは「ホール・ディガー」を買う

2024年03月28日 16時31分19秒 | 古希からの田舎暮らし
 昨日から図書館で借りた本『末期がんからの生還』(笹野富美夫・著 2011年刊 文芸社)という本を読みはじめ、一気に読んでしまいました。笹野さんは「肝臓がん」になり「余命3カ月です」と宣告されました。宣告されたのは2004年3月でした。家族は必死になって治る方法をさがして、奥さんからの「生体肝移植」をしようと段取りをすすめました。しかし、直前になって生体肝移植をやめました。そしていろいろあり、奇跡的に〈余命宣告〉を乗り越えて、17年以上たった現在も生きておられます。
「こんなこともあるんやなあ」とひきつけられて読みました。名前で検索するとブログが出てきます。
 さて、今日は歯医者さんの予約日でした。昼前にすんで、蕎麦屋・稜庵で昼食をとりました。今日二人が注文したのは「ゆば蕎麦」です。まだ食べたことがなかったものです。おいしかった。この店はやっぱり〈かけ蕎麦〉が絶品だと思います。今度は〈ふりだし〉にもどって注文します。   
 食後は〈よかたん〉に黒豆を買いに行きました。道子さんは黒豆を〈土井勝〉風においしく煮て、毎食にちょっとつけてくれます。これがなかなかいい。売ってある黒豆はそろそろおしまいになります。4袋買いました。
 先日から二度三度「ツクシは生えてるか」と土手に寄っていますが、ほとんどありませんでした。しかし今日寄ってみると、雨のあとでよく生えてます。道子さんは時間をかけていっぱい摘みました。

 ハカマをとるのに何時間もかかります。根気のいる仕事です。関東の末期がんの友に〈ツクシのつくだに〉を送ろうとこころをこめています。
 ところで、おじいさんは何したか。なんと「ホール・ディガー」というものを86歳にして買いました。ジャーン!

 重さが4キロある穴掘り器です。裏山の手すりをつけたり、潅水用パイプを埋める穴を掘るのにつかいます。竹の根が縦横にはびこっているので、ツルハシも使って穴を掘ります。どれだけやれるかなあ。
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晴れたら〈外仕事〉です。

2024年03月27日 17時51分14秒 | 古希からの田舎暮らし
 
 これは「エリザベス」という名の黄モクレンです。大きい花が咲きます。よく育ちました。つぼみがたくさんついてます。
 久しぶりに晴れました。外に出て、なにか仕事をしようとうろうろしました。たき火場のコンクリートブロックが火でこわれています。耐熱の材でないので仕方ありません。3年に一度くらいブロックを替えます。

 こわれたブロックは竹藪のほうへ。ブロックは重いので、一輪車で運びました。

 できあがった〈たき火場〉です。のろのろ仕事をするので午前と午後に作業しました。
 テントハウスに置いていたハンモックが切れてしまいました。材質が弱い。切れたところを板で補修しました。またつかえます。

 またいでハンモックに寝ようとしましたが、脚が上がらず、またげません。またがないで寝ようとするとくるっと落ちたことがあります。せっかく修理したのに、おじいさんはダメか。
 外仕事を久しぶりにしていい気分です。
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久しぶりの我が家の〈おしゃべりタイム〉

2024年03月26日 18時42分04秒 | 古希からの田舎暮らし
 萌ちゃん一家と大志母がやってきて、我が家で〈おしゃべりタイム〉。にぎやかな日でした。でもワタクシは早口のおしゃべりにまったくついていけません。写真を一枚撮っただけ。あとは〈漢字ナンクロ〉をやっていました。

 珈琲を入れるのはぼくの役目です。〈ease〉で買った「ブラジルのロッソ」という豆を挽いて珈琲を入れました。大志くんが高校の卒業旅行に行ったそうで、おみやげのお菓子が出されました。
「そうか。大志くんがおみやげを買ってくるようになったのか」と感慨がありました。成長ってはやいもんですなあ。

 雨で外仕事ができません。草が伸びてきました。そろそろ草刈りの季節です。畑の石垣下から草刈りをはじめます。
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錦織圭/大阪なおみ/を応援しています。

