故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

一人でカフェをやる

2017-06-23 07:05:53 | プロジェクトエンジニアー

小屋で一休み。風が木々の間を通り抜けます。
ああ来てよかった。また来ようね。


今日のタイトルは、「一人でカフェをやる」です。
やってみなければわからぬものです。

カフェでやることは、大きく4つあります。
パンを作る。
コーヒーと紅茶を淹れる。
お好み焼きを焼く。
注文を聞くなど接客をする。

これを一人でやりました。
開店以来初めてのことです。
パニックにはなりませんでした。
大変なことだと認識できたし、こうすればできるのではないかと考えられました。

パン焼きのリードタイムは3時間半。
粉の配合を暇な時(事前)にし、ミックス粉を冷蔵庫で保管することにしました。
30分詰められました。開店(11時)までには焼き上げる。

アイスコーヒーは、2人分を淹れる。
一人に出して、残りは冷蔵庫で保管する。

ホットな飲み物作りとお好み焼きは両立させる。
それには、お好み焼きの鉄板の温度を2ゾーンにする。
焼き温度(220℃)と保管温度(150℃)のゾーンで対応する。
つまり、飲み物を優先させます。

注文は、来店時に聞く。

ケーキ類は事前に一人分をカットして保管しておく。
取り分ける手袋(衛生上)の位置は確認しておく。

洗い物は、出すものが終わるまで保管する場所を確保する。
つまり洗わない。作る方に専念する。

保管場所は常に同じ場所にする。
作業中は、考えることをやめてひたすらルーチンワークに徹する。
頭は、お客との会話に傾ける。
身体は動かしても、口は接客を続ける。
そうすることで、リラックスできます。
どちらもやっているという安心感があります。

客との会話が進めば、現在の進行具合が伝わり客は安心されます。
暇な時は椅子に座って休む。
カフェに入ると、終わるまで立ちっぱなしになります。

何よりも大事なのは、忙しいことを楽しむことです。
少しの客でも、これで材料代が出たと喜ぶことです。
客が忙しいそうなのも楽しんでくれていると思えることです。
余りそうな時は、どんどんサービスで持ち帰ってもらいます。
捨てる手間と、売れ残ったと悩む苦労がなくなります。
仕事が終ると、在庫はからっぽです。

一人でカフェをやる。
昨日は、私が楽しませていただきました。
反省点は昨日のうちに妻と話し、対策をしました。
今日は妻が一人でカフェをやる。
楽しんでいただきましょう。

私達はカフェの経験もありませんし、接客の訓練も受けていません。
客からは、大丈夫かなと思われていることでしょう。
こうしたらと客から言われます。
素直に聞いて改善します。
何にも決まりごとはありません。
残念なことに味(テイスト)が毎回違うかもしれません。
ごめんなさいと、自分たちが作ったものを飲んで食べて毎日評価しています。
おかげで、美味しいコーヒーが飲め、我が家の食費は助かっています。

新作メニューを売る前に試食会をやっています。
参加費として、材料代だけをいただきます。
思った通り(たまには酷評)に評して帰られます。
それでよいのです。カフェは集うためにあります。

小学低学年の子供が、
「おばちゃん、いつものものをお願い」と注文します。
隣で、パパとママは目をぱちくりです。
留守番の時、婆とくるんだものね。

手をするり 数えるやめて 茶が苦し 

2017年6月23日
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