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今日のデザートから「生絹豆子郎」

2006年10月08日 23時37分05秒 | 閑話休題-呟き&街角ウォッチング♪
今日のデザートから「生絹豆子郎」


これも昨日に続き、私の中では山口県で3本指に入る銘菓だと思っています。「生絹」と書いて「すずし」と読みます。フル・ネームで「すずし とうしろう」と読みます。生もので、冷蔵不可の一品。冷やすと味が落ちるんです。今の時期に、机の上に3日置くとカビが生える優れもの・・・(爆)

買ったら翌日中にじっくりと味わって食べるのがベスト。小豆や抹茶の風味に大納言と白小豆をしのばせた一品。口に入れるとあっさりとした甘みに包まれ、滑らかに溶けていきます。ほのかな大納言と白小豆の抵抗を受け、味が実感できます。この時期は、栗入りもあります。

そこで、さっそく小豆と抹茶と季節限定の小豆&栗の三種類をお願いしました。個人的には、一番好きなお土産だと思っています。日持ちするパックの「豆子郎」もあるけど、味ははっきり言って落ちます。やはり、食べるなら「生絹豆子郎」だすね。

さてさて、この豆子郎、良く山口の「外郎」と同名と思っている方も多いかと思いますが、外郎とは違います。格は一歩上かも・・・この「とうしろう」の名前、もともと菓子職人でない素人が作り上げたので、「しろうと」、豆を使っているので、「とう しろう」だと言うことらしいです。

豆子郎の里

関東では、以下で買えます。

豆子郎 横浜あざみ野店
横浜市青葉区あざみ野2丁目12-1
℡:045-903-9117
東急田園都市線「あざみ野駅」


ちなみに、山口には、名古屋の青柳の「外郎」を超える本物の「外郎」があります。中でも、外郎は薬売りでも有名ですが、 その薬が起源になっています。それは、名古屋も一緒。足利義満の時代の「透頂香」という痰の妙薬がその起源。この薬を作った人の職が「礼部員外郎」であったことから、「外郎薬」と呼ばれるようになり次第に諸国に広まり、やがて「外郎餅」という菓子になったようです。

羊羹とも「名古屋の外郎」とは違い、きめが細やかで、もちもちとした歯ざわりの食感ですね。この食感は、餡と澱粉(蕨粉・葛粉など)を混ぜ合わせ蒸して作ります。餡は、大納言とインゲン豆で作る「白餡」の2種が使われています。これも美味しいですよ。

山口の「外郎」と言えば、やはりここでしょう・・・
『御堀堂』

天気:晴れ
気温:最低温度18.1℃ / 最高温度25.7℃
ウォーキング:16651歩 / 消費カロリー:402.40kcal
歩行距離:約10.82km