故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

気の迷い

2015-06-02 05:43:37 | よもやま話
   
美人局の夢を見る。

もてる訳がないのに、気の迷いは誰にも起こるものです。
怖い夢でした。
自分の評価の半分くらいで、我を見た方が良いのです。
決してもてる訳はないのです。過去を振り返れば自明の理です。

多くの人が陥る落とし穴です。

馬券師に遭遇したことがあります。
後楽園の場外でした。もう30年前のことです。
後ろから、肩をたたかれました。
振り返ると、知り合いが立っていました。
余り親しくしてはいませんでした。
確か、下請けで役員をやっていた売り出し中の男でした。

よく来るのかという会話から始まり、
少し世間話をし、儲かるかと進みました。
いやいや滅多に来ないけどと話しているうちに、
馬主を知っていると言われました。
彼は、10万円単位の当たり馬券を持っていました。

コーヒーをご馳走になり、もらってきたばかりの
給料袋を渡しました。

変だと思ったのは、いつまでも買ったであろうはずの
馬券を見せてくれなかったのです。
私は、どの馬が秘密の本命馬か知りたかったのです。

結末は、警察に行こうと私は年配の方に言いました。
家族にとって、大切なお金だと訴えました。
年配の男は、「返してやれ」と若い男に言いました。

そして、改めてコーヒーをすすっていると、
誰に似ていたのか聞かれました。
冷静になっていた私はある男の名前を言いました。
そんなに似ていたのかと聞かれ、似ていないことに気づきました。
私は、ある男と面と向かって話したことがありませんでした。

その後、会社の先輩に、「それは馬券師だ」と教えてもらいました。
お金を返してもらったのは、お前くらいだとも。


そんなに美味い話はないのです。
降って湧いたようなラッキーはないのです。
身の程を知らなければならないのです。

夢で良かったと、いつものくだりになるのでした。


何怖い 女にお金 欲の皮

2015年6月2日
コメント
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