翌朝。
出かける前にこれでもかというぐらい日焼け止めをしっかり塗りこむ。
そしてビュッフェ会場へGO。
がっつり食べる気満々です
オープンエアで気持ちのいいテラスで朝食。
スズメにパンを上げたりなんかして、ゆったりを満喫。
が、食事をしている途中に背中で「ブチッ」と嫌な音が。
ピリピンのデパートで買った安物の水着、ブラの留め金であるプラスチックがあっさり割れたようだ。
着用2日目にして故障。
購入時から、プラスチックがいかにも薄くてすぐに割れそうな素材だとは思ったけど、あまりに早い。
こういう小さなところでも日本で売られている製品との品質の違いを実感するのである。
ゆみとゆかがプールへ行っている間、着替えるために部屋に戻ってみると、前年ながら清掃中。
仕方ないのでロビーで座ってぼんやりしたり、海の景色を眺めたりしていたが、一向に掃除が終わる気配がない。
廊下をぶらぶらしているとホテルスタッフが話しかけてきた。
ここはフィリピンである。
ゲストにさわやかにあいさつし、必要以上に干渉しないなどという細やかな気遣いはない。
スタッフがしつこくプライベートなことまで聞いてくるので、適当に嘘を答えていたら、自分の家族の話までし始め、正直うっとおしい。
もちろん相手の顔色を読み取って、なんてことはない。
ずいぶん長い間立ち話をし、ようやく退散。
が、部屋掃除はまだ終わらない。
何をそんなに時間かかるんや!
いやいや、怒ってはいけない。
ここはピリピン。
しかもセブ島というリゾートなので、マニラ以上にスタッフはダラダラしていると考えて間違いないだろう。
あまりにいつまで経っても掃除が終わらないので、一度ゆみゆかのいるプールへ戻り、しばしくつろぐ。
かなり経ってから部屋に戻ると、ちょうど清掃が終わって出てきたところだった。
まったくもう。
ゆかの水着を借りて出直し。
ビーチで場所を確保し、トロピカルドリンクで気分を盛り上げる。
浅瀬でも魚がいっぱいいる。
ふと見ると、中国人とおぼしき小さな女の子がパンを手にしており、彼女の周りにはすごい数の魚が寄ってきている。
「すごいね~!」などと言っていると、どこからか彼女のお父さんと思しき人物がやってきて、私たちにもパンを分けてくれた。
黄色と黒の縞模様の魚があれよあれよと寄ってくる。
パンが無くなった頃にまたどこからともなくお父さんが現れ、新しいパンをくれるため、なかなか水から上がることができない…。
いや~、でもこのおさかなさんの群れには感動だ。
海って楽しい。
小腹が空いたので、敷地内にある海が見えるレストランでランチ。
バジルとエビのパスタとか、
トマトとモッツァレラのサラダとか、
マルゲリータピッツァとか、それはもうおいしゅうございました
腹ごしらえの後は、本格的にライフジャケットとフィンを借りてシュノーケリングに。
本日もゆかの背中に子亀のようにくっついて沖合まで。
浅瀬と違ってさらにいろんな魚がいて、もう感激!
「ニモ」でおなじみのクマノミもいっぱいいてかわいかった。
それにしても、海の底は広大で、神秘の世界。
そして、自分の呼吸の音だけが心地よく響く、最高のリラックス空間だ。
ダイビングをする人の気持ちが大いにわかる。
でもやっぱり怖いのでダイビングはできない。
シュノーケリングにもずいぶん慣れてきて、たまに鼻に海水が入ってきても慌てず対処することができるようになる。
なんせ、ライフジャケット着てるから沈まないもんね~
沖合でえさやりをすると、これまたすごい数のいろんな魚が集団で食いついてきて、恐ろしいぐらいだった。
あ~、今日は十分にシュノーケリングを堪能したなあ。
海のリゾートっていいなあ
夜は敷地内の風景を楽しみながら、ディナーへ。
シーフードのお店で、まずはパン。
う~ん、このパンを持ってもう一度魚くんたちに会いに行きたくなる。
そして山盛りのシーフードプラッターに、
シーフードパエリア。
極楽だあ
この夜、私を若干の悲劇が襲う。
ご機嫌よく眠りについたはいいが、夜中に足に激しいかゆみを感じて目が覚める。
嫌な予感が頭をよぎる。
シーフードいっぱい食べたから、じんましんだろうか?
過去に2度、原因不明のとんでもなくつらいじんましんを経験してるので、今度はまたそれ以上のが来るのだろうかと警戒。
今度来たら命を落とすのではないだろうかと思うぐらい、前回はしんどかった。
2人が寝てるのでそっとバスルームに行き患部を確認。
すると右足の一部が蚊に刺されたように腫れている。
幸い患部はそこだけのようだ。
くらげかな?
冷やしたいんだけど、冷蔵庫を開けてがさごそすると迷惑だろうと思い、少し水で冷やし、かゆいのを我慢してそのまま就寝。
どうか広がりませんように!