地球にあしあと

地球の色々なところに足跡をつけてきました。

心中天網島(しんじゅうてんのあみじま)

2009年11月21日 | Weblog




久しぶりに文楽を観に行ってきました。

私が観たのは「心中天網島」の方。
もう一方の「芦屋道満大内鑑」は、昔「葛の葉子別れの段」を観たことがあるので、今回はパス。


去年は2回ぐらい文楽を観ましたが、今年は気づけば全然観てませんでした。
ちょっと最近落語に偏りすぎだったかな。
いや、今年はシルク・ドゥ・ソレイユも2公演観たし、落語とサーカスの2本立てな1年だったかも。(と、早くも今年を振り返り。)

今年は追い込みでまだまだ落語聞きます!

実は狂言もチケット取っちゃったし、年末の歌舞伎もチケットが取れれば行きたい。
伝統芸能三昧で今年を締めくくりたいと思います。


さてさて、久しぶりの文楽で心躍っていたのに、あろうことか序盤でちょっとウツラウツラしてしまいました!
すすすすいませんっ

眠くなるなんて、あれ?私って文楽ファンじゃなかったっけ?
それともこの演目が自分に向いてない?

などなど思ってしまいましたが、途中からばっちり目も覚めて、その後は食い入るように見入っておりました。(最初のウツラウツラは、ちょっとしたパワーナップだったようです。

いや~、やっぱりいいわ、ぶ・ん・ら・く

休憩時間に和服姿の上品そうな年配の方に「おひとり?」と声を掛けられ、みかんを半分頂いてしまいました。(みかんくれるあたり、関西っぽいですか?しかも半分にちぎって。)

そのお方は、元々は歌舞伎ばかり観ていたそうですが、ここ3年ほどは文楽に目覚めたそうです。

「やっぱり蓑助さんがいいわよねえ」とか、「小春役の人、えーっと名前なんだったっけ?」としきりに話を振ってこられるのですが、すいません、私は不勉強なものでそういう深い話にはついてゆけませぬ。

ひとしきり文楽と歌舞伎の役者さんの話をし、「それじゃあ失礼」と去って行かれました。
いつもはご主人と来られるそうですが、今日はおひとりのようで、しかもいつもは2等席なのに今日は当日券が1等席しか空いてなかったから1等席で観ているとのこと。

私も今度は奮発して1等席で観てみようかなあ。
だって近くで人形の顔とか仕草みたいし。

言葉を聞く落語と違い、見た目で楽しめる歌舞伎や文楽は外国人客も多いのですが、やはり全くの英語字幕なしでは文楽はきついと思います。
演目にもよるかもしれませんが、派手な立ち回り場面ばかりじゃないから、家の中でしっとりと人情話が進んでいても、言葉が分からないと全く楽しめませんから。

案の定、外国人客は寝まくってました。
でも休憩時間中に帰ってしまわずに、最後まで観るところはえらいかな。

なんで文楽、英語字幕出さないんだろう。
戸田奈津子さんの映画字幕並みに、エッセンスだけを伝える短文でいいから出せばいいのに。

私が翻訳業だったらそっち系の翻訳手がけるかも。
もっと日本の芸術の良いところを知ってもらいたいし。
現実には通訳・翻訳は嫌いなのでそのような根気もないのですが…。
(嫌いな割には仕事で通訳・翻訳せざるを得ないこと多いけど。)

文楽は大阪が誇る文化です!
上方落語とともに守っていきたいものです。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いいなあ~ (hikki)
2009-11-25 20:32:52
はなちゃん、1列目と2列目っていいなあ。
細部までばっちり見れるやん!
しかも2日連続ぅ?

しっかり楽しんできてね!
(よもや寝るまい。)
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出た! (はな)
2009-11-24 14:48:22
行ったんだね~。
私は12/6と7なので少し先のお楽しみです。
ちなみに、張り切って1列目と2列目です。
ぜーったい寝られません!
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