故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

見て聞いて感じて

2019-11-22 05:20:40 | プロジェクトエンジニアー

足立美術館の庭に植えてある木である。
タイトルを、「寄り添って天に」と勝手につけた。
抜ける空間を感じた。



娘を訪ねて、片道1700Kmを走破した。
途中、足立美術館を訪ね、お世話になった製粉会社にりんごを届けた。

今日のテーマは、「見て聞いて感じて」です。
人生における財産は、友人とよく言われる。
友人との交流は、まさに手間暇かけてである。

足立美術館で、多くの素晴らしい日本画に出会った。
横山大観の「無我」、「曳舟」と松と紅葉の絵三点を見た。
風景画の構図の素晴らしさ、のびのびとした表情に魅かれた。
足立美術館の借景(庭園と野山の遠景の融合)は、噂通り素晴らしかった。
野山の管理があってこそ実現する壮大な構想を感じた。
見入ってしまい、ガラスにかかる我が鼻息の白さに我に返った。

中国自動車縦貫道は、山間を抜ける長距離トラックの輸送通路であった。
多くのトラックを抜き去り快調に走った。

翌日、製粉会社を訪ねた。
会長が対応してくださった。
話は尽きず、いまだ旺盛な知識欲に驚いた。
新社長は、格好良くなっていた。会長の似顔絵を描くと約束して辞した。

さらに南下し、妻の娘の住む町に辿り着いた。
かつて、海軍が本拠地を置いた町のほとんどが坂道だらけで、自然の要衝である。
猫二匹と夫の帰りをひっそりと待っている娘であった。漁師の妻と同じである。
長距離運転の疲れもあり、しばし横になった。
晩御飯をごちそうになった。こはだの刺身は、歯ごたえがあり瀬戸内育ちの私たちの舌をうならした。

旅は続く。
まさに、「見て聞いて感じて」である。
Liveの感動は、五感を持って静かに体内に取り込まれる。
来てよかった。

ひらひらと 落ちる紅葉に 時流る

2019年11月22日


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする