妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

8年前の妻のラズベリー摘みを思い出す

2013-06-17 21:43:58 | 介護の回想

ラズベリーの季節になりました。8年前妻はグループホームに入所する前年の事です

毎日 一日に何回も 黒く熟す前の真っ赤の実を摘むのが楽しみだった。


10粒くらい摘んでは ラップに包んでタンスの引き出しに隠していた。

それも決まって引き出しの奥の隅に一包みづつだった。

妻も私も一度も食べたことはなかった。真っ黒に熟してからも一度も食べたことはない。


無心に摘んでいる姿がはっきりと思い出す。

今日3日毎の夕食介助に特養に行ってきた。

今日も私を見ても無表情のまま…スプーンで口に運んだものはゆっくりと食べます。

味わって食べているようなので妻のペースに合わせます。


今日も食後の服薬があった。重質酸化マグネシウムという粉末の薬

みそ汁を半分残して口を開かなくなったので スプーンでみそ汁と一緒にして

「ハイッ・・・くすり!!」と言うと上を向いて今日一番の大きな口を開いたのです。

続いて みそ汁を「ハイ・・・味噌汁」と言っても口は開かなかった?!


3日前も目を瞑ったままで「ハイッ・・・くすり!!」というと大きく口を開いたのです。

何故かは深く考えないことにしてます