2月になって届いたスイスカレンダーです。
普通の航空便は、案外時間がかかります。
送り主は、友人の奥さんからでした。
見かねて送ってくれたのが現状でしょう。
私も、毎年2人に送ります。選ぶのは、Typicalな日本カレンダーです。
今年も浮世絵と火消しのまといでした。
働いている時は、いつも遅れがちでした。
カレンダーを買いに行くのに、どこへ行こう。
デパートか本屋か。
郵便局から送るわけです。
この2つのハードルが結構高く思えました。
梱包も、結構考えます。
よって、いつも遅れがちになります。
家の中の一番いい場所を開けて待っているよ。と毎年言ってくれます。
年賀状を書くのも、結構時間がかかりそうな気がします。
取りかかれば、2日もあればできるのですが、なかなか時間がとれない。
図案も決まらないで、一日延ばしになります。
今は、絵をいっぱい描いているので、その中からこれと選べます。
その年の初めに伝えたい気持ちを表すものになります。
30年前、スイスに初めて行った時、同僚が観光案内してくれました。
行ったところは、チューリッヒ湖をイタリア側に走った牧場地帯でした。
見たものは、800mの断崖でした。上から見下ろしました。
同僚に尋ねました。凄いところだけど、観光客が少ないように思うと。
スイスじゃそこら中にあって珍しいものじゃないからかな。との返事。
氷河が作った深い谷だった。
スイスは緑がいっぱいです。
観光が目玉の国ですから、緑いっぱいで観光客を迎えたいと政府は考えました。
緑税なるものを考案し、緑を保っている農家には補助金が出しました。
皆さん、広大な土地を手っ取り早く緑にするため、牧草地にしました。
間伐材がきれいにとられた森です。チューリッヒの裏通りに入ると、アパートにさえ煙突があります。
夜になると、その煙突から煙と蒸気が出ていました。
二酸化炭素排出規制などないようです。
スイス人もドイツ人も、相手の国を田舎と言います。
私には、軍配はあげれません。
ドイツは、ゴミが多くスイスは少ないように思いました。
どちらの国民も倹約家です。
日本では、たき火さえ気を使います。
スイス政府が、やはり援助を出して、薪をたく暖房を推奨しているようです。
薪は、普通に売っていて安いそうです。
スイスの深夜テレビの一局が、一晩中暖炉で火が燃える映像を流しています。
癒されます。
スイスでは、田舎に行くと信号がありません。
四つ角に来ると、円形の道路に4か所から入ります。
周回して、自分が行きたい方向に出ていきます。
円形道路に入るため速度を落とします。信号待ちはありません。
実に合理的です。
高速道路は無料です。街燈もありません。
車を持っている人が、5,000-10,000円/年払います。
それだけです。ガソリンのセルフサービスは、30年前からありました。
スイスでは、隣が家を建てる時、近所の人が集まって議論をします。
皆さんの合意を得なければなりません。
面倒なような気もしますが、合理的で民主的です。
来年送るカレンダーは、自分で描いた四季折々の風景や日本のクールにしましょう。
面白いかもしれません。
偉い人 自由に話す 場を作る
2016年3月1日