曲がり角の向こうに・・・

毎日の暮らしの中でフと心に留まった人やもの、そして風景を描きとめています。 

伊豆の海に掛かる空中吊橋

2020-06-10 | 絵  ②スケッチ

暑いですね💦 急に襲って来たこの暑さに、すでにバテバテです。 そこで、何とか涼し気なスケッチを・・・と過去の作品をパラパラめくって見つけました~~ とびきり涼し気でスリル満点の吊り橋の絵を・・・

東伊豆の「城ヶ崎海岸」のシンボルともいえる「門脇吊り橋」です。 伊豆東部火山群の一つである大室山ができた約4000年前の噴火の際に、流れた出た溶岩が2キロにわたって海岸線を埋め立て、やがて海の浸食作用によって削られ、海岸線の出入りが激しい断崖絶壁が続く、城ヶ崎海岸(約9キロ)となったそうです。

吊り橋の高さは23Ⅿ、長さ48mで幅は1.5mです。 空中吊橋ですが、比較的頑丈な吊り橋ですので、揺れて怖い・・・と言う感じはしませんでした。 定員は100名だそうです。 

近くに門脇の灯台があり、無料で登れ、展望台からの眺めは広々とした海の向こうに伊豆七島や天城連山を望むことができます。 透き通った青い海と岩に打ち付ける白い波しぶき、、、そして何よりも広い広い大空が広がり、吹く風が身体を通り抜けていく心地よさ・・・をしばし感じていただけたでしょうか・・・

 

エッ、正平さんと同じ、高所恐怖症?! そういうお方は釣りしのぶに風鈴で・・・(^_-)

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お笑い系ではありますが・・・

2020-06-08 | 絵  ②スケッチ

先日(5月24日)の面白スケッチのお仲間です。 上海に行った時にお詣りしたお寺の境内で出会ったとびきり大らかな像。 何事もすべてお任せして祈ればすべて世はこともよし・・・なんて安楽な雰囲気に惹かれて描いたものと思われます。

高田敏子さんの詩をここで引用するには、ちょっと雰囲気が違うんじゃない・・・とも思いましたが、人が祈るという行為の底に流れるものは同じなのかもしれない、と思って載せました・・・    何処かアンバランスでオカシイけれど(*^^*)

 

浅草観音

神さまや 仏さまが

本当にいらっしゃるかどうかーー

でも あの合掌した時の安らぎは

どこからくるのでしょう

 

右の手の悲しみを

左の手がささえ

左の手の決意を

右の手がうけとめる

その上を流れる静かな時間

こうした姿勢を教えて下さったのは

どなたでしょう

 

ふりむくと青い目の外人さんも

手を合わせて・・・

小さな小さな観音様と

何をお話したことやら

                              高田敏子

 

 

 

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もう7月に飛んでいってる心・・・(^^♪

2020-06-06 | 絵  ②スケッチ

昨日函館の友から電話がありました。 いつものように柔らかでのんびりした声で・・・ 『あのね、7月に娘夫婦が車で迎えに行くから遊びに来るようにと言っているの。 娘によると函館から娘たちの住む静岡へ行く途中、のりさんの住む地域も通るから、のりさんにチョッと顔見せだけでもしたいなら、寄ろうか・・・と言っているけど、コロナの心配もあるからどうしようと思って、電話したの・・・』と。

「勿論、会いたい、会いたい、、娘さんご夫婦にも会いたいし・・・是非寄って!」ということで、楽しい話はとんとん拍子に決まりました~~ 函館へは一人で、スケッチ仲間と一緒に、そしてご主人が亡くなった後は夫と娘を連れてお線香をあげに・・・と数えきれないほどお邪魔しているのに、彼女は猫の「さくら」を置いていけない、と一度も我が家に来たことがないのです。 

3年前、長年介護していたご主人を見送り、猫のさくらも昨年ご主人の許へ旅立って、今や一人で生活している彼女に、娘さんからのビッグプレゼントとして、函館から静岡まで車で観光しながらのんびり旅の素敵な話。 