2024年03月25日 23時03分37秒 | 古希からの田舎暮らし
 日本のプロテニス選手が活躍するのを、長らく応援しています。試合があれば「夜中でも見よう」と試合日程をチェックしてテレビ応援します。プロテニスの試合はアメリカとかヨーロッパであり、中継放送は夜中から未明にかけてあります。テレビ放送の時間に合わせて寝る時間を調整しています。
 試合を見ると日本選手の活躍にわくわくします。しかし日本のプロテニス選手は1.2回戦で負けてしまいます。しかし、男子では〈錦織圭〉女子では〈大阪なおみ〉は勝ちあがって優勝したりしました。錦織圭は故障して手術・リハビリ、大阪なおみは出産で、ランキングが落ちてしまいましたが、いま復活しようとトレーニングに頑張っています。
 大阪なおみはかなり復活してきました。グランドスラムに次ぐ大きな大会(インディアンウエルズ/マイアミ)で三回戦まで勝ちあがりました。三回戦では負けましたが実力は競っていました。試合を重ねれば、ミスが少なくなります。26歳になりましたが、35歳までまだ〈伸びしろ〉があります。
 DAZNでの視聴はやめました。コロッと負けてしまうものですから。女子プロテニスはDAZNしか放送がありません。しかしグランドスラムはテレビ中継があるし、ユーチューブでは速報的に見ることができます。

 テニスは「見るのにわかりやすい」スポーツです。外国ではたった二人の選手が長時間コートで競り合う試合を、何千何万という人が集中して見ます。ぼくも生の試合も見てみたい。三木には立派な室内テニスコート『ブルボン・ビーンズ・ドーム』があります。あそこで一流選手が試合をするのを見てみたい。
 二人に次ぐ日本の選手が、彗星のごとく現れて、グランドスラムを勝ちあがる。そんな空想もします。
 ぼくの生きてるうちにそんなことにならんかなあ。


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「行ってみたい」憧れの地をおもう。

2024年03月24日 20時28分25秒 | 古希からの田舎暮らし
「夜空に舞う〈オーロラ〉を見ると人生観が変わりますよ」。旅行社の人に言われたことがあります。1997年と1998年の冬、2年つづいてカナダのイエローナイフに行きました。オーロラを何日も見ました。すばらしかった。
 で、人生観は変わったか。いいえ。「人生観が変わる」なんて軽々しく言うものではありません。
 さて、行きたいところはまだあります。もう少し若かったら、ペルーの〈マチュピチュ〉にも行ってみたい。国内では、埼玉県の巾着田は500万本の曼殊沙華が咲き乱れるらしい。茨城県のひたちなか海浜公園のネモフィラ祭りやコキア祭りにも行ってみたい。満耕開拓青少年義勇軍が出発前に訓練をした茨城県の内原にも行ってみたい。島根県の足立美術館にももう一度行ってみたい。四国・九州にも、越後にも、東北にも、まだキリがないほどあちこち行ってみたいところがあります。
 コロナがあけた新聞には、旅行の広告がいっぱい載っています。「ああ、ここも行ってみたいなあ」と思います。実際行ったら「思いを果たしたことになるか」。
「ああ、ここは行った。これも行った。今度はあれに行こう」とおもっても行く先は無限にある。憧れの地をこころにもっているうちが華ではないでしょうか。行ってしまって、だれかに「どうだった?」ときかれたら「よかった」と言います。そこでおしまい。
 行くまでの思い、想像、思い描くイメージ。行かなくていい。そんな〈あこがれ〉のこころを持って生きればいい。

 いまNHKのBS放送では以前の朝ドラ「まんぷく」を再放送しています。安藤百福が苦労して〈チキンラーメン〉をつくり、〈カップ・ヌードル〉をつくるドラマです。たのしみに見ています。

 そういえば「カップ・ヌードルを食べたことがあるかなあ」(古い話ですが)と思って、買ってきました。
 そうだ。池田にあるチキン・ラーメン記念館にも行ってみたい。
「遠出」をすることがほんとになくなりました。「ここは行った」「そこにも行った」という場所はそんなにありません。しかし憧れの地をこころにもっている。それでいい。
 そんな気がします。
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〈焼き芋〉はしばらく休みます。

