秋草が咲いて、日暮れが随分早くなった。
開け放した窓から、風にのって虫の音が吹き込んでくる。
今年になって、自分は何をしたのだろう
秋草が咲いて、日暮れが随分早くなった。
開け放した窓から、風にのって虫の音が吹き込んでくる。
今年になって、自分は何をしたのだろう
ひととき暮らした松本市街地町内に、夏の風物詩 少女たちのボンボン行列があった。
浴衣姿の小学生達が夏の夕刻、提灯をともして唄いながら町内を練り歩く、情緒豊かな行事である。
唄われる歌詞の意味は未だに不明である。
ぼんぼん とても きょうあすばかり あさっては およめの しおれぐさ
しおれた くさを やぐらに のせて したから おみれば ぼたんの はな
ぼたんの はなは さいても ちるが なさけの おはなは いまばかり
なさけの おはな ホイホイ
百日紅の散り花の、アスパラガスの葉に絡まった風情が こころなしぼんぼん行列に重なる。
孫達も社会人になって、それぞれ離れていった。
盂蘭盆恒例流しそうめん、今年は二人だけの参加だった。
立秋が過ぎて盂蘭盆を迎える。
小さなバイクにまたがった菩提寺の住職がやって来て、型通りの飾り付けを終えた仏壇に回向し、そそくさと次の檀家に向かっていった。
最近まで勢いよく茂っていたらしい剣状の葉が、いつのまにが枯れ、ニョッキリ伸びた花茎に突然花が咲いた。
名前の由来には諸説あるらしいが、狸でも鹿でも熊でもない、やっぱりキツネである。
先ごろ庭を横切る狐らしい獣影を見た。
それは子狐だった 多分この屋の床下でうまれたのだろう。
キツネノカミソリ(撮影 松本市入山辺)