妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

食べ物に好き嫌いはないようだ

2012-11-01 22:48:36 | 認知症介護

現在の妻は 老健に入所中です

アルツハイマー病で要介護5 全介助です

声は出ません

スプーンも箸も持ちません

私を認識出来ません

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今日は 3日毎の面会日です。

17:45から18:30まで毎回この時間通りです。

いつもと同じ8人の入所者さん テーブルを囲んで夕食を待ってました。


何人かの方は顔見知りで私に気が付きますが 妻は全然反応がない。

今日は 殆ど私を見つめることはなかった。


夕食がきました。

おかずの3品 一皿づつ見えるように これ人参白菜の煮物・白身の魚・昆布

と言っても視線は別方向です。

スプーンで口に運べば どれでも食べます。


人参・白菜の煮物は刻み食です。

人参が細かく刻んであって こぼれてしまうのでスプーンには少量しか盛れません。

口に入るまでに かなりこぼれてしまいます。

スプーンで潰せない硬さです。

しかも呑み込むまでに時間がかかってたようだ。

今の妻には刻まないほうが良いと思う。

噛むことを楽しんでいるように見えるので あまり柔らかくなくてもいいと思う。

アルツハイマー病を発症する前は 妻は極端に偏食だった。

今は以前食べなかった物なんでも食べてます。

味覚はなくなってしまったとは思えないです。

私が思うにはもともと嫌いなものはなかったのだと思う。

食わず嫌いだったのが認知機能障害で嫌いだと決めつけていた食べ物を

忘れてしまったのだと思います。

味の濃いものは好んで食べています。

食事を楽しんでもらえるようにもっと工夫をするつもりです。