2024年03月22日 18時29分36秒 | 古希からの田舎暮らし
 小さな森の喫茶店で買った「紅はるか」(小サイズ・五袋)の〈焼き芋〉は、今日残りの11個を焼きました。冷凍庫の焼き芋引き出しがいっぱいになったので、しばらく焼き芋はお休みします。通販では6月くらいまで〈紅はるか〉があるようですし、「空き」ができたらまた〈たき火・焼き芋〉が復活します。8月くらいからは今年のサツマイモがとれるでしょう。また焼き芋をします。年中焼き芋できたらぼくはうれしい。
 薪はあるので、これから寒い日はたき火をしながら山仕事をします。たき火ができるのもうれしい。
 たき火のお守りをしながら、テントハウスのイスにすわり、裏山の樹樹を眺めます。ここに住んで三年目、ブログで交流があった「レモン屋」さんにいただいたクスノキは、立派に生長しています。ぼくがいなくなってもこの樹は竹藪に負けずに大きくなるでしょう。クスノキは長寿です。大樹になります。自分が植えた樹がずっと生きる。うれしいです。

 ミモザが咲いています。生長のはやい樹ですが、曲がってしまいました。樹の勢いもないし、枯れている枝もあるし、期待できません。でもまだほんの苗ですが、新三田で買ったミモザがどうやら生長しそうです。そちらに期待します。

 クリスマスローズはいっぱい咲いてます。道子さんの丹精がみのっています。
 裏山のおかげで、田舎暮らしが豊かです。
 
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道路をきれいにしました。

2024年03月21日 16時56分06秒 | 古希からの田舎暮らし
「雪が降りました」というのが恥ずかしいほどの雪ですが記念写真パチリ。久しぶりだなー。すぐ消えました。

 裏窓から見るバードフィーダーには、スズメたち/アオジ/がよく飛来します。それをたのしみに、毎日粟粒をまいています。今日は〈シロハラ〉を見ました。やっぱりいるんだ。 

 どこに行ってたんだろう。二羽来ています。4月には行ってしまいますけど。
 今日の仕事は、道沿いの樹を伐ってもらったので、道路をきれいにしました。
 長年道の端にこびりついてる土を、道子さんが「きれいにしよう」と削ったのですが、なかなか大変な仕事です。今日はぼくが草刈り機でアスファルトの上の土を削りました。草刈りの歯があたって火花は出ますが、土は削れます。

 向こうの電柱まで削るつもりですが、半分以上今日は削りました。
 明日は焼き芋をします。
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「綺麗だね」「うん、綺麗だ」で完結しちゃうけど、

2024年03月20日 16時47分05秒 | 古希からの田舎暮らし
 図書館で借りた本『達人、かく語りき』沢木耕太郎セッションズ(訊いて、聴く)を〈拾い読み〉していたら、こんな文に出会いました。この本はノンフィクションなどの作家・沢木耕太郎と各界の達人との対談です。〈話の中身〉が深い。
 沢木が高峰秀子(女優 1924年生まれ 2010年86歳で没)と対談している中から引用します。


 沢木 〈独りで旅行することにふれながら〉 だから「一人旅はいいですよ」と勧める一つの理由は、誰かに助けられないで、自分一人で自分の実力を測りながら旅行できることなんです。そうやって一個一個確かめながら旅することで、少しずつ身の丈が高くなっていくような感じがあるんですね。
 高峰 確かにそうですね。一人で旅をすると、キザな言い方だけど、自分でものが見えてきますよね。沢木さんが書いていらっしゃったけど、例えば、バスに乗って窓から綺麗な景色を見た時、誰かと一緒の旅だと、「綺麗だね」「うん、綺麗だ」で完結しゃちゅうけど、一人だとその綺麗だという思いが胸の内に静かに沈んでいって醸造されていくと。
沢木 そうですね。


 高峰秀子は、映画祭にかこつけて「パリに脱出した」ときのことを、こう話しています。
高峰  いえ、あれは一人旅なんて呑気なものじゃなく、文字通りの「海外逃亡」なんです。私は五歳の時から自分の意思と関係なく女優という仕事をやって、恐ろしい養母や十数人の親戚の生活を全て引き受けてたから、心身ともにへたばっちゃって、とにかくそういうもの一切から解き放たれたい、半ばヤケクソ気味に日本から逃げ出したんです。

「完結しちゃう」という言い方。仲間同士でにぎやかに、たのしく旅をする。「共感する」。そこで「情感が完結し、つぎのことに目がいく」。自分のなかでなにかが醸成されることなく。 
 この感覚。達人はすごいなあ。   
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道沿いのヤマザクラを伐ってもらいました。

2024年03月19日 17時56分25秒 | 古希からの田舎暮らし
 今日は〈焼き芋〉を(〇午前 〇午後)とダブルヘッダーでやりました。まず「小さな森の喫茶店」の〈モーニング〉=(珈琲とパン)に行って、サツマイモを買いました。この喫茶店(ログハウス)の写真です。

