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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

Survive 大作戦

2023-08-18 10:21:41 | よもやま話

絵のタイトルは、「阿吽」です。
これからを思うと、「阿」(呼気、最初)だけでもなく、「吽」(吸気、最後)だけでもでもない。
ただただ、生きる。


今日のタイトルは、「Survive(生き残る) 大作戦」です。
ゴッドファーザーは、酒・女・ギャンブルは法の網をくぐって、誰もが望むものである。
国家もこの部分から抜け目なく合法的に分け前にあずかっている。
ゴッドファーザーは、麻薬だけは手を出さなかった。
宗教的な意味もあるのか、法の網を潜り抜ける手立てはないからなのか、許さなかった。

私も酒を飲み、ギャンブルもし、岡場所にも通った。
今でも、毎日酒を飲み、煙草を吸い、月一でパチンコにも行く。
酒は、草刈りのお礼で一年間買ったことはない。
パチンコも街に一軒くらいは残ってほしいので、寄付するつもりで行く。

毎朝、朝食を作る。
今日も残りご飯でコンソメ味のおじやを作った。
ニラを採ってきた。
夏の葉物野菜は、どれも筋があり固い。
水が足りず、焼けた先端は惜しみなく外す。
コンポストにして畑に返すから惜しくはない。
おじやに入れるニラとネギは固いから電子レンジで温め柔らかくする。
見た目も味も大事である。
食欲をそそり、食べても違和感(歯に刺さる)がないと食が進む。

月に2回くらいは、夫婦でゴルフに行く。
一般道で行き、朝食は握り飯、とびきり安い限られたコースである。
スコアよりも、楽しく元気に回ることが、又来たいと思わせてくれる。
ゴルフの疲れをとるために、帰りに餌を買い、次の日は釣りに行く。
魚を釣るのは楽しい。
そして、良質なたんぱく質を採取できる。
余れば、近所に配ることができる。
庭の剪定も家の補修も自分たちでできるようになった。
道具もあり、経験も時間もある。
農業も10年(東北7年+島3年)目になり、土づくり野菜作りはできるようになった。

映画は、もっぱらテレビで古い名画を観る。
夜は、勝った負けたとカープ観戦である。
本は、図書館通いですむ。

野菜もたんぱく質も自家製にこだわり、娯楽も安上がりを一番にしている。
それで十分楽しい。
もっと、もっととお金に執着することはなくなった。
24時間妻と一緒の生活です。
今なお、謎多き妻です。
一生かけても、謎は深まるばかりでしょう。

私の「Survive(生き残り)大作戦」は、うまくいっているように思える。
未知の世界といえば、死に近づく道(試練)が残っている。
ピンピンコロリは、確率的に無理であろう。
認知症になり、運転免許を返納する。
どうやって凌ぐのか、経験したことがない知恵巡りである。

息子も娘もパートナーと新しい生活を始める。
彼らは、私の力も援助も必要としなくなった。
あとは「Survive大作戦」を練り、しずしずとやるだけです。

2023年8月18日
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将来を憂う

2023-08-17 04:48:05 | プロジェクトエンジニアー

トマトができました。
タイトルは、「誰の子」です。
育てた人のものでしょうか。
トマトはトマトのものです。
私たちは、おすそ分けをいただきます。


夜勤明けの眠い目をこすり、寮にあるシャワーで体をキンキンに冷やして寝た。
学生の頃のことである。
風呂がない6畳に住んでいた。
流し台に上がり洗面器に汲んだ水で体を洗った。
独身の頃である。

今日のタイトルは、「将来を憂う」である。
定年後、老後の準備としていくら蓄えておけばよいかと巷で騒いでいる。
2000万円あっても、足りぬ人もいる。
その金を蓄える人は、高給取りで入るだけ使える人であったと思われる。
生活を落とすことができないから、足りない。

定年後のシナリオを描いている人もおられるでしょう。
子供が独立したら、子育ての楽しみがなくなる。
老後には、旅行、読書や家族との団らんと個人的な趣味をしたいと思う。
図書館通いや旅行をやってみたが、2か月で飽きた。
若い時に夢見た趣味をしようにも、体力がない。
趣味の釣りに行っても、釣った魚をあげる人がいない。
今日も釣りに行けと、奥様の目が語る。
もっとひどいことに、家族との団らんを計画しても奥さんがいない。

