『ほっほう、どうだ。明日の天気は?朝から昼にかけてだ。そして、今夜は荒れそうか?』
『今夜、明日は、、西の風は強めに吹きますが、荒れることはありません』
『では、月はどうだ?』 『夜半には月は沈みます。それから陽が昇るまで闇夜です』
『よかろう、アレテス。人選だ、三人くらいでいい、それから、近くの魚村を訪ねて『はしけ』を一艘準備してくれ。そろそろ昼だ、めしを食べてからでいい。手配を頼む』
『判りました』
『今の話、何をされるのですか、隊長。三余人乗れる『はしけ』だと、私のがあります。キドニアの浜にあります。よろしかったら使ってください』
『何っ!お前、『はしけ』持っているのか、それは都合がいい。お前の『はしけ』を使う、いいか。何はともあれ昼めしを食おう。『はしけ』はソリタンのものを使う。夕方までに人選をやってくれ。三人でいい、夜間の行動だ。用件は探索だ』
『判りました。私の部下から選んででよろしいですね』
『おう、それでいい。俺は、統領のところにいる、何かあったら連絡をくれ。あ~あ、ソリタンを頼む』
三人は、聞きとり、打ち合わせを終えて、それぞれの持ち場に戻った。
アヱネアス、イリオネス、オキテスの三人は、昼めしの真っ最中というところである。オキテスが声をかけてきた。
『おう、パリヌルス、お前、昼めしはどうした』
『まだだが』
『なら、俺たちと一緒にどうだ』
『それは、ありがたい。馳走になる』
パリヌルスは、言いながら砂の上に腰を下ろした。彼は顔を上げた。アヱネアスと向き合っていた。
『今夜、明日は、、西の風は強めに吹きますが、荒れることはありません』
『では、月はどうだ?』 『夜半には月は沈みます。それから陽が昇るまで闇夜です』
『よかろう、アレテス。人選だ、三人くらいでいい、それから、近くの魚村を訪ねて『はしけ』を一艘準備してくれ。そろそろ昼だ、めしを食べてからでいい。手配を頼む』
『判りました』
『今の話、何をされるのですか、隊長。三余人乗れる『はしけ』だと、私のがあります。キドニアの浜にあります。よろしかったら使ってください』
『何っ!お前、『はしけ』持っているのか、それは都合がいい。お前の『はしけ』を使う、いいか。何はともあれ昼めしを食おう。『はしけ』はソリタンのものを使う。夕方までに人選をやってくれ。三人でいい、夜間の行動だ。用件は探索だ』
『判りました。私の部下から選んででよろしいですね』
『おう、それでいい。俺は、統領のところにいる、何かあったら連絡をくれ。あ~あ、ソリタンを頼む』
三人は、聞きとり、打ち合わせを終えて、それぞれの持ち場に戻った。
アヱネアス、イリオネス、オキテスの三人は、昼めしの真っ最中というところである。オキテスが声をかけてきた。
『おう、パリヌルス、お前、昼めしはどうした』
『まだだが』
『なら、俺たちと一緒にどうだ』
『それは、ありがたい。馳走になる』
パリヌルスは、言いながら砂の上に腰を下ろした。彼は顔を上げた。アヱネアスと向き合っていた。
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