地球にあしあと

地球の色々なところに足跡をつけてきました。

ハノイ!3

2013年07月01日 | Weblog
ハノイ3日目。
今日はフォン寺(香寺)1日ツアーに参加。

出発時間がそれほど早くないので、朝ごはんを食べに散歩がてら出かける。

朝のハノイはあちこちでバドミントンをする人たち、サッカーをする若者たち、エアロビをするおばちゃんたちなどでにぎわっている。









もちろん湖の周りをウォーキング派、ジョギング派も。








さて、向かった先は、昨夜Co Lieuから教えてもらったバインミー(サンドイッチ)屋さん。

ショーケースがグロテスク。





ここでパテやらハムやらを入れたバインミーを1つ作ってもらってお持ち帰り。





そしてそれを持って、私がいた頃にはまだなかったおしゃれなカフェでコーヒーとともに頂く。
ああ、至福のひととき。










その後またブラブラ写真など撮りながらホテルへ戻る。










そしてツアーのガイドが迎えに来るので、ホテルロビーで待つ。
が、待てど暮らせど、来ない。
お金は先払いなので、嫌な予感がよぎる。

まきさんがホテルの玄関付近を見に行くと、使えなさそうな兄ちゃんが佇んでおり、今まさにもう帰ろうとしていたとのこと。
声をかけてみると、本日のツアーのガイドだった。
おいおい、普通ロビー中探すだろ、それらしき人に声かけて。
何帰ろうとしてんねん。

ムッとしつつガイドに従って外で待ってるバンに乗り込むと、あちこちで同じツアーのお客さんをピックアップしてきたので、ほぼ満席。
彼らを待たせていたことになる。
まるで私たちが寝坊でもしたみたいじゃんか!
早くからロビーで待ってたのに!


なにはともあれ、バンはフォン寺に向けて出発。





車内では使えないガイドがにこやかに英語であいさつをする。
目的地までは、ハノイ中心部から2時間ほど走り、そこからさらに船に乗り換えて1時間半。
長い道のりだ。

しばらく走ると、ガラの悪い若者がバンに飛び乗ってきた。
ガイドの1人かと思ったけど、どうやら単に友達をピックアップしたらしい。
まあ、途上国のツアーでこういうことはよくある。
公私混同、ですな。


次にちょっと化粧の濃い女の子をピックアップ。
これはどうやらガイドの彼女らしい。
彼女とのデート+友達との遠足をこのツアーで実現。
そう、公私混同。


バンは途中、トイレ休憩と称して強制的に大型のお土産物屋さんに停車。
私たちの乗ってるバンはボロボロなんだけど、隣に停まっている観光バスはピカピカだ。
見ると、韓国からのツアー御一行様らしい。
いいな~。

このお土産物屋さんは、確か昔ハロン湾へ行く途中で立ち寄ったのと同じ場所だ。
中では障害を持った人たちが刺繍をしているところも見られる。

特に買いたいものものないので、ぶらぶら暇をつぶす。

不出来なガイドに置いてけぼりを食っても嫌なので、玄関付近で待機して、みんなが戻ってきたらすかさずバンに乗り込む。



そしてようやく船着き場エリアに到着。




この辺りは変わった形の山が連なっている。





ここから手漕ぎ船に乗り換え。
漕ぎ手はおばちゃん。




↑このチェックのシャツの兄ちゃんが、後々外国人観光客からブーイングだったガイド。



手漕ぎ船でまったりと出発。
この前のカリマンタンをちょっと思い出す。
オランウータンが出てきそうな感じ。














1時間半ほど、えっちらおっちらとおばちゃんが船を漕いだ後、とある島に上陸。




どうやらここから参道か。







と、その前にかわいい犬の親子がいたので激写。




母犬がどんどん先に行ってしまい、子犬はこの階段の段差を越えるのも一苦労。
がんばれ~!