今できることを一生懸命やったほうがよい。
今できないのに、将来できるはずがない。
お金がなければ働けばよい。
趣味のために必要なことだって、老後に始めればよい。
時間だけはたっぷりある。
筋肉は年をとってもつくらしい。

苦労して育て上げた子供も、国家や友人も、満足する援助はしてくれない。
そんなことを望むものなら、けんかになるし、がっかりするだけである。
友人だっていないかもしれないし、病気かもしれない。
準備も蓄えも必要ない。
今を一生懸命生きるだけで、知恵がつきなんでもやりこなせる力がつく。
健康だって、なるようにしかならない。
癌ができれば取ればよい。
透析しながら働けばよい。

今、奥さんを大事にしなければ、
定年後には大事にしたくてもいないかもしれない。
どうぞあなただけで旅行に行って、私は友達と行くわ。
年金が5万円しかなければ、それまでの贅沢を削ぎ落せばよい。
残すほど食べた美味いものは、最低限の栄養だけに限ればよい。
太らないし、糖尿にもならない。
貧乏が悪いわけでもない。
不幸が悪いわけでもない。

シベリア抑留を経験された女性(看護婦さん)が人に言われぬ悲惨な目に合った。
戦後帰国し、家族を持ち、囲まれ幸せを感じる。
不幸と幸福の振れ幅が大きい分だけ、私は幸せじゃないかと言われる。

将来を憂うより、今を生きる。
培ったコミュニケーション力と気概があれば、老後も安心です。

2023年8月17日
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本質

2023-08-16 04:17:12 | プロジェクトエンジニアー

この物語にあう絵はこれしかないでしょう。
タイトルは、「ぴょんぴょん」です。
かくありたい。


朝顔に つるべを与え 露を飲む

高校生の時、生物と地学が好きでした。
サッカー部に入っていました。
勉強するのは、往復のフェリーだけでした。
授業中は集中していました。
素敵な女性の横顔を見ることができ、寝る暇もなかった。
ノートを見て、その日のうちに習ったことを復習する毎日でした。
私のノートを後輩が貸してくれというので、貸しました。
仲間内で回したまま、帰ってきませんでした。

エンジニアリング会社に入り、議事録を作るために先輩と後輩のノートを借りました。
先輩のは、決まったことだけ数行でした。
後輩のは、発言を余すことなくびっしりと書いていました。
役に立ったのは、数行のほうでした。

今日のタイトルは、「本質」です。
会議で、最初に発言する上司。
自分の番が回ってきたときの準備に追われる部下。
困ったことに知恵を出し合ったり、戦略を練る会議ではありませんでした。

上司は、どこか(部下のアイデア横取り、新聞など)で借りてきたアイデアを開陳していました。
上司の発言で、会議の議事録は出来上がりました。
後輩は、ホームラン競争のでっち上げに心血を注いでいました。
長い会議は、無駄の一言でした。
後に、廊下で立ってやった、朝15分だけの会議のほうがよっぽど役に立った。
案件(毎日動く)ごとに、営業、設計、サービス、管理と社長が時系列と内容を追いました。

私は転職を繰り返しました。
元いた会社に2度出戻りました。
元居た会社から見れば、丁稚奉公に出したようなものでした。
実質3社で30年働きました。
転職したために、文化の違い、地球規模の異なる風土を見ることができました。
部下のアイデアと働きをわがものとし、のさばっていく同僚や先輩を見てきました。
ひたすらイエスマンの後輩(ノート馬鹿)も見てきました。
多くの者が仕事よりも出世でした。

転職することで学んだことは、「倫理的経済学」でした。
相手のことを考え、自分も得をする方法です。
ある工場の部長のゴーストライターをし、その報告書のチェックを本社の課長から依頼されました。
私が書いた報告書(名前だけ違う)を見て、「よくできてる」と言うしかありませんでした。
「あんたは馬鹿か、鈍いのか」と、なんとかして私を追っ払おうとする社長に食らいつきました。
社長は営業品目にない難題を持ち掛け、私が調べ上げて応える日々でした。
最後にはスカウトされましたが、実現しませんでした。
提出した見積書のヒット率は5%で、残りの95%(無理難題)は各社共通の悩みでした。