函館から岩手へ行って、温泉旅館に一泊。 翌日水戸まで走って一泊した翌日に袋田の滝を見物し、千葉に向かう。 その途中に我が家に立ち寄る時間を少しだけとれるのだそう・・・その日は千葉から海ほたるで東京湾を渡って横浜まで行って、中華街近くのホテルで一泊(東京は危険なので避けるとのこと・・・)、翌日は一気に静岡まで、というスケジュールになっているそうです。 スケジュールはすべて娘さん任せなので、今回は我が家に泊まる時間は取れないのだそう・・・

彼女にとっても何年振りかの旅で、心弾ませている様子が伝わってきます。 こちらにとっても、思いがけない彼女との再会は本当に嬉しくて、心はすでにまだ来ていない梅雨を飛び越えて7月中旬を待ち望んでいます

こんなにワクワクしながら人を待つ心を味わうのは何年ぶりのことでしょう・・・

 

 

見出し画像は、函館にスケッチに行った時の聖ヨハネ教会です。 函館山の元町周辺は彼女が知らない所も歩いているかも・・・と言うくらいアチコチ歩き回りました~~ 大好きな街です・・・ 

電話を切る時、『函館は涼しいわよ。 また遊びにいらっしゃい。』との彼女のいつもの言葉が今はチョッピリ哀しい・・・

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妖精が隠れている・・・?

2020-06-04 | 絵  ➃水彩画

どちらかと言うと豪華な花より、楚々とした一重の花が好きです。 それが先日、スーパーのお花売り場で目を惹かれたのがこの澄んだピンク色の大輪のシャクヤクの花。 自分の部屋に飾り、なぜこんなに惹かれたのかなぁ・・・と思いながらスケッチしました。 気が付けば、画面いっぱいに、シャクヤクの花の花びらを一枚一枚丁寧に描いていました~~

シャクヤクの花にまつわるいくつかのお話があります。 今回このシャクヤクにピッタリと思ったのは、イギリスの民話です。

シャクヤクは夕方になると、花を閉じてしまう性質があり(切り花は閉じない)、ここから、はにかみ屋の妖精がこの花に隠れたら、花ごと紅くなった・・・と言うお話があるそうです。 そして、なんとピンクの花言葉は「はにかみ」だそうで、これまたお話にピッたり!! もっと詳しくその民話の内容を知りたかったのですが、残念ながら探し出せませんでした~~

はにかみ屋の妖精が隠れているのなら・・・と写真もソフトフォーカスにヽ(^o^)丿してみました~~

 

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ちなみに、日本にもシャクヤクにまつわるお話として、能の世界で創作された「小野小町の百夜(ももよ)通い伝説」があるそうです。 小野小町に恋した数ある男性の中で、小町の心を捉えたのが、深草少将でした。 小町は結婚の条件として、百夜続けて小町のもとに通うことを深草少将に課し、少将は約束を果たすため毎夜5キロの道のりを通い、その証として1本ずつシャクヤクを植え続けました。 ところが、丁度最後の100日目の夜、荒天で川が氾濫し、少将は橋ごと流され、命を落としてしまったのです。 小町は遺骨を岩屋堂に安置し、そこで暮らしながら、少将の成仏を祈り続けた・・・という悲恋物語です。 

豪華で上品なシャクヤクが、こんな悲しい話として登場するのは、なんとも憐れですが、日本人の美意識がそうさせたのでしょうか・・・

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CHEER UP! 花火プロジェクト

2020-06-02 | あれこれ

上を向いて花火を見よう!

元気をだそう! 

コロナに負けるな!

 

6月1日夜8時から、新型コロナウイルス感染の収束を願い、日本各地で一斉に花火が打ち上げられました。 感染拡大防止のために、打ち上げ場所は事前に公表せず、時間も5分以内との条件で打ち上げられた花火は、幸運にもその場に居合わせた人たちにとってはまさに素敵なドッキリ花火だったことでしょう。

残念ながらこの辺りでは花火の音は鳴りませんでしたが、日本煙火協会青年部有志の皆さんの心意気に心からの拍手 を送りたいと思います。 そして、有志の呼びかけに、全国から163もの業者が賛同したということにも、心が熱くなりました。

若き花火師さん達の熱い心は、しっかり私達の心に届きましたよ~~ 

あ り が と う 

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