故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

風の便り

2017-06-22 05:27:44 | プロジェクトエンジニアー

瀬戸内で見た「おーて」です。
冬の北風が吹きすさぶ中、おーての内はもう春でした。


タイトルなしで書き始めました。
今日は風が強いようです。
この辺りは山が遠くにあり、風は畑を抜けまともに家にぶつかります。
小さな山懐に家を配置します。北に森があり南が開けているのが理想です。

今日のタイトルは、「風の便り」としましょう。

風が吹き送ること。風の使い。
どこから来たとも分らぬほのかな便り。うわさ。風聞(ふうぶん)
(広辞苑より)
どれをとっても、曖昧な表現です。
どうして連絡をしてきたの。
なんとなく気になる存在や事柄が、ふとしたことで脳裏をかすめます。
人に対する気持ちは、十人十色それぞれです。
あの人に会いたいとふと思う。
あの人の噂を聞いた。どうしているのかな。

どうやら、自分の中の「あの人」について思い起こすことになるのでしょう。
「風の便り」とは、そのきっかけかもしれません。
「あの人」とは、自分にとってけっしてNG(NO good)ではないようです。

人の脳は、いろんな刺激に反応します。
毎日のブログもそうです。
今一番気にしていることを記事にするようにしています。
似顔絵を描くときに似ています。
一番印象に残る部位から描きます。
その部位は、きっと自分にとって心地よいところなんでしょう。
あなたのここが好き。
ここを見て、あなたと分かる。

風の便り。
亡くなった方もいることでしょう。
長く会わない方もいるでしょう。
その方の顔は、いつも同じでしょうか。
最後に会った日より以前の顔のはずです。
不思議なもので、思い出す顔はその人そのものではないことがあります。
その人は、笑ったり泣いたりしています。これが風の便りです。

風の便り。
目の前で話している人でさえ、とらえどころが無い時もあります。
この人は何者。何を考えているのかな。
心が動かぬ人とは、風のようなものかもしれません。
いつしか風の便りのような存在になるのでしょう。

風の便り。
思い出す人は、なんらかの関わりがあった人です。
印象に残っている人です。そしてことがらです。
こうして書いていると、実に多くの人の顔を思い浮かべました。
人間の脳は、素晴らしい。閃きの連続です。

風の便りのおしまいは、笑顔にしましょう。
こころが温まる思い出です。

風にのり 匂いかぐわし あの人の

2017年6月22日
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