 人力では動かせないほど太い丸太で建ててあります。力強さがすばらしい。しばし見とれていました。
 サツマイモは〈紅はるか〉で一袋390円です。帰ってからチェックしてみたら5袋で34個あり、1個だけ腐っていました。

 サツマイモは寒さにも暖かさにも弱いので、早めに焼き芋にしてしまうほうがいい。明日から雨が降るときがあって〈たき火・焼き芋〉ができない。ということで今日は(11個ずつ)2回たき火をしてがんばりました。あと1回分11個が残りますが、天気になってからやります。

 今日は、村の土建屋さんにお願いして、道沿いのヤマザクラを伐ってもらいました。

 ヤマザクラ二本はブルドーザーで折れたようです。強風で倒れたらあぶないところでした。うちのチェーンソーで伐れないことはないでしょうが、素人が太い、高い樹を切り倒すのはあぶなすぎます。

 こんな太い、高い樹を伐るのは、プロの方にお願いして正解でした。ありがとうございました。
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軽トラの駐車場所を変えました。

2024年03月18日 19時19分05秒 | 古希からの田舎暮らし
 一昨日買ったサツマイモ「紅はるか」は小粒ですがおいしく焼けました。喫茶店で売ってるだけだからすぐなくなるかも。〈モーニング〉コーヒーを飲んで、焼き芋2回分を買ってこよう。朝のうちに「小さな森の喫茶店」に出掛けました。
 店がしまっています。おばあさんがいたのでたずねると「月曜日は休みです」。仕方がない。サツマイモは明日買いに行こう。
 そうだ。先日青山台の理容店で「コメダ・コーヒーが開店しましたよ。帰りに寄ってください」としきりにすすめるお兄さんがいました。あれから20日ほどたってるから、もう待つことはないでしょう。

 コメダ珈琲はどこの店も同じ形なのに、三木青山店はずいぶんちがいます。中に入ると広いけど、月曜日の10時というのにほぼ満席です。女性の話し声がいっぱい。男性は3,4人いたかな。
 モーニングを注文しました。天井の感じはいままでの店とちがいますが、テーブルの木は立派です。なでまわしました。
 
 午後は畑の片づけをしました。コンパネは大工小屋に運んで、燃料用に丸鋸で切りました。軽トラの駐車位置は変えました。

 すっきりおさまった感じです。このように駐車するには何度か前後に動かさないといけません。いままでは突っ込むだけでした。こんな面倒な駐車がいつでもやれるかなあ。
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「ベニシアさん介護」の本を読みました。

2024年03月17日 17時00分13秒 | 古希からの田舎暮らし
 昨日〈小さな森の喫茶店〉で買った〈紅はるか〉を焼き芋にしました。昨日切った廃材がよく燃えて午前中にたき火はおわりました。昨日は紅はるかを二袋買いました。一つ390円で、小さいけど粒ぞろいのサツマイモです。全部で13個。
 小さいサツマイモは特に、新鮮なうちに焼き芋にしたほうがいい。腐ったり、アクが出たりします。クッキングホイルでつつんで、ダッチオーブンに入れてみたら13個全部入ります。もちろん鍋のフチにふれないように小石を詰めます。
 
 一時間のたき火で焼き芋ができました。食べてみると、大きな紅はるかと同じ〈おいしさ〉です。通販で大きな紅はるかを、高いお金で買っていましたが、小さい焼き芋はあつかいやすい。喫茶店の店先に置いてある売り物ですから少量です。明日は買いに行きます。あと2回くらいこのサツマイモで焼き芋をしようかな。

 東条図書館に頼んで購入してもらった本『ベニシアの「おいしい」が聴きたくて』(梶山 正 著 2024年3月刊 山と渓谷社)を読みました。この3月に出たばかりの本です。新聞広告を見て、道子さんが図書館にたのみました。公立図書館はありがたいですね。とくに田舎の図書館はサービスがうれしいです。
 思い出します。ぼくが東条図書館で借りた〈作家・青山文平〉の新刊時代小説を読んで、ブログに「おもしろい」と書いたことがあります。芦屋の親友がそのブログを読んで、芦屋市立図書館に借りに行きました。「予約してください。17人待ちです。また連絡します」と言われたそうです。車で道を走っても、まわりの田んぼや野山を見ても、図書館で本を借りても、スーパーで買い物をしても、田舎は街よりのびやかに生きていけます。
 ベニシアさんは2023年6月に72歳で亡くなりました。彼女は2015年64歳のときから介護は必要になりました。まず目が見えなくなりました。目の障害でなく、PCA(後部皮質萎縮症=アルツハイマー症の一種)と診断され、亡くなるまでの8年間の介護を、夫の梶山正さんが書いた本です。
 介護にはこれから妻もぼくも直面する問題です。真剣に読みました。感想ははぶきますが、一部引用します。ベニシアさんが亡くなる17日前のことが書いてあります。(それまで食べ物がとれないので静脈から栄養補給をしていました)

