故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

リストラされなくて可哀そう

2023-08-03 04:38:35 | よもやま話

絵のタイトルは、「よう来んしゃった」です。
お寺の裏の五輪の塔です。
さらに奥に行くと参拝者用のお堂がありました。

絵のタイトルは、「やることがいぱい」です。
誰かに話しかけられた。
まだまだ、やることがあるんじゃないと追い返されました。


二度、同じ人からリストラされました。
社内では、カッターと呼ばれる人でした。
今日のタイトルは、「リストラされなくて可哀そう」です。
なに、強がり言ってんだよと大向こうから聞こえてきます。
再就職もうまくいかず、家族を路頭に迷わせたと、嘆く方もおられることでしょう。

一回転職すれば強くなるものです。
リストラされても、さらに給料をあげてやる。
リストラ担当者は、使命感に溢れています。
カッターに選ばれ、自負心の塊です。
おーお、そうかい。
結局、カッターは残るグループに属しているだけじゃないか。
その後も淀んだ空気をいっぱい吸って、定年後もつるんでいる。

リストラされた。
拾ってくれた。
もう、用なしです。
こんな言葉を何度も聞きました。
次の会社が、よく来てくれたとはなかなか言わない。
前の会社とは違うよと、三年間は本業を任されない。
誰もがやりたくない仕事(赤字解消など)が回ってくる。

まだあるかい。
同級生の床屋に確認します。
本人があると思えばあるんじゃない。
と床屋が答えます。
透けて向こうが見える髪の毛のことです。

もらった不幸を、やらかした失敗を人々は嘆きます。
よくぞ耐えた。
リストラされたから、違う仕事も経験できたし、知らない土地にも行けた。
そして思いがけず、知り合いが増えた。
ずーっとあとから思うことです。
カッターには、わからないだろうな。

救いのない暮らしはありません。
給料が半分になっても、離婚をしても、ムショに入ったとしても、
生きる意欲があれば、たいていのことはできます。
捨てる神あれば、拾う神あり。
おかげさまで、面白おかしく生きています。

2023年8月3日
コメント
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