母の法事で久しぶりに会った従兄です。
上手に皆さんの話を聞かれていました。
何が上手なのか。
今日のテーマは、「一人と話し込む」です。
若い頃は、多くの人と話しの輪の中心にいるようにしていました。
やらかすことも半端ではなく、犯罪に近いことも幾度となくやらかしていました。
公安警察に、「今晩泊まっていくか」と脅かされたり、
起きたら、バス停で大勢の会社員が私の顔を覗き込んでいました。
昨夜動かしたバス停のコンクリートを枕に寝てしまいました。
飲み会の幹事を任されて、飲み会のお金と同じくらい店の破壊料を払ってきました。
面白い奴だと皆からはやされて大いに羽目を外していました。
亡きかみさんが、総務課長に私との結婚報告に行くと、
あいつだけはやめとけ。と諭されたそうです。
いつしか大人になり、一人と話し込むようになりました。
大人と言っても最近のことです。
知らない人と友達になる。
胸襟を開き、とことん話を聞く。
そんな訳で、初めての会ではあいつは何者となってしまいます。
昨日がそんな夜でした。
お前のやっているカフェに行こうとなりました。
総勢11人が妻の運転する軽自動車のピストン輸送で乗り込んできました。
今日はレンタル料だけで後は店のサービスと、
酒と肴(お好み焼きとつまみ)を出しました。
飲むこと騒ぐこと、階段から落ちる者。
皆さん、どこかで何かの会社の社長さんばかりです。
とことん話したゴルフの先生が、集めてきたよとレンタル料を渡してくれました。
会も終わりの頃、みんなからさらに集めておいたよ。
と飲み代を置かれて行きました。さすがです。
小さな田舎の魑魅魍魎(山の怪物や川の怪物。さまざまのばけもの。広辞苑より)の
世界です。酔っぱらっていない時に、似顔絵にしてお礼をしましょう。
「一人と話し込む」でした。
月夜寺 狸と狐 ぽんぽこぽん
2017年6月24日
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます