『晴れた日には・・・』

日々の雑感を綴ります。

駄々っ子のように

2015年10月02日 | 介護
なかなか起きてこない母を起こしに部屋に行くと
ベッドにすっこんで
「今日は、お休み!」という。


「なにが? 何がお休み?」
「起きるのも。デイに行くのも。」
「今日がデイの日ってわかってるじゃん。」
「今日はデイの日かえ?」
「そうだよ。お迎えが来るよ。」
「ごしたいで。今日はいかん!」
(「ごしたい」は方言。「つかれるから」の意)


しばらく、そのままで放っておいて・・・・・


30分後、また母の部屋へ。

「今日はデイの日だよ。さあ、起きてくださいな。」
「迎えが来るかねえ。」
「来るよ。いつも来てくれるじゃん?」
「迎えに来られりゃあ、行かんわけには、いかんよねえ。」

そう言いながら、しぶしぶと着替えた母。


朝食を食べながら、

(汁物が昨晩の残りの松茸のお澄ましだったので)
「今年は松茸が豊作なんだって。
 ばあちゃん、昨日は松茸に全く気付かなかったねえ。」
「そうかい? 昨日、でた?」
「でたよ。匂わなかった?
 たくさん入れてあげたのに・・・・」
「そうかい・・・・・?」
「おじいちゃんが生きていたら、じっとしていられずに採りに行っていたよねえ。」
「そうだねえ。○○の山では、採れるって言うけどねえ・・・」
(そりゃあ、いつの話よ。)

そんな話で、気持ちを盛り立てて
デイサービスに行ってもらったのでした。


寒くなってきたせいか、
夜明けが遅くなったせいか、
はたまた、認知症が進んでいるせいか、
ときどきこうして
なにもかもが、いやのときがあるようです。


さてさて、
これから何度もあったら、かなわんなあ・・・・・






コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする