サリナ

本日、インドネシアは祝日なので、まだ行ったことのないサリナ・デパートへ出かけてみた。
サリナはインドネシアで一番古いデパート。
たしかスカルノ大統領時代にできたんじゃなかったっけ。


余談だが、デヴィ・スカルノの自伝を読んだが、自分のことは徹底的に自慢し、他人のことは徹底的にけなしているので、話半分に読んでおいた方がいい。
その時代にどういうことがあったのかという情報は面白いけど。


サリナ・デパートはジャカルタ中心部の目抜き通り沿いにある。
日本大使館の斜め前ぐらい。
グランドインドネシアのすぐ近く。
ここのロータリーは必ずデモ隊が集まるところで、デモがなくても普段からもっとも渋滞する場所なのであまり行きたくないエリアだ。


またまた余談だが、デモと言えば5月1日のメーデーの日も当然ながらデモがあった。
その日、珍しく平日かつ翌日から出張なのにやる気が出て、仕事が終わってからホットヨガに行った。
ところが、受付で「タオルちょうだい」と言うと、「メーデーの渋滞でまだ届いてない」と言われた。
家がすぐ隣なので自分ちのバスタオルを取りに帰ろうかと思ったが、「今向かっているのでもうすぐ着く」と言われたので待っていた。
が、案の定、待てど暮らせど来ない。
タオルにあぶれた人たちが今か今かと待っている。

とうとうヨガ開始時間が来てしまった。
受付の子に「届き次第渡すから」と言われ、何人かの人はバスタオルなしで始めたが、ホットヨガをバスタオルなしで始めるなんてあり得ない！
すぐに大量の汗をかくので、ヨガマットはべちょべちょになるし、汗で滑って危険だと思う。
結局私はその日、キャンセルして家に帰った。

こういうこと一つ取っても、やっぱりインドネシアはまだ先進国ではないなあと感じる。
ヨガスタジオやスパなど、お客さんにタオルを貸出しする施設で、「タオルが届いてないのでありません」って、日本ではあり得ないもんね。



さて、サリナ・デパートはインドネシアで一番古いデパートだけあって、建物もやや老朽化しているが、それなりにブランドショップなども入っている。

3～4階にはバティック売り場が充実しており、5階はハンディクラフト売り場。
以前行ったブロックMのパサラヤと値段的にも同じぐらいだったので、やはり渋滞を避けてパサラヤに行った方がいいかもしれない。
ただ、5階に変わった形のかわいい木のサンダルがたくさん売られていたので、これはサリナならではのいいところかもしれない。
残念ながらサイズが合わなかったので買わなかったが、3,000円前後で個性的なデザインのサンダルが色々あった。

あと、Kopi Luwak（ジャコウネコのフンから取り出したコーヒー豆を使ったコーヒー）が飲める喫茶店みたいなのがあったので入ろうかと思ったが、おじさんたちが中でタバコを吸っていたのでやめた。
このデパート、どの階もタバコくさいのが気になる…。

Kopi Luwakはお土産としてもたくさん売られているが、かなりの高級品なので、1人前ぐらいのパッケージでも数千円のお値段がついている。



デパートに来ると大抵、地下のフードコートなどで食事をする。
今日もローカルインドネシア料理。

こちら、アヤム・バカール・リチャリチャ。





鶏肉を焼いて、上から辛いソースをかけてある。
まあ、インドネシア料理と言えば、大抵上から辛いソースがかかっているものである。

ご覧の通り野菜はほとんどない。
インドネシア人は濃い味付けの少量のおかずとたくさんの白いご飯を食べる。




サンダル意外に欲しいものも見当たらなかったので、結局何も買わずサリナを後に。
自宅前のプラザ・スナヤンで買い物してしまった。


さて、お昼にインドネシア料理を食べるとやはり重いというか、なんというか…。
夜になってもお腹が空かない。
パームオイルのせいだろうか。


で、結局夜はベジーに。




自分で作ったドレッシングが思いのほかおいしくてご機嫌
これで今日はプラマイゼロということにしておこう。