信大の幼年教育研究会に出掛けた一番の目的は
河邊貴子先生のお話を聴くことでした。
河邊先生は、聖心女子大の文学部教育学科の教授ですが
若いころ、公立幼稚園の教諭をやってらしたこともあって
今、「遊びを中心とした保育」
そして「保育記録の機能と役割」について
研究していらっしゃいます。
来月、伊那市でも河邊先生をお招きして研修会をするのですが
できるだけ、若い先生方に勉強していただくため
その日私は、若い先生と土曜保育当番を代わることにしました。
研修会には参加できないので、
河邊先生がどのようなお話をされるのか
お聴きしたいと思い、
一足早く、お話を聴きに行ってきたのです。
伊那市の研修会はほぼ一日ですが、
昨日の先生の講演は
わずか1時間だったので
同じお話になるとは思いませんが
それでも、行った甲斐はありました。
先生は、
「長年信大の研究会の指導をしていらっしゃった
大妻女子大の柴崎(正行)先生のピンチヒッターです。
そんな私の話ですみません。」
と、謙遜しておっしゃっていましたが
とてもわかりやすい口調と
胸にすとんと落ちるお話の内容で、
行って良かったと思いました。
まず、保育 とは・・・・
「養護」+「教育」
これからの保育は
21世紀型スキルを持った子どもを育てなくてはならない。
21世紀型スキル、とは
「何を知っているか」ではなく、
「この世の中のために何ができるか」
あそびを中心とした総合的な経験を積ませながら
遊びに自ら参加し、
人やモノとかかわりを深めながら
他者とのコミュニケーション能力を高める。
対象物(人)が持っている法則性や概念を理解し
自分の課題、友だちと一緒に越えていく課題
それらをクリアするための態度の形成。
遊びの中で、
発達(年齢)と共にそれらが培われるように保育を進めて欲しい。
そして、一番重要なのが
遊びの質を見る視点。
物事を鋭く分析し、論理的に捉え、保育を進める力が
今、保育士に求められている。
難しい話に聞こえますが
要するに、
子どもの遊びを捉える目、
遊んでいる子どもの心の内面や動き、を読み取る力と
「あそび」の質を見極めながら
子どもが心から「満足」する遊びとなるための
タイムリーな援助と
でしゃばり過ぎない、そして発達年齢を考慮した環境設定の提供
が、できる保育士になってください。
ということなのだと、理解しました。
また、個にばかり目を奪われると集団が見えない
集団と個、空間と時間
それらを総合的に見るようにしてください。
ということもおっしゃっていました。
今までやってきた保育は
けっして間違っていたわけではないけれど
でも、ちょっと先生のお話を意識してメリハリをつけ、
子どもを、遊びを
もう少し踏み込んで捉えることが必要だと感じました。
今度の職員会で話してみることにしましょう。
河邊貴子先生のお話を聴くことでした。
河邊先生は、聖心女子大の文学部教育学科の教授ですが
若いころ、公立幼稚園の教諭をやってらしたこともあって
今、「遊びを中心とした保育」
そして「保育記録の機能と役割」について
研究していらっしゃいます。
来月、伊那市でも河邊先生をお招きして研修会をするのですが
できるだけ、若い先生方に勉強していただくため
その日私は、若い先生と土曜保育当番を代わることにしました。
研修会には参加できないので、
河邊先生がどのようなお話をされるのか
お聴きしたいと思い、
一足早く、お話を聴きに行ってきたのです。
伊那市の研修会はほぼ一日ですが、
昨日の先生の講演は
わずか1時間だったので
同じお話になるとは思いませんが
それでも、行った甲斐はありました。
先生は、
「長年信大の研究会の指導をしていらっしゃった
大妻女子大の柴崎(正行)先生のピンチヒッターです。
そんな私の話ですみません。」
と、謙遜しておっしゃっていましたが
とてもわかりやすい口調と
胸にすとんと落ちるお話の内容で、
行って良かったと思いました。
まず、保育 とは・・・・
「養護」+「教育」
これからの保育は
21世紀型スキルを持った子どもを育てなくてはならない。
21世紀型スキル、とは
「何を知っているか」ではなく、
「この世の中のために何ができるか」
あそびを中心とした総合的な経験を積ませながら
遊びに自ら参加し、
人やモノとかかわりを深めながら
他者とのコミュニケーション能力を高める。
対象物(人)が持っている法則性や概念を理解し
自分の課題、友だちと一緒に越えていく課題
それらをクリアするための態度の形成。
遊びの中で、
発達(年齢)と共にそれらが培われるように保育を進めて欲しい。
そして、一番重要なのが
遊びの質を見る視点。
物事を鋭く分析し、論理的に捉え、保育を進める力が
今、保育士に求められている。
難しい話に聞こえますが
要するに、
子どもの遊びを捉える目、
遊んでいる子どもの心の内面や動き、を読み取る力と
「あそび」の質を見極めながら
子どもが心から「満足」する遊びとなるための
タイムリーな援助と
でしゃばり過ぎない、そして発達年齢を考慮した環境設定の提供
が、できる保育士になってください。
ということなのだと、理解しました。
また、個にばかり目を奪われると集団が見えない
集団と個、空間と時間
それらを総合的に見るようにしてください。
ということもおっしゃっていました。
今までやってきた保育は
けっして間違っていたわけではないけれど
でも、ちょっと先生のお話を意識してメリハリをつけ、
子どもを、遊びを
もう少し踏み込んで捉えることが必要だと感じました。
今度の職員会で話してみることにしましょう。