故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

同じ話をする

2015-06-06 02:15:35 | よもやま話

もう、何度も聞きましたよ。

歳をとると、同じ話が多くなります。
強く印象に残っているのです。
その人は、そのことを伝えたいのです。

介護施設では、とても大事なことなのです。
話すことは、脳の活性化に役立つのです。

話さないと、それは孤独につながるとは限りません。
中には話下手の人もいらっしゃいます。

落語家は何度も同じ話をします。
刀鍛冶は、何度も同じ作業をします。
私が毎日ご飯を食べているのとは、少し違います。
奥義を窮めているのです。つまり名人芸です。
昨日とは、少しずつ違うのです。

嫌いな人に話をしますか。
疲れているときは、話すのさえ面倒です。
とっておきの話をするには、それなりに理由があるのです。
なんとなく話したくなったのです。

同じ話を聞くときの心得があります。

同じ話のようで、少しずつ違うのです。
その違いを発見するくらい、楽しむ余裕を持つことです。
聴かせていただくのです。
オチを先に言ったりしたらいけません。

話すことは、脳の活性化に役立つのです。
ああよかった。昨日聞いた話と同じだ。
毎日、違う話になることこそ心配です。
これが次なる心得です。

地震や悲惨な戦争など体験したら、
思い出したくないから心の内を話さなくなります。
話すことで、外に想いを吐き出すことで、
脳の何かが病むのを止めて活性化するのです。
脳が活性化することで、元気な身体を取り戻せるのです。
元気な身体で、また同じ話が出来るのです。
その繰り返しで、いつもの元気が出てくるのです。

大いに話しましょう。
じっと聴きましょう。
何かが変わります。

馬と鹿 酒酌み交わし 馬鹿になる

2015年6月6日



コメント
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