「飲む打つ買う」から脱却できない性と煩悩に、一瞬の悦楽を見つけるものの、後に来たつけに苦しみました。
綱渡りのような長い時間を過ごし、酸っぱいものをいっぱい飲み下しました。
2勝ゼロ敗はかなわず、1勝1敗がせいぜいでした。

きらびやかなきれいごと(鎧)は必要なく、数行の決まり事(羽)だけで過ごすようになりました。
なんと心地よいことか。
生きるから生かされているに気持ちが変わり、「させていただきます」と謙虚に生きていきたい。
かなわぬ夢ですが、フットワークだけは軽くなりました。

2023年8月16日
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先祖返り

2023-08-15 04:31:52 | よもやま話

絵のタイトルは、「ゴッドママ」です。
貧乏人の子だくさんです。


苔あおし 宿木朽ち果て 新命吹く

私は60歳の同窓会で、私が小学校5年生の時の先生の問いに応えようとした。
「われは、なして泣いとるんじゃ」
「皆の前で、自分で繕いをしているお前を褒めたのに」

半世紀前の私の気持ちは複雑だった。
繕いは、仕方なくやったこと。
本当は、忙しい母に縫ってほしかった.
褒められても、嬉しくなかった。
本当の気持ちを先生に伝えられないもどかしさと
自分に正直になれない悔しさだけを覚えていた。

今日のタイトルは、「先祖返り」です。
先祖ということを話すつもりはありません。
半世紀ほどの年月を経て、母に甘えたかった少年の切なさを思い出しただけです。

田舎が嫌で都会に出た。
世間知らずが、仕事を教えてもらい何とか食べることができるようになった。
うまく立ち回り、給料を増やしていった。
入るだけ出ていくことに気づくまで時間はかからなかった。
さらに増やすことばかりを考えてしまった。
増えさえすれば、生活を維持できる。
個人の時間まで仕事に捧げ、増やしてきた。

貧乏人は、仕事もない。
ゆえに、癒しどころによることもなく、まっすぐ家に帰る。
暖房さえも満足にない家で、家族がともに温めあいながら貧しい夕食を共にした。
金を稼ぐようになったら、付き合いも多く、磨くことも必要とされた。
お金は入った。
仕事も広範囲になった。

金が離れる家族をつなぎ壊していった。
より合わなくても、それぞれが幸せを得られる。
離職率は低いが、離婚率は高いという現実に向き合うことになった。
貧乏人は、毎日全員が食卓を囲み、一日あったことを話し合った。

一年に二回しか子供に会えない気帆船の船長は、子供にモダンな服と田舎にはないおもちゃを与えた。
子供はモダンな服を着て学校に行き、いじめられた。
珍しいおもちゃは、取り合いになった。
母が眠りながら編んでくれたセーターは、網目が飛んでいた。
しかし、温かったことを覚えている。

半世紀の「先祖返り」は、生きてきた時間を無駄にはしなかった。

2023年8月15日
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片づけはすぐに

2023-08-14 17:18:00 | よもやま話

絵のタイトルは、「温かくて湿っぽくて」です。
礼を言うこともできなかった。


切れぬ鋸 骨接ぎ代で 新品に

後でが効かなくなって久しい。
今日のからのような気もする。
見えるごみは拾う。
汚したものは洗う。
心配事は尽きないが、忘れてしまう。

今日のタイトルは、「片づけはすぐに」です。
徳も積んでいないし、自分が何ほどのものかよく知っている。
誇れるものもない。
あるがまま。

子供たちに負担をかけないように、葬式代とか入院費用や介護施設のお金を準備する。
最低限のことでよい。
残す金があるなら、生きてるうちに分けて(使う)おく。
予測できないことに準備をしても始まらない。
つつましく入るお金と出ていくお金がマイナスにならなければよい。
子供は、親の心配をする。
親は、子供の心配をする。
その言葉が通じるうちに、伝えておく。

あとは任せたと信じるだけです。
それが大事だと考える。
片づけをしようと思って隣の部屋に来たものの、あれ?なのである。
考えたことは、メモにとる。
必要な買い物もメモに取る。
品物を目にしたら、余計なものを買うに決まっている。
不要な赤札に手を伸ばすのも、終生変わらない。

「片づけはすぐに」は、歳を重ねるごとに心がけることである。
嘘の上塗りができないし、後で片づけるようと思っても手に余る(パワーがない)。

2023年8月14日
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