故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

寿命

2022-04-08 09:49:06 | よもやま話

絵のタイトルは、「こんな日が来るんだね」です。
待ち望んだ春だったのです。


泡沫(うたかた)は 流れに淀み 身を任せ

具合が悪くなると、このまま逝くのかなと考えます。
今日のタイトルは、「寿命」です。

昔はこうしたな。
かつて、こんな良いことがあった。
さて、死の淵に立った時、それは意味があるでしょうか。
過去と現在のすべてを受け入れる。
どんな金持ちでも、裸一貫で旅立ちます。

別れた彼女がいます。
数十年前に出会った、そして別れた。
その人との「寿命」は、その時点で終わっています。
苦い思い出として残る人もいれば、輝かしいページとして忘れられない人もいる。

ある人が書いた小説を、作者が没後読む。
亡くなっている小説家の「寿命」は、読者に蘇ります。
藤子不二雄Aさんが亡くなった。
笑うセールスマンの「寿命」は永遠に尽きない。
スポットライトが当たっている人と壁の花と見間違う人がいる。
「寿命」と存在が相反する事柄であれば、多くの人の寿命は尽きている。
関心が有るか無いかで、「寿命」の意味は大きく違う。

ただ、殺すことで「寿命」を刻まれたくないとは思います。
戦争で日本人がやったこと、ロシア人が今やっていると疑われていること。
これは犯罪として償われます。
殺し合いの戦争に行った親父はあったことを語ることがありませんでした。
その後の親父にどう影響したのか知る由もありません。

「寿命」を迎える。
前かがみに尽きる方もおられるでしょう。
後ろ髪を引っ張られるように、悔しがる人もいるでしょう。
久しい縁者を集める葬式で、死者が一度は良いことをする。

オーバーワークやハラスメントで寿命を縮めなくてもよいのです。
休むことで叶うなら、寿命を延ばしましょう。
きっと、快復したからそう思うのでしょう。

2022年4月8日

寿命とは、
命のある間の長さ。命数。齢(よわい)。生命。
転じて、物が使用され得る期間。
(理)素粒子・放射性元素・分子などが、ある特定の状態に存在する時間。
(広辞苑より)
コメント
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