参道らしき階段を上って行ったところにご飯を食べるところがあり、まずはランチ。
安いツアーなので予想通り、大したメニューではない。







山の上の方にお寺があるらしく、私とまきさんは上りはケーブルカーを予約。
下りはブラブラ歩いて下ろう。
他の客たち(おもに西洋人)は上りも歩いて行くらしい。

ガイドは客にケーブルカーチケットを手渡すと、あとは友達と彼女と連れ立ってどこかへ行ってしまった。
なので、説明皆無。


ケーブルカーで上に上がる前に一つお寺があったので、拝観。















なぜかライオン…。





お参りを終え、ケーブルカー乗り場を目指す。
参道が続いており、お土産物やローカルの食べ物が売られている。




これは巨大な「マルムシ」。
…食べるのかな。





ケーブルカー乗り場で待つ。
暑いのでアイス欲しいな…。
お参りを終えてからアイスにしようかな…。



きたきた。
ケーブルカーというより、ゴンドラ?ロープウェイ?








徒歩で登ったら大変そうだが、我々はあっという間に上まで到着。



参道の先に石の門のようなものがあり、




そこから階段を下っていくと、洞窟の中にお寺があるらしい。たぶん。(だってガイドいないから。)








線香の煙が立ち込める。











この階段を下ってきた。






洞窟の中に入ってみると、あちこちに仏像などが祭られている。











しかし、見よ、このピカピカと電飾で表現された後光を!






う~ん、中国チックぅ。
いや、ミャンマーチック?
とりあえずアジアにありがち。



しかも洞窟内には延々とお経ミュージックが流れている。
その後しばらくそのお経ミュージックが頭から離れなかった。



見事な鍾乳洞。







洞窟内はさほど広くないので、軽く一回りしてまた外へ出る。






さきほどの門の所にはワンちゃんが寝ていた。




爆睡。





観光のハイシーズンは終わっているので、下りの参道にはお店もほとんどオープンしておらず、閑散としてさみしい山道って感じ。
その辺で飼われている鶏やら犬やら猿やら豚やらにお目にかかる。










下まで下り、アイスを買い食いなどしつつ、最初にお昼ご飯を食べたお店で、同じグループの人たちが全員そろうのを待つ。
ツアーの中に1人旅の日本人の女の子がいたんだけど、その子いわく「みんなあのガイドにめちゃくちゃ怒ってる」と。
確かに、ツアーの車に同乗してきただけで、ガイドらしい仕事はほとんどやってない。
正直、山の上の洞窟の中のお寺がフォン寺だったのか、それとも最初に見た黄金のライオンがいるお寺がそうなのか、何の説明もなかったので皆目分からない。
まあ、私は最初から何も期待していなかったので腹も立たなかったけど、彼女や他の西洋人らはご立腹らしい。
でもさ、ベトナムの観光産業のレベルってこんなもんですよ~。


時間をつぶしてる間にあらためて飲食店内を見学してみる。
すると、ガラス張りの食糧庫のような部屋の中にぶら下がってるのは…、



犬ですね。
チワワぐらいの大きさか、もうちょっとだけ大きいか。



さらにはそのそばにあった大きな水槽の中に、なにやらグロテスクなものたちが…。





そばに座ってたおじさんが「こっち側から見てみろ」というので、後ろに回ってみる。




ああ、大きいトカゲですかね。
「お酒?」と聞くと「そうだ」とのこと。

昔ハノイで熊が丸々1頭浸かってるお酒の水槽にお目にかかったので、特に驚かない。



それにしても、大トカゲの下の恐竜の足みたいなのは?





おじさんが説明してくれたが、そのベトナム語の単語が分からずにいると、たまたまそばにいたお客さんが英語で教えてくれた。

「ダチョウの足ですよ」

な~るほど!
こりゃあ大きいわ。



帰りも同じように船に乗ってバンが停めてある駐車場まで戻り、そこからさらにバンで約2時間のハノイまでの旅。
例のガイドはビールの缶を持ち込んで、友達&彼女とドンチャン騒ぎ。

…。
まあ、さすがにそれはいかがなものかと私も思った。
ガイド、上機嫌。
ツアー客、不機嫌。


さて、ハノイに帰り着き、お客さんはおのおのの場所で降ろしてもらう。
私とまきさんは夕食の約束があるので、ツアー申込時に「このレストランで降ろしてもらうことは可能か?」とあらかじめ確認し、OKをもらっていた。

が、ガイドに言ってみると「それはできません」と。
う~ん、想定通りだわ。

「なんで?」と聞くと「ドロップできる範囲外だから」とのこと。
出たよ、話が通ってないベトナム。


まきさん激怒。
早口の英語で「あなたは我々をその店へ送り届ける義務がある。なぜならば昨日ツアーデスクで約束したからだ。」とガンガン攻める。

「できない」というガイドもガイドだが、そんなことには聞く耳持たずに「いや、できるよ」と一歩も譲らないまきさんも素晴らしい。


らちが明かないので、ガイドからツアーデスクの女の子に電話してもらう。
なにやら当人同士でもめているらしい。

電話を切ったガイドは、「ツアーデスクまで送ります。レストランへの送迎を約束したのは彼らなので、彼らがあなた方をレストランまで送っていきます」と。
ほんまかいな。
っていうか、全く連携はしてないのね、あなた方は。


とりあえず、ツアーデスク前でバンを下りる。
当然チップなどあげないし。


ツアーデスクで昨日対応してくれた女の子に本日の出来事をクレーム。
彼女は「ええ?なんですって?ガイドが説明しない?ビール飲んでた?けしからん!」的な反応をし(でもこれって演技なんじゃないかと疑ってる私)、その場でどこかへ電話をかけてクレームし始めた。
「クレーム内容を書いてください」と言って手渡されたのは、単なるノートの切れ端だし、やる気あんのか?
絶対奴らはグルで、演技だと思う。

まきさんがすかさず、「で、我々への補償は?」と聞くが、女の子はその単語の意味が分からないらしい。(これも演技と見た。)
「で、レストランまで送ってくれるんだよね?」との要求にも、「タクシーを呼びましょうか?」と言うだけで意味が通じていない(フリをする)。

もう時間の無駄だし、ベトナムに期待してなかったし、待ち合わせ時間もあるので、とりあえず呼んでもらったタクシーに乗ってレストランへと向かった。



向かった先は私の超お気に入り店、Quan Nem。


ハノイに来たら絶対に食べると決めていた、海鮮揚げ春巻きだぁ~~~!




お店は123 Bui Thi Xuanにあったけど、ちょっとだけ移動して117 Bui Thi Xuanに。
(はいはい、ハノイ関係者、メモメモ!)


一つ一つが大きいので、食べやすいように、店員さんがハサミでザックザック切ってくれる。




ああ、もう幸せ



そして再会した相手は、ベトナム時代一緒に仕事をしていたHauさん!




変わってないね~、Hauさん。
でもちょっとだけ大人びてるかも。
最近働きながらMBAを取った頑張り屋さん。


ところで本日の出来事をHauさんに報告した時に衝撃のコメントが。。。

Hauさん 「どこのツアー会社ですか?」
我ら 「Sinh Caféです」
Hauさん 「…?もしかしてそれは偽物のSinh Caféではないですか?」

えええっ???(@_@;)


Hauさん 「Sinh Caféの本店は旧市街に2店舗しかありません。しかも最近は偽物が増えすぎたので、本家の方が名前を変更しました。」

なななな~んとっ!(@_@;)(@_@;)(@_@;)


そういえば、昔「地○の歩き方」に偽物に注意みたいなことが書いてあったような気もする…。
旧市街では「50歩歩けばSinh Caféに当たる」ぐらい乱立してるよね、Sinh Café。
偽物だったかぁ~~~!!!


Hauさんいわく、「本物のSinh Caféは値段も安くてサービスもいいですよ」と。

ガ~ン。。。

まきさんが「貴重な体験ができた」と喜んでくれたのが、せめてもの救い。




さて、偽物Sinh Caféの衝撃をエビやカニの入った絶品海鮮揚げ春巻きで緩和した後、Hauさんの案内で路上のチェー屋さんに。

久しぶりのチェー・タップ・カムだよ~ん。






ああ、やっぱ帰りたくない。


つづく