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サブプライム問題再び・・・

2008年06月18日 21時45分34秒 | たまには金融・経済の話でも…
写真:街角ウォッチングから:近所の庭先にて「ブルーベリーの実」

先日、三井生命が、サブプライム問題で赤字決算に陥ったとニュースに出ていましたが、これでほぼ、3月決算発表も出揃い、落ちついたのでしょうか?

面白いのはアメリカやスイス、ドイツの巨大投資銀行やメガバンク等が何兆円規模の巨額の損失を出したのに倒産しないのはなぜ。日本だったら絶対に倒産すると思うのですが・・・

このサブプライム問題の根底にあるのが、「評価損」という言葉。現在の会計基準では、購入時の時価より現在の時価が下がっていれば「評価損」として計上する必要があります。
この評価損は、実際には売っていないので、架空のものとなります。「未実現損」とも言うかな・・・

そうなんです。巨大銀行が計上したのは、実際に損失したのではなく、評価としての損失なんです。何兆円も現金が無くなったわけではないのです。ひょっとして、将来的に値上がりすれば、巨額の評価益(儲け)として計上も出来るのです。毎年、保有残高に対して時価価格に付け替える行為なんですね。これが、現在の会計基準なんです。

サブプライムローンの問題は、不動産等の下落により、これらを仕組んで発行された証券の買い手が全くいなくなり、価格が暴落し、買い手がいなくなった事により、銀行が購入して保有していた証券が売れなくなり、価格が大暴落したことにあります。

これって、100円でどうよと声をかけてもみんながふんっ!と見向きもせず、売り手は、90、80、…10円でどうよと単価を下げ続けてもみんながふんっ!と見向きもしない状態なんですよね。100円で買って保有していたものを10円でも売れない場合は、評価損が90円になります。

ということは、保有有価証券残高の時価が下がる(価値がなくなる)と会計上、資産が減ります。資産=資本。会社の規模・体力は資本(純資産)の多さで、決まります。サブプライムによる評価損で、何兆円という純資産が減ったので、メガバンク等は、メガバンクとして、認められていた業務等を円滑に遂行するため、が資本の増強に走らされたのです。

純資産を減らした欧米金融機関の資本増強に、中東、中国、シンガポールなどの資金が積極的に流れたのはなぜでしょうか? 軒並み、これら金融機関の配当金率は大きく下がり、株価も下落しているのに、なんのメリットがあるんでしょうね? ちと不思議に思います。

金余りの裕福な金満家の投資目的はなんざんしょ。。。良くわかりません。
でもね、過去の例から行くと、世界の金融市場をどん底に貶めた「大恐慌」や「ブラック・マンディー」等で、どん底に陥っても這い上がってきた欧米金融機関には、最大の危機を乗り越える危機管理の「ノウハウ」が蓄積されています。

いずれも、10年、20年と長いスパンで見ると、確実に復活して、世界を牛耳っています。将来を見れば、いずれ、株価は上昇し、配当も増えるでしょうね。

また、買い手市場が無く、巨額の評価損を出した「サブプライムローン」も、いずれは、どん底から復活する可能性も秘めているんですよね。多分、次から次へ打ち出す政策を乗り越えて最悪期を脱せば、復活するかも知れません。

経済って、頂点を迎えれば下降し、底辺を迎えれば上昇の繰り返し。今は、どこで底を打つのか見極め中でしょうか? 底辺を迎えれば上昇傾向に転換しますので、これら、巨額な損失を出した欧米金融機関は、確実に復興し、利益を生み出すようになるかと思います。

将来的には、これら欧米金融機関の資本増強に投資した資本家.は、確実に見返りを得られるのかな。会社がつぶれたら、この投資は大きなリスクになりますが。。。有り余るお金なので、への河童なのかな。ひょっとして。、10年、20年先を見れば、これらの株式って、下落した今、買い時ですか。。。いずれ来る底辺を見極め、それに合わせて買う・・・良いかも知れない

天気:晴れ
気温:最低温度:18.5℃ / 最高温度:26.3℃
今日の歩数計:17448歩 / 消費カロリー:512.90Kcal
歩行距離:約11.34km