二泊目の宿は、奈良市内にしました。
和歌山や有田の海辺もとっても魅力的だったのですが、
家に帰る距離のことを考えると、
(初日の走行距離は500㎞を超えましたので)
少しでも近いほうが、主人の負担が少ないかな、と思いまして。
奈良は、いつでも魅力がいっぱいですよね。
まだ学生だった娘と一緒に、法隆寺を半日かけて観たことがあります。
修学旅行やツアーでは、じっくり時間をかけて観る、ということはできませんから。
今回は、古墳を巡ってもいいかなあ・・・、とも思いましたが
主人が関心を示さないので(苦笑)
宿から近い、唐招提寺~薬師寺~東大寺(二月堂)と巡りました。
昨年秋、用事で長野に行ったとき、
東山魁夷館で開催されていた「唐招提寺襖絵展」を見たので、
今度は、鑑真和上の像が見られるといいなあ、なんて
安易に考えておりました。
風情のある土壁の脇を通り抜けると、例の「御影堂」が見えてきます。
ところが、なんと!
『御影堂』は明日が「落慶法要」だという案内でした。
そっかあ! まだ出来上がっていなかったのかあ・・・。
多くの人が出入りし、準備の真っ最中。
明日は、落慶法要後、招待者のみ観覧でき、
その後一般公開するようですが、
それらは予約制で、すべて予約で埋まっています、とのことでした。
次に訪ねたのは「薬師寺」
中学校の修学旅行以来です。
<南門前から東塔を望む。>
<西塔>
さて次は、今日一番の目的、東大寺二月堂。
お水取りの儀式、修二会が行われる場所。
この勇壮な儀式を見てみたいなあ、という思いもありますが、
なかなか長野県からは、ね?
それで、せめてその舞台になる東大寺二月堂を、ということで
大仏様には目もくれず(以前、娘としっかり見ておいたので)
二月堂に直行しました。
あの回廊を、でっかい松明をかついだ僧侶が、火の粉を散らしながら走り回ります。
実際に回廊にも上ってみました。
そこから、奈良の市街地が一望できました。
休憩所に、実際に使用するのと同じ松明が展示してありました。
二月堂が創建された天平勝宝4年(752年)から、
この修二会の行事が続いているなんて、すごいなあ・・・・・。
(ただし、当時の建物は一度失火により焼失しています。)
今度は、水を送る側のお寺、
福井県の「神宮寺」に行こうと思いました。