故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

苦労して、耳を傾ける

2022-04-14 18:03:34 | よもやま話

絵のタイトルは、「不本意」です。
私は死ぬまでこうして生きていくのだろうか。


なんの苦労をしても良いと考えます。
苗を植えれば、水が足りないのじゃないかと心配する。
枯らして初めて分かります。
今日のタイトルは、「苦労して、耳を傾ける」です。

エミリー・ブロンテが書いた小説「嵐が丘」の映画を観た。
妻は、大学生の頃小説を読んだらしいが、難しくてよく理解できなかったと言う。
作者の表現の仕方が難しく、発表された当時は不評で、後に名作とされた。
映画で表現されている憧れと真実の狭間に揺れ動くのは、若いほど振幅は大きいと思われます。
手にして「こんなもんじゃなかった」と、
または無くして「早く気づいていたら」と思うものではないでしょうか。

先輩やおじさんの話は、どうも苦手であった。
自分が同じような年齢になり、同じことをしているのさえ気づかない。
苦言を言ってくれる唯一といってもよい、妻の話は聞けるようになった。
苦労はしない方が良いが、しなけりゃ人の話が沁みてこないものです。
困ったもんだ。

向田邦子の「父の詫び状」のように、娘を迎えに行き、改札口の外で下駄の上に寝てしまう。
ここまで至るには、まだ相当かかりそうだ。

2022年4月14日
コメント
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