イチゴの最盛期で手入れがいるし、花花の季節で〈水やり〉に手がかかるし、夏野菜の苗を植えなくてはならないし、「道子さんに言っても、いま篠山に行く気はないな」と思いましたが、「明日、篠山の音楽会に行かないか」と声をかけてみました。田園交響ホールで「オペラのいいとこどり」(蝶々夫人)があり、問い合わせたら、チケットがまだあるそうです。
彼女のこたえは意外にも「ウン、行こう!」。今日は朝10時に出掛けました。
篠山の町は1995年(地震の年)、篠山町内の乾新町にアパートを借りて2年間暮らしたところです。この2年間のお陰で、いまの〈田舎暮らし〉があります。「行く」と「暮らす」はおおちがいです。篠山の暮らしは30年も前になりますが、いま思い出しても「こころがほころび」ます。
道子さんもこころがはずんでいます。
まず乾新町のアパート前の道を通り、〈藤岡ダム〉に行きました。アパートから2,3キロ山に向かって走ると大きな農業用ダムがあります。笹山のアパートにはお客さんに泊まってもらい、朝食はバスケットに入れて藤岡ダムで食べました。自然にかこまれての朝食は、もてなすぼくたちも、こころがはずみました。
篠山は田植えが早い。五月の連休には田植えをすませます。雨がよく降ったからでしょう。田植えのあとなのにほぼ満水のダムでした。
食事は篠山特産館でして、音楽会の前に「雲部車塚古墳」に行ってみました。ここで1995年にはじめて「ヌートリア」を見かけ、「こんな大きなネズミがいるのか」と気持ちがはずんだところです。
古墳のまわりに濠があり、そばの田んぼは田植えがおわっています。
音楽会は、兵庫芸文センターでのオペラ『蝶々夫人』の「ええとこどり公演」です。出演する歌手が歌います。字幕が出るのでオペラの流れがわかります。音楽会のあと、出演者のみなさんが記念撮影に出てこられました。
西宮の芸文センター・ホールにはもう行く元気がありませんが、オペラのスピリットは歌で伝わりました。
なにより、二人が「篠山はいいなあ」と思い出にひたることができました。道子さんは「また秋に来ようね」。家から一時間以内で行けます。人生の陽だまりのような、とてもいい一日でした。
彼女のこたえは意外にも「ウン、行こう!」。今日は朝10時に出掛けました。
篠山の町は1995年(地震の年)、篠山町内の乾新町にアパートを借りて2年間暮らしたところです。この2年間のお陰で、いまの〈田舎暮らし〉があります。「行く」と「暮らす」はおおちがいです。篠山の暮らしは30年も前になりますが、いま思い出しても「こころがほころび」ます。
道子さんもこころがはずんでいます。
まず乾新町のアパート前の道を通り、〈藤岡ダム〉に行きました。アパートから2,3キロ山に向かって走ると大きな農業用ダムがあります。笹山のアパートにはお客さんに泊まってもらい、朝食はバスケットに入れて藤岡ダムで食べました。自然にかこまれての朝食は、もてなすぼくたちも、こころがはずみました。
篠山は田植えが早い。五月の連休には田植えをすませます。雨がよく降ったからでしょう。田植えのあとなのにほぼ満水のダムでした。
食事は篠山特産館でして、音楽会の前に「雲部車塚古墳」に行ってみました。ここで1995年にはじめて「ヌートリア」を見かけ、「こんな大きなネズミがいるのか」と気持ちがはずんだところです。
古墳のまわりに濠があり、そばの田んぼは田植えがおわっています。
音楽会は、兵庫芸文センターでのオペラ『蝶々夫人』の「ええとこどり公演」です。出演する歌手が歌います。字幕が出るのでオペラの流れがわかります。音楽会のあと、出演者のみなさんが記念撮影に出てこられました。
西宮の芸文センター・ホールにはもう行く元気がありませんが、オペラのスピリットは歌で伝わりました。
なにより、二人が「篠山はいいなあ」と思い出にひたることができました。道子さんは「また秋に来ようね」。家から一時間以内で行けます。人生の陽だまりのような、とてもいい一日でした。