
秋田の秘境から淡竹が届きました。
さっそく素焼きにしていただきました。
歯の通るまま、切り取れるほどの柔らかさです。
先ほど甘く、根に近づくほど硬さが増し苦味が混じります。
素焼きの香ばしさも良いのです。
冬には3mを越す雪が降るそうです。
淡竹の他に、山ウドとアイコも一緒に送ってくれました。
前者はてんぷらにし、後者はおひたしでいただきます。
二度、山菜取りに連れて行っていただきました。
鈴を腰にぶら下げて熊に合図を送るのです。
ぶなの新緑の下に、柔らかい光が差し込んで、
芽を出し始めた数々の山菜がところどころ出ていました。
喉が渇くと、フキの葉を裏返すように丸めて柄杓にし湧き水を飲みました。
そこにいるだけでほっとするのでした。
夢中になって山菜を取っていると、いつしか離れてしまいます。
はぐれないようにそっと見守ってくれています。
一緒に送られてきた水を大きなコップに入れて飲みました。
喉にしみこみます。あの山の空気を思い出しました。
においがあるわけでも、色が付いているわけでもありません。
久しぶりに絵手紙を描きました。
仕事が、最初の山を越えた感じがします。
しばらくは成り行きを見守ることになります。
「こうしたい」が気持ちよく伝わりました。
せっかくの休みです。
かといって身体を休めないように歩きました。
玉川上水から残堀川に回り、三多摩市場により丸干しを買ってきました。
夢中になって歩いていると、18,000歩になっていました。
川沿いに歩いていると、ひんやりとした風が通り抜けていくのです。
こんこんと 湧く水すくい 喉いやす
2015年6月16日