瀬戸内で見た「おーて」です。
冬の北風が吹きすさぶ中、おーての内はもう春でした。
タイトルなしで書き始めました。
今日は風が強いようです。
この辺りは山が遠くにあり、風は畑を抜けまともに家にぶつかります。
小さな山懐に家を配置します。北に森があり南が開けているのが理想です。
今日のタイトルは、「風の便り」としましょう。
風が吹き送ること。風の使い。
どこから来たとも分らぬほのかな便り。うわさ。風聞(ふうぶん)
(広辞苑より)
どれをとっても、曖昧な表現です。
どうして連絡をしてきたの。
なんとなく気になる存在や事柄が、ふとしたことで脳裏をかすめます。
人に対する気持ちは、十人十色それぞれです。
あの人に会いたいとふと思う。
あの人の噂を聞いた。どうしているのかな。
どうやら、自分の中の「あの人」について思い起こすことになるのでしょう。
「風の便り」とは、そのきっかけかもしれません。
「あの人」とは、自分にとってけっしてNG(NO good)ではないようです。
人の脳は、いろんな刺激に反応します。
毎日のブログもそうです。
今一番気にしていることを記事にするようにしています。
似顔絵を描くときに似ています。
一番印象に残る部位から描きます。
その部位は、きっと自分にとって心地よいところなんでしょう。
あなたのここが好き。
ここを見て、あなたと分かる。
風の便り。
亡くなった方もいることでしょう。
長く会わない方もいるでしょう。
その方の顔は、いつも同じでしょうか。
最後に会った日より以前の顔のはずです。
不思議なもので、思い出す顔はその人そのものではないことがあります。
その人は、笑ったり泣いたりしています。これが風の便りです。
風の便り。
目の前で話している人でさえ、とらえどころが無い時もあります。
この人は何者。何を考えているのかな。
心が動かぬ人とは、風のようなものかもしれません。
いつしか風の便りのような存在になるのでしょう。
風の便り。
思い出す人は、なんらかの関わりがあった人です。
印象に残っている人です。そしてことがらです。
こうして書いていると、実に多くの人の顔を思い浮かべました。
人間の脳は、素晴らしい。閃きの連続です。
風の便りのおしまいは、笑顔にしましょう。
こころが温まる思い出です。
風にのり 匂いかぐわし あの人の
2017年6月22日
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