坪内忠太氏の雑学のあれこれがおもしろい！

川に豊かな水が流れている。いいことであるが。

多雨による川の氾濫による災害、また危険にさらされている地方の方々に、
危難に遭遇されたことに謹んでお見舞い申し上げます。

日本の川では、少々雨が降らなくてもダムの水量が減らない。
いいことなのですが、その保水力のキャパシテイをオーバーした際に水による災害が起きるといえます。

少々雨が降らなくてもダムの水量が減らないのは、ダムの奥に広がる森に保水力があるからである。
よく茂った森には、１時間２５０ミリといった大雨でもそのすべてを吸い込んで保水するといわれています。
そして、森に沁み込んだ水は、チョロチョロゆっくり川に流れでる。
そのようなわけで川の水は絶えることがない。
森の土は、木々の葉っぱが堆積した腐葉土なので２メートル以上あるこの地層の葉と葉の間に水が蓄えられるのである。
森の木が伐採されるとこの地層が消失して地層の保水力がなくなるのである。