
ひよわだった玉ねぎがダンスを踊るまでになりました。
ベランダがにぎやかになってきました。
毎日、思いつきのタイトルが浮かんできます。
昨日は真剣でした。
一生懸命、履歴書を書きました。
どないかせにゃいかんと。
熱い想いが届きますように。
冒頭の絵は、玉ねぎです。
冬の間は、霜が降りる中、やっと立っているような感じでした。
温かくなるにつれて、葉が伸びてきました。
分葱と違って、けっして真っ直ぐには伸びません。
自由気ままにダンスを踊っているようです。
密生した分葱は、どこまでが一株なのか分かりません。
描くのをやめました。
妻は端から分葱をどんどん収穫していきます。
早くしなければ、題材がなくなりそうです。
今日のタイトルは、「失敗をおそれず」です。
誰にも、人に言えない後悔のような失敗と思い込んでいることがあります。
恥ずかしくて言えないような。
澱のような。いつまでも苦いものが上がってきます。
私こそ、両親の失敗作と開き直りたいのですが、子どもの手前そうもいきません。
今日は、自分が気づかない失敗について書きます。
これは、始末が悪い。
奥さんは、御主人のくちゃくちゃ食べる音がとても不愉快です。
何かものを頼むとき、御主人は空咳をします。
咳を聞いただけで、奥さんは席を立ちたくなります。
いっそう、籍を抜いちゃおうかとなります。
気にいらないことは、言えばきりがなく、堰がきれそうです。
なんでこんな人と。となります。
あの時のほんの小さな気の迷いが、今日に至るのです。
あの時。のことです。
私は、きっと弱っていたのよ。と奥さんは人生の最大の失敗に気付くのが遅すぎた。
笑い話ではすみません。
その後の泥試合を想像すると、怖気がたちます。
気付かない失敗。
これは、人から言ってもらわないとわかりません。
気付いたとしても、時代といえるほど時が過ぎています。
笑い話と片付けるしかないでしょう。
気付かない失敗に、気づく方法はないでしょうか。
テープレコーダーに録音した自分の声を聞いたことがありますか。
とても嫌だったのを覚えています。甘ったれた声でした。
小学校の頃に書いた作文を読み返しました。
愛おしい。なんとかわいいのでしょう。
それは、小さい頃のことだからです。
大人になってから書いた作文を読み返すのは、勇気がいります。
それでも、案外いいことを書いているじゃないか。となります。
ははーん。このへんからずれて来たんだなと気づいたら儲けものです。
人と話している自分を俯瞰で見ることがあります。
どんどん思っていることと違う言葉が出てきます。
手繰り寄せたいような違う言葉の連発です。
そうです。
いくらか違和感はあるのです。
勉強はしています。少しだけ反省しています。
気付かない失敗に気付く特効薬のようなものはないのでしょうか。
感受性が強い若かりし頃は、何でも自分に跳ね返ってきました。
傷つきました。
問題は、今です。
なんと思い上がりが強くなった今です。
挑戦しようにも、いらないよと言われる今のことです。
謙虚になれない今のことです。
新幹線のようにこのまま行ってしまいますか。委細かまわず。
そうするしかないでしょう。今更となります。
妻の一言が、ぐさりと胸を突く今です。
私は、繕うことをやめようと思います。
毎日描く絵は、ちっとも上達しません。
教えていただいたゴルフの奥儀は、三歩歩くと忘れてしまいます。
それでもコースに出続けます。
気付かないことはないでしょう。
そんな時、思わず舌打ちをしているでしょう。
言ってはいけない言葉を吐いています。
頭でばかり考えていると、自分はスーパースターです。
他所の女性に少し浮ついた言葉をかけてみてください。
よくて、聞かなかったことにされます。
目を剥いて、このエロ爺と非難されること請け合いです。
どこに口説ける要素があるとお考えですか。
腰は曲がっている。金はない。
何かに挑戦すると、気づかない自分にたどり着くようです。
そんなことで、毎日失敗作のような絵でも掲載しています。
勇気がいるのです。
はい、開き直ってお開きとします。
車間距離 一方通行 我が家でも
2016年3月7日