先輩夫婦です。
呼び名は、「かあちゃんとうちゃん」です。
えへへ。
今日のタイトルは、「さん付けで呼ぶ」です。
起きてすでに1時間半が経ちました。
ほんわかと幸せな時間です。
あれこれと、昔のことが目に浮かぶ。
夢のような人生を歩ませていただいた。産まれてよかった。
母は、自分の子ども達を「さん付け」で呼んでいました。
そのためか、ガキの頃から私は友達に「さん付け」で呼ばれていました。
私も、再婚を機に息子や娘を「さん付け」で呼ぶことにしました。
何年かして、子ども達は私に尊敬の言葉をかけてくれるようになりました。
ねぎらいのような、感謝の言葉も聞くようになりました。
時には、師弟関係のような、同志のような雰囲気です。
昔勤めていたエンジニアリング会社では、社長も部長も上司は全員「さん付け」で呼んでいました。
半分以上の社員が、肩書だけは「担当課長」や「担当部長」でした。
本当の課長が、部下より年下と言うこともあったのでしょう。
風通しが良かった。なんでも言えた。
転職した外資系の機械メーカーでは、上司をファーストネームで呼んだ。
さすがに、日本支社では「さん付け」であった。
だから、外国から日本へ出張してきた外国人も倣って「さん付け」で呼び合った。
外国へ出張した時は、私も名前の前半二文字で呼ばれることになった。
呼ばれた時は、くすぐったかったが、直に慣れた。
夫婦間で呼び合うのは、いつしか「おとうさん」、「おかあさん」である。
そして、「じいさん」、「ばあさん」と呼び合うようになる。
家族の多く(特に、子や孫)が使う呼び名に変わっていくのである。
私達は再婚故、ファーストネームで互いを呼び合っています。
時に、友人に真似されて、からかわれます。
仲のいいこと。そうなんです。
さらに相手を好きになるから、皆さんもファーストネームで呼び合うことを勧めます。
自分の子供を「さん付け」で呼ぶようになってから、世代交代を意識するようになった。
自分の家の戸主は息子になった。
子供たちを一人の成人と見るようになった。
さん付けを使い始めの頃は、「何か魂胆があるの」と子供たちに疑われた。
両親のことを、「父ちゃん」、「母ちゃん」と呼んでいた。
高校生の頃は、呼び名は伏せて「あの」、「その」と呼びかけていた。
大学生になり、両親の元を離れてからは、堂々と「親父」、「お袋」にした。
呼び名は、人間関係の縮図です。
私は、年齢を負うごとに子供たちや仲間の呼び名を変えている。
それでいいのかな。
雪つもり 木の穴に棲む 目玉増え
2021年3月10日
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