三度目の正直、
三年目にして、ようやく念願がかないました。
この、ポスターのところに行きたい!、と思ったのは
まだ、現役で働いているころ。
NHKの「新日本風土記」だったか、「小さな旅」だったか忘れたけれど、
このポスターのおばあちゃんも登場した、その時のTV番組。
(もしかしたら、あれは再放送だったのかもしれない)
ようやく自分の時間が持てて、2020年春、
旅行の計画を立てたところに、このコロナ禍。
予約、キャンセルは3回も繰り返し‥‥あれから待つこと二年。
念願の熊野古道(小辺路)に行ってきました。
ポスターにあった民家の前が、石畳の熊野古道(小辺路)。
おばあちゃんと同じように、縁側に座らせてもらいました。
高野山と熊野本宮大社を結ぶ険しい山道。
その古道に沿って十津川村の「果無(はてなし)集落」があります。
この古道は、集落の生活道路でもありました。
もうこれ以上、上に道はない、集落はない、
という場所です。
(実際、車は行き止まり。この道をさらに登れば、山の中に入ります。)
そして「世界遺産」
私たちは車でここに行きましたが、
もちろん、昔の人のように、古道を歩く観光客もいるようです。
数百年も使われているであろう、石畳。
静かで・・・・、静かで・・・・・。
時が止まったかのようでした。