地球にあしあと

地球の色々なところに足跡をつけてきました。

旅のはじまり

2007年07月20日 | Weblog
中国(麗江・成都・チベット自治区)⇒カトマンズ⇒ブータン⇒台北を巡る旅の始まりです。

まずは6月21日、関空から北京へ。
中国本土へ足を踏み入れるのは2度目ですが、空路で入るのは初めてです。
成田発の友人らとは北京空港で落ち合うことになっていますが、ちゃんと会えるのか不安。
空港で何かトラブったりしないだろうか。

が、そんな不安を吹き飛ばすかのように、到着してみると北京空港はとても近代的で、到着から入国審査、荷物の受け取りまでスムーズに終えることができました。
さすがオリンピックを控えているだけあります!

友人らの飛行機が到着するのにまだ1時間ほどあるので、中国人旅行者に紛れて国内線出発ターミナルの待ち合わせスペースに座って人間ウォッチング。
う~ん、よく見ると北京っ子もなかなかお洒落であることが判明しました。
さすがオリンピック。

しかし、待合場所でもあちこちで人が寝っころがってるのが、やはり中国ですな。


ずい分待ってもまだ友人が現れないので、下の出発ロビーまで見に行ったところ、2人にばったり遭遇。よかった!
よく見ると、私の荷物が一番小さくコンパクトにまとまっています。えへん。(自慢)

さて、国内線出発までの時間つぶしに空港内で茶楼へ行きメニューを見たところ、値段がめちゃくちゃ高くてビックリ!
ウエイトレスの女の子がかな~り微妙な英語で一生懸命お茶の説明をしてくれるのですが、説明はともかく値段が高すぎるー!
思わず「高いよ!」と中国語で文句を言うと、中国語ができると勘違いされ、今度は中国語でペラペラ説明されてしまいました。
あ、すんません。そういうセリフばっかり知ってて、きちんと中国語できるわけでは・・・。一応、旅の中国語ブックは持参してますけど~。

すったもんだの末、プーアール茶1ポットとそれぞれ軽食を注文することに。
私はワンタンスープ。Sさんは排骨麺、Tちゃんはご飯とおかずのプレート。

中国の習慣か、食事が先に出てきてお茶はなかなか出てきません。
食べ終わった頃にやっと女の子がやってきて、目の前で中国作法のお茶を入れてくれました。
ちなみにお茶は小さな茶筒ごと持ってきてくれたので、余った茶葉は今後旅の友となります。おつまみのひまわりの種と共に。

さて、ここからSさんは北京観光へと出かけていき、2日後に成都で再会します。
私とTちゃんは国内線乗り場へ移動・・・するつもりが、国内出発のモニターを見ても私達の便名がない!

むむっ。これは何事ぞや?
キャンセルだったらキャンセルと書いてあるはずなのに、全く表示がない!
もしや騙された???

実は今回、中国国内の航空チケットは全てE-チケットだったのです。
北京や成都などの大都市はともかく、麗江なんか本当にE-チケットで大丈夫なんだろうかという不安を抱えていました。
出発前にネットで調べたところ、北京などでも空港職員の認識が徹底しておらず、紙を見せても何のことだか分からない職員もいて、「なんじゃこれ?」という感じで理解してもらえず、色んなカウンターをたらい回しにされて大変だったとか。

また、チベットを含む中国国内の観光は、中国の桂林にある旅行代理店にツアー手配を頼んだので100%信用しきれておらず、不安は払拭されません。
チケットだけでなく、ツアー手配も「だまされているかも知れない」との疑いをぬぐいきれず、わざわざ海外用の携帯電話をレンタルしてきました。
何かあった時(空港についても誰も迎えに来ていない、ホテルの手配がされていない、航空券の手配がされていない、Etc.)にすぐに自分で対応できるように!

さて、とにかく現状を把握せねばなりません。
チェックインカウンター近くにいた空港職員に紙を見せて、「このフライトを探しているのですが・・・」と言うと、あっさり「そっちのカウンターでチェックインして下さい」とのこと。
疑いつつチェックインカウンターまで行きE-チケットの紙を見せると、こちらもあっさりチェックインを受け付けてくれました。
よ、よかった。幽霊飛行機じゃなかったのか。

でも飛ぶなら飛ぶでどこかに表示しとけよ!