 6月5日、カンファレンスの日が来た。バプテスト病院の待合室に座っていると、介護や看護や薬局、介護用品レンタル会社の社員など知った顔がたくさんいた。時間が来たので4階の会議室に上がっていくと、先ほど待合室で見た顔が集合していた。ベニシアのために、こんなにたくさんの人が集まるとはビックリした。待合室で待っている間に、訪問看護師の黒田さんに僕は、胃ろうについて少し喋っていた。会議が始まると、すぐに黒田さん。
「正さん(ベニシアさんを介護してきた夫)は、胃ろうはできないのかと考えているみたいですよ」
「どうして胃ろうを?」と湊先生。
「カテーテル(栄養補給の)を外したので、もう充分な栄養が取れないのでしょ。だったら胃ろうに頼るしか、ほかに方法がないのでは?」と僕。
「胃ろうはリスクが高いです。ベニシアさんは、かれこれもう10ヶ月も胃から栄養を吸収していないでしょう。胃が栄養を吸収してくれないと思います。栄養の液体が逆流して、気管に入る可能性があります。それならカテーテルを中心静脈に埋め込む手術をして、そこに栄養を入れる方がリスクは低いです」
「じゃあ。そうしてください」
「いまベニシアさんは手術に耐える体力がないので、この入院中はできません。いったん家に連れて帰って、体力が回復したころにどうしても … と言うのでしたら、その時はやりましょう。ところでベニシアさんに会いましたか?」
「いいえ、もう10日間以上会ってないです」
「じゃあ、会いに行きましょう」
 病室には静かにベッドに横たわったベニシアがいた。元気がなさそうだし、不安で怯えた様子だった。痩せこけてしまい、生命力がかなり減少しているのが見て取れた。涙がでそうだ。身体がフリーズしそうだが、僕は手を握りしめた。
『ベニシア元気か? 正だよ。3日後に退院できるよ。もうすぐ大原の家に帰るよ。だからもう少しだけ待ってね」
 できるだけ明るい声で、話しかけることしか僕はできなかった。
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「小さな森の喫茶店」で〈紅はるか〉をゲット。

2024年03月16日 21時00分38秒 | 古希からの田舎暮らし
 今日は16日。そう、大将軍神社にお参りする日です。忘れずにお参りしました。これで1、2、3月をクリア。皆勤賞をねらいます。その足で「パン屋さんに行こう」とカンパーニュに行きましたが、臨時休業でした。

 帰り道『小さな森の喫茶店』に寄ってお茶しました。この喫茶店には18年前に行ったことがあります。まだ「三木に家を建てて移住する」ことを決めていませんでした。知り合いの方が「心当たりの空き家を紹介します」と言ってくれたのでお宅にうかがいました。「脇川の空き家」を紹介してもらったのですが「売る気はない」とことわられました。いまも空き家のようです。
 さて18年ぶりですから、当時の喫茶店のことはおぼえていません。いまはパンはたくさん種類があるし、サツマイモ(紅はるか)なども売ってあるし、経営者が変わられたかも。いい感じでした。
 サツマイモは小サイズ6~7個で390円です。きれいな芋で粒がそろってる。安いし、ちょうど〈食べ切りサイズ〉です。とりあえず2袋買いましたが、焼き芋1,5回分というところです。明日やってみて、おいしかったらまた買いに行きます。あんな〈つぶぞろいのサツマイモ〉は〈よかたん〉でも売ってません。よさそうです。
 午後は〈たき火〉と〈薪作り〉を5時30分までやりました。〈たき火〉は大きな切り株を燃やしました。

 切り株は大きすぎて焼き芋はできません。木は枯れているのでよく燃えました。〈薪作り〉は、昨日の廃材を電動丸鋸で切りました。

 こういう仕事は、チェーンソーなんかより丸鋸が一番はやい。木気味よく切れます。
 切った材木を積み上げた写真です。

 火の始末をして今日の仕事は5時40分でおわり。日が長くなりました。
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