妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

認知症にならない人がいる限り予防方法はある筈だ!!

2016-02-09 17:49:11 | アルツハイマー型認知症

今日の3日毎の昼食介助

正午丁度に妻のグループの食堂に到着すると、妻は車椅子で眼を閉じて背もたれに寄りかかって上体はパッドをあてがって姿勢をどうにか保っていた。

3日前と同じで、右膝は折り畳まれていた。

固まってしまった。

ズボンの穿きかえなど、どうやってするのか気にかかります。

さぞ、大変だろうと想像します。

ここ数か月、声掛けに全然反応がなく目は閉じたまゝ、声は一度も発してないです。

快復はあり得ない段階に入りました。

一般に、認知症(アルツハイマー型)が10年少しでここまで進行してしまうのは例外だと思っている人達はかなりいます。

しかし、私の所属している認知症介護家族会の内で、私と同じ配偶者介助者は4名います。(いました)

そのうちの3名は最重度の段階でお亡くなりになりました。(60歳代)

私だけ一人残されました。

 

全員アルツハイマー型で、2名は胃瘻を造ったが誤嚥が元の肺炎でお亡くなりました。

一人の方は不詳。

 

アルツハイマー病が重度になった段階の情報はあまり出てこないです。

当事者も発信を渋ります。(私も)

 

私の知る限りでは、アルツハイマー型認知症は発症後10年~20年と、少しの手助けで自立出来て、天寿を全うするまで普通の生活が出来るとは考えられないです。

認知症にならない人がいる限り予防方法はある筈だと信じます

 


昼食介助しながら思い浮かんだ事

2016-02-06 18:15:31 | 日記

今日は朝から、うす曇りですが風もなく穏やかな一日だった。

 

正午丁度に妻のグループの食堂に入ると、一つのテーブルにいつもの5人の入居者さん車椅子で配膳を待っていた。

 

皆さん無言です。

配膳に集注しています。

「こんにちは…。」と声を掛けると3人は反応はあったが、妻だけ目は瞑ったままで反応がない

 

今日、初めて起きたこと・・・右脚が~~ 膝が折りたたまれていた。。

強く折りたたまれていたので、ふくらはぎをマッサージしたが全然伸びない

一時間ほどかけてゆっくり食べさせたが、ご飯を三分の一くらい残して終了。

ご飯を口の中に溜めこんだままなので… … しかも眠ってしまった。

家に帰って早速、膝の拘縮の対処法を調べてみた。

マッサージは有効と出ていましたが、別のページには筋肉が硬い時は血管が破損する恐れがあると記されていた。

妻の場合は筋肉は殆どない状態です。

高齢者が長期間寝たきりが起因する廃用性が原因の委縮・・・納得。。。

思い浮かんだ事

認知症発症の一番の原因は脳を使わないことによる廃用性が原因だと思う。

初期の内に脳を使うように心掛けるようにすれば進行は止められる筈だ。

私は確信します

 


今日の昼食介助模様

2016-02-03 19:14:12 | 日記

前回(3日前)は体調不良のようで3分の1位しか食べなかった。

たまには食欲のない日もあることだ・・・と思ってはいたが、今日対面するまでは気にはなっていた。

 

妻のグループの食堂に着くと5人の入居者さん同じテーブルに車椅子で配膳を待っていた。

「こんにちは…」と声を掛けると、5人中2人は声を出すか会釈をします。

別の2人は私に気付きます。

妻だけ目を瞑ったままで何の反応がない

食事は恵方巻きが出た

食べてみたいような美味しそうな出来栄えだった。

妻の分は食材をミキサーにかけた物。

早速「今日のご飯は恵方巻きだよ…」とスプーンにとって口に運んだ…が口を開けない。

少し待ってみたが開かない

 

見ていた職員さんは「今日は排便があったので疲れているのかも?」と言われたので、今まで何回もあったことです。

ですが、全然食べなかったことはなかった。

私には疲れて眠ってしまったように見えた。

 

手をこまねいていると職員さんが私と代わって、耳元で少し大きな声を掛けたり、頬や顎のあたりを擦っていると口を開けて食べ始めたのです。

また私に代わるとまったく口を開けないのです。

又、職員さんに代わり何と完食してしまったのです。

私は、流石プロと認めました!!

一つ疑問

普通誰でも食欲のない時は食べないか、加減するが意思表示の出来ない妻の場合、強制行為により口を開けさせ、意思と関係なく反射的に食べるのか?

見方によっては虐待では・・・?

フォアグラを連想してしまいました

 

・今日の安達太良山 左方向に磐梯山が見えます撮ろうとしてカメラをセットしているうちに雲がかかってしまいました

施設の今日の食介を非難している訳ではありません、むしろ、多少強引にでも口から食べさせたいのです。

妻は胃瘻が造設できない体型なのです。(胃の位置の関係で)

いずれ、口から食べられなくなる日は確実にやってきます。