故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

将来を憂う

2023-08-17 04:48:05 | プロジェクトエンジニアー

トマトができました。
タイトルは、「誰の子」です。
育てた人のものでしょうか。
トマトはトマトのものです。
私たちは、おすそ分けをいただきます。


夜勤明けの眠い目をこすり、寮にあるシャワーで体をキンキンに冷やして寝た。
学生の頃のことである。
風呂がない6畳に住んでいた。
流し台に上がり洗面器に汲んだ水で体を洗った。
独身の頃である。

今日のタイトルは、「将来を憂う」である。
定年後、老後の準備としていくら蓄えておけばよいかと巷で騒いでいる。
2000万円あっても、足りぬ人もいる。
その金を蓄える人は、高給取りで入るだけ使える人であったと思われる。
生活を落とすことができないから、足りない。

定年後のシナリオを描いている人もおられるでしょう。
子供が独立したら、子育ての楽しみがなくなる。
老後には、旅行、読書や家族との団らんと個人的な趣味をしたいと思う。
図書館通いや旅行をやってみたが、2か月で飽きた。
若い時に夢見た趣味をしようにも、体力がない。
趣味の釣りに行っても、釣った魚をあげる人がいない。
今日も釣りに行けと、奥様の目が語る。
もっとひどいことに、家族との団らんを計画しても奥さんがいない。

今できることを一生懸命やったほうがよい。
今できないのに、将来できるはずがない。
お金がなければ働けばよい。
趣味のために必要なことだって、老後に始めればよい。
時間だけはたっぷりある。
筋肉は年をとってもつくらしい。

苦労して育て上げた子供も、国家や友人も、満足する援助はしてくれない。
そんなことを望むものなら、けんかになるし、がっかりするだけである。
友人だっていないかもしれないし、病気かもしれない。
準備も蓄えも必要ない。
今を一生懸命生きるだけで、知恵がつきなんでもやりこなせる力がつく。
健康だって、なるようにしかならない。
癌ができれば取ればよい。
透析しながら働けばよい。

今、奥さんを大事にしなければ、
定年後には大事にしたくてもいないかもしれない。
どうぞあなただけで旅行に行って、私は友達と行くわ。
年金が5万円しかなければ、それまでの贅沢を削ぎ落せばよい。
残すほど食べた美味いものは、最低限の栄養だけに限ればよい。
太らないし、糖尿にもならない。
貧乏が悪いわけでもない。
不幸が悪いわけでもない。

シベリア抑留を経験された女性(看護婦さん)が人に言われぬ悲惨な目に合った。
戦後帰国し、家族を持ち、囲まれ幸せを感じる。
不幸と幸福の振れ幅が大きい分だけ、私は幸せじゃないかと言われる。

将来を憂うより、今を生きる。
培ったコミュニケーション力と気概があれば、老後も安心です。

2023年8月17日
コメント
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