『晴れた日には・・・』

日々の雑感を綴ります。

認知症の兆候

2019年04月23日 | 雑感
何度も書いていますが、

高齢者と暮らしていて、よくよく観察していれば

ああ、これってもしかして?と、

認知症の兆候に気づくことはあると思います。



ただ、

しゃっきりと仕事をしていた人だったり、

てきぱきと物事を指示したり、対応していた人だったりすると

「うちのおばあちゃんに限って。」とか

「うちの主人がボケるはずはない。」と

認めたくないがために、発見も遅れてしまう、のかもしれません。

だから、きつい口調で間違いを咎めたり、

誤りを正そうとして、却って本人の機嫌を損ねて

それが、逆に本人をかたくなにさせ、

認知症を進行させてしまう、と言うことになってしまいます。




どんな病も、「早期発見早期治療」が大事で

それは認知症にも当てはまると思っています。

この早期発見は、高齢者本人ではなく、周りの家族なのですが・・・・




また、認知のあやふやは四六時中あることではないため

(初期段階は、一日の大半はまともな受け答えが出来ている)

認知症が発症しているかどうかに気づきにくいのでしょう。

ですから、そういう時期に運転免許更新で、認知症テストをしても

きっと、該当から外れてしまうのでしょう。



少しでも早く、認知症であることを認めてそれなりに対応していれば

認知症の進行を止めることは出来なくても

進行をゆっくりにさせることは可能だと、

自分の経験から思うからです。



10年も前、母は

いつも通っている鍼灸治療院への道がわからなくなり

迷いに迷って、ようやくたどりついたことがありました。

その時のことを後で母は「頭が真っ白になった」と言いました。

そして、それが認知症の始まりではないか、と私たちが気づいた出来事になりました。



事故を起こした高齢者がみんなそうだ、とは言いませんが

中には、「そうだったのではないか?」と思われるような事故のニュースを聞くと

周りの家族の責任は重い、と言わざるを得ません。







コメント (2)
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