日照り続きで、沙羅の蕾は一向に大きくなれない。
この蕾は果樹の幼果を思わせる
どこまでも続く青い空 山法師の木陰が心地よい
昼下がり デラウエアぶどうの棚が続く集落
日照り続きで、沙羅の蕾は一向に大きくなれない。
この蕾は果樹の幼果を思わせる
どこまでも続く青い空 山法師の木陰が心地よい
昼下がり デラウエアぶどうの棚が続く集落
トマトの植え付け準備
その時、大きな卵袋を持つ子守蜘蛛を見つけた。
土の中から掘り出されたのだろう、
蜘蛛は強い日光を避けるように土塊の日陰に逃げ込んだ。
久しぶりの対面である。何10年ぶりかもしれない。
もちろんあの時の蜘蛛とは違うだろうが。
日が経って、やがて袋の中にぎっしり詰まった卵が孵化して蜘蛛の子が生まれる。
驚いたことに孵化した子蜘蛛はレゴ工作のように母蜘蛛の背中に折り重なり張り付く。
だから子守蜘蛛なのだろう。
いたずら心で子蜘蛛のピラミッドをつつくと、レゴが一気に崩れて、それこそ蜘蛛の子を散らすように四方八方に離散する。
その子供たちは。嵐が過ぎた後、母親のせなかに戻るかどうかは未確認である、
何しろ子供は忙しかった。
松の木に括り付けた新しい巣箱に、シジュウカラが通い始めた。
しばらくの間、忙しさにまぎれてご無沙汰していたら、最近親鳥が虫を咥えて出入りする姿を発見した。
巣箱の屋根に止まって、安全確認をしてから飛び立ち、空中でUターンして、水が流れるように小さな入口に吸い込まれる。
親の留守を見計らい、うしろめたさを乗り越えて、巣箱の屋根を持ち上げると、5羽ほどの雛が死んだふりをして微動だにしない。
大したものだ。