絵のタイトルは、「島影に沈む夕日」です。
酒は、静かに飲みたい。
今年の奉納相撲が終わりました。
今年は、コロナの影響で相撲はなしで、神事だけになりました。
私は、今年も写真を撮らしていただきました。今年で、5年連続です。
この地の奉納相撲は、「がち」です。その方が、怪我が少ない。
帰ってきて、撮った写真を印刷しました。今年の枚数は少ない。
役員だけが、お忍びでカフェを利用してくださいました。
お任せ料理を出し終えたころ、酒盛りに交じることにしました。
すっかり盛り上がった場では、私は聞き役です。
奉納相撲を仕切るのは、名誉なことです。
皆さん、別の仕事をされて地域に貢献されています。全員現役です。
私と同年配か先輩方です。
しゃべらず聞き入り、酒だけが進んでしまいました。
あんなに飲んだのに、今日の目覚めは爽やかでした。
いただいた茸を鍋いっぱいに入れ、味噌汁を炊きました。
合わせたのは、煮ても崩れぬ野菜ばかりです。
喉が渇きます。
(中略)
いただきました。飲んだ後の汁物は最高です。
酔っぱらって初めて分かる味噌汁の味です。
「わたしゃ 立つ鳥波に聞け」
ソーラン節の歌詞でした。
舟歌の一節と思っていました。
酔っぱらって未練を吐き出し、突き放さられる。
飲み助には、味噌汁が一番の良薬です。
帰ろかな もう一杯が 命取り
<<あとがき>>
「これくらいが、ちょうどよい」と酒場を出ましたが、すでに酩酊状態でした。
40歳を過ぎたころから、黄色信号と赤色の時間差が、極端に短くなりました。
かかあが、一週間は口をきいてくれない。
こんなことが何度かありました。それでもやめられない。
味噌汁だけが、慰めてくれます。