二人が話している間に舟艇は浜に着いた。
『おっ、お前たち休んでくれ』
オキテスは舟艇をこいでくれた者たちにひと声をかけた。
二人は、浜で作業をしている一群の者たちに近づいていった。
『おう、お前たち、無事にこの地に着いたようだな。変わりはないか。ところでオロンテス船長はいるかな』
『あっ!パリヌルス隊長にオキテス隊長ではありませんか。オロンテス船長は、いま、交易の市場に出向いていますが』
『俺たちが来たと伝えに走ってくれないか。二人で行け!』
『判りました』
パリヌルスら二人に少々時間が出来た。
『パリヌルス、ところでお前の考えている案件は何なのだ。それから、やっておかねばならないこととは、さわりだけでも話してくれ』
『判った。先ず、日々の食糧のことだ。次に、副菜のことだ。足りているのか、また、どうなのかだ。クレタに着くまで賄えるかどうかと言うことだ。それからパンを焼くことについて打ち合わせておかねばならん。いつ、どこでやるかを思案している。次に一同が新鮮なものを口にしていない何とかしなければと考えている。そういったことに関連するが、このあとクレタまでの航海日程と海路をどのようにとって行くかを考えている』
『おっ、そうか。多人数で考えることではない。我々三人で充分だ。。オロンテスが来たら即刻打ち合わせに入ろう。大事な案件だ』
二人は話の区切りにきて、声のするほうに顔を向けた。オロンテスが帰って来た。
『おっ、ご両人、よく見えられた。いま、交易の市場を見ての帰りです。ちょっと気になることがありましたので。、、、、そのちょっと気になることを決めるのに、どうすればと思案していたところです。それにしてもお二人いいところへ来てくださった』
オロンテスの安堵する表情が見て取れた。
*深くお詫びいたします。句読点の打ち所と欠字のミスをいたしました。
第5章クレタ島 91 第3行目です。
んできた、一群の者たちを怪訝な目つき眺めて
んできた一群の者たちを怪訝な目つきで眺めて と訂正いたします。
山田 秀雄
『おっ、お前たち休んでくれ』
オキテスは舟艇をこいでくれた者たちにひと声をかけた。
二人は、浜で作業をしている一群の者たちに近づいていった。
『おう、お前たち、無事にこの地に着いたようだな。変わりはないか。ところでオロンテス船長はいるかな』
『あっ!パリヌルス隊長にオキテス隊長ではありませんか。オロンテス船長は、いま、交易の市場に出向いていますが』
『俺たちが来たと伝えに走ってくれないか。二人で行け!』
『判りました』
パリヌルスら二人に少々時間が出来た。
『パリヌルス、ところでお前の考えている案件は何なのだ。それから、やっておかねばならないこととは、さわりだけでも話してくれ』
『判った。先ず、日々の食糧のことだ。次に、副菜のことだ。足りているのか、また、どうなのかだ。クレタに着くまで賄えるかどうかと言うことだ。それからパンを焼くことについて打ち合わせておかねばならん。いつ、どこでやるかを思案している。次に一同が新鮮なものを口にしていない何とかしなければと考えている。そういったことに関連するが、このあとクレタまでの航海日程と海路をどのようにとって行くかを考えている』
『おっ、そうか。多人数で考えることではない。我々三人で充分だ。。オロンテスが来たら即刻打ち合わせに入ろう。大事な案件だ』
二人は話の区切りにきて、声のするほうに顔を向けた。オロンテスが帰って来た。
『おっ、ご両人、よく見えられた。いま、交易の市場を見ての帰りです。ちょっと気になることがありましたので。、、、、そのちょっと気になることを決めるのに、どうすればと思案していたところです。それにしてもお二人いいところへ来てくださった』
オロンテスの安堵する表情が見て取れた。
*深くお詫びいたします。句読点の打ち所と欠字のミスをいたしました。
第5章クレタ島 91 第3行目です。
んできた、一群の者たちを怪訝な目つき眺めて
んできた一群の者たちを怪訝な目つきで眺めて と訂正いたします。
山田 秀雄