ちなみに私の心配(というか疑い)は良い方に裏切られ、成都や麗江でもE-チケットで全て問題なく、ツアーも一応ちゃんと手配されていました。(ガイドの良し悪しには、各地で大きく差がありましたが。)

無事成都行きの国内線にチェックインでき、安心して出発ゲートに行くと、これまた私達の乗る便が書いていないんですわ。
正確に言うと、搭乗券に記載されている搭乗口(例えば14番としましょうか)には別の行き先、別の便名が書かれています。

う~ん、これはどうしたものか。
やっぱり幽霊飛行機??と思っていると、Tちゃんが「あそこに14Aというゲートがあるよ」と。
しかしその搭乗口には何の便名も・・・。

とりあえず14Aに行ってみて、カウンターに座ってるお姉さんに搭乗券を見せて、「この成都行きのフライトはここですか?」と聞くと、かなり面倒くさそうに「そうだ」と言います。
だったら書いとけよ!

近くのベンチに座って見ていると、案の定中国人客も次から次へとカウンターへ聞きに行ってます。
その度に不親切そうに教えてくれる係のお姉さん。
そんなに対応するのがうっとおしければ、便名ぐらい書いとけ~。
手書きでもいいから1枚案内を貼っておけば済むことなのに・・・。


私達が座っている目の前にとあるお土産物屋さんがあったのですが、そこで衝撃の場面に遭遇!

おばあちゃん、お母さん、娘(2歳ぐらい)らしき3人組なのですが・・・。
ふと見るとおばあちゃんが、お尻丸出しの子供を抱えています。
そこへすかさず母親らしき人がビニール袋をスタンバイ。

も、もしや・・・?


そうです。
その人たちは子供におしっこをさせていたのです!

確かに小さい子とはいえ、ここは空港内です。
すぐ近くにちゃんとトイレはございます。
百歩譲って子供がどうしても我慢できないと言ったとしましょう。
それでももうちょっと隅っこの方でできませんか?

ここはお土産屋さんの店の入り口で、多くの人の目に触れる場所だ~!

さすが中国・・・。(絶句)

事件そのものもショックでしたが、そのビニール袋に入れたおしっこを、その後どうするつもりか気になって仕方ありませんでした。


さてさて、ひとつ問題をクリアし北京から無事に成都へ到着。
でもまだまだ油断はできません!
今日はこの先まだ麗江まで行かねばならぬのですから!

乗り継ぎの時間つぶしに、成都空港内のレストランにお茶を飲みに入りました。
結構大都市なのに英語が通じず、「旅の中国語ブック」を頼りに必死に意思表示。
この際筆談もオーケーですけど。

そしてさすが中国。
一旦座って注文した場所から何故か別のテーブルに移動させられ、「はいはい」と逆らわずに移動すると、しばらくしてまた別の店員がやってきて、下の階の席に移動させられました。

で、下の階でまた別の人に再度注文を聞かれる、と。
ま。途上国で慣れてますけどね・・・。


成都からもめでたく無事出発でき、麗江に到着したのは深夜です。
ちゃんと迎えのガイドさんを発見するまでは安心できない!

と、気を緩めずにいましたが、無事にガイドさんを発見することができて、めでたしめでたし。

本日の懸案事項を全てクリアして、無事に大阪から麗江までたどり着くことができました。


空港から市内までの道は広くて綺麗に整備されており、便利で快適だけど、ある意味がっかり。


私達が泊まったホテル、麗江観光飯店のロビーはいかにも中国チックな派手な装飾であふれています。さすが。


部屋はとても奇麗でした。



小さなウォーターサーバーがかわいい。



ウォーターサーバーの側面にはちょっぴり微妙な感じのする日本語が書かれています。



ちなみにこのウォーターサーバー、電流が不安定なのか電気がついたり消えたりします。
だからお茶を飲みたいときにお湯が出ない場合もあり・・・。

ま、中国ですから・・・。



さあ、明日から観光が始まりますよ!