『晴れた日には・・・』

日々の雑感を綴ります。

予備登山

2022年06月14日 | 雑感

今朝、地元の中学生が予備登山に出掛けるのを見ました。

賑やかな子供たち

気づいたときにはもう、

いつも私が眺めている田んぼの中の道は登り切ってしまうところでした。

 

畑に出ていたので、

スマホを取りに行って撮影しようとしたときはもう、

はるか向こうを歩いていました。

 

行先は、我が家の裏山「高烏谷山」ですね。

標高1331メートル、

地元の中学校からは、登山口までおよそ5.5キロ。

ちょうどよい、予備登山コースだと思います。

 

コロナ禍で、いろんな行事が取りやめになっている教育現場でしたが、

すこしずつ復活の兆しが見えます。

 

この予備登山を終えて、本当の登山の目的地は、

「木曽駒ケ岳(西駒ケ岳)」(標高2956メートル)です。

おそらく、7月下旬の登山になると思います。

 

昔と今では、

子供たちの置かれている環境も、

子供の体力や親の考え方も変わってきています。

なにより、それを導く先生方の考えも、大きく変わってきているようです。

 

先生自身が、登山は嫌だから外してくれ、と言ったり

うちの子には、危険な登山は行かせません、という親が出たり、

子供たちに、参加不参加のアンケートを取ったら、

4割以上の子供が、不参加(行きたくない)と答えたり、と、

そんな話が、コロナ前(数年前)は、盛んに聞こえてきました。

 

登山の手段も、

ロープ―ウエイを使っての日帰りコースにしてみたり、

登りは足で、帰りはロープ―ウエイ、にしてみたり、

と、教育現場も何とか実施するために四苦八苦しているようすが、

毎年ニュースで取り上げられていました。

そんな様子を、外野で眺めながら、

本来の「西駒登山」の目的に一度立ち返ればいいのに、って

いつも思っていました。

 

大正時代から、この地元で行われる西駒登山は、

新田次郎原作の映画「聖職の碑」でも有名になりましたが、

この集団登山は、

当時遭難した生徒たちの慰霊(慰霊碑が立っている)も

兼ねている、と聞いたことがあります。

 

それでも、近年の「山ガール」だとか、

コロナの影響か、アウトドアが盛んになって登山も見直されるようになったら、

子供たちの「登山」のイメージが変わってきているのかもしれません。

 

自然を相手だから、危険なこともいっぱいありますが、

学ぶことも多い、西駒集団登山です。

うちの4人の子供たちもみんな経験し、私自身も何度か登った、西駒ケ岳。

 

今年の中学生たちも、

晴天に恵まれて、実り多い登山になりますように!

なにより、今日の予備登山が、雨に降られませんように!

 

 

 

 

 

 

 

 

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