ひーさんの散歩道

道には、様々な歴史や文化が息づいている。
歴史に触れ風景に感動し忘れていた何かを探したい。

平泉 (中尊寺・金色堂)

2008年02月10日 21時18分49秒 | 岩手県の散歩道
参道を登って行くと沢山のお堂があります。

八幡堂・弁慶堂・薬師堂・地蔵堂・峰薬師堂・不動堂・大日堂・鐘堂・阿弥陀堂・弁財天堂・
釈迦堂・経蔵・旧覆堂など

代表して今回は弁慶堂を




右手の木立が開けると 展望台になっている。
束稲山(たばしねやま)を見ていただきたい。



聞きもせず 束稲山の櫻花 吉野のほかに かかるべしとは
                                                  西行

束稲山に桜の木を一万本植えたといわれる桜の名所でした。
藤原三代のころは、見事な花が山々を彩っていたことでしょう。
後に焼けてしまいました。
吉野の山の桜は有名ですが、まさかこのみちのくにもあるとは思いもしなかったことでしょう。




チョット拡大しました。  お気づきでしょうか
大文字焼きのところに残雪があり、大の字が見やすくなってます。

藤原の時代は人口10万を越していたといいます。
きっと京の都につぐ人口では

それと同時に、都への憧れもあったのだと思います。

毛越寺や観自在王院の他に、無量光院(10円玉の宇治の平等院と瓜二つです。ちょっと小さめ)、柳之御所、伽羅御所などの跡地があり貴重な考古資料が出土してます。

これだけ見ても、京の都をまねた街づくりが創造できます。

前九年・後三年の役・衣川の古戦場跡




弁慶は写真右よりで、幾本もの矢を受けて立ち往生した所です。


中尊寺本堂
意外と観光客は、金色堂は見ても本堂を参拝しない人が多いのです。
天台宗の総本山です。
瀬戸内寂聴さんは、今東光和尚の導きにより、ここ中尊寺で得度(剃髪し出家)してますね。







良くパンフに載る『金色堂』の覆い堂です。
写真はいずれ不可ですので中に入りませんでした。何度も見てますので。
次の機会に詳しい話をしたいと思います。
藤原三代のミイラと四代の頭が安置されています。
金箔に覆われ貝などで装飾されています。補修工事は大変だったようです。

現在の覆い堂



旧覆い堂




さあ、雪でここまでしか見れないので、暖かくなったらまた来ましょう。
おや芭蕉さんが・・・



三代の栄耀一睡の中にして、大門の跡は一里こなたに有。秀衡が跡は田野に成て、金鶏山のみ形を残す。先高館にのぼれば、北上川南部より流るゝ大河也。(中略)「国破れて山河あり、城春にして草青みたり」と笠打敷て時のうつるまで泪を落し待りぬ。
 
 夏草や  兵共が 夢の跡 
芭蕉は高館(たかだち)にて呼んだものです。
高館とは、義経の住んでた家があったところです。 今は義経堂(ぎけいどう)があります。


弁財天堂




隣の町は前沢です。
そうです前沢と言えば、前沢牛です。
うっかりステーキ(200g)を注文しようとしたら・・・¥15.000でした。
なので、牛刺¥1.500にしました。   量は少ないですが・・・ 地元でしか食べれませんからね。    満足満足・・・・









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