12月4日(日)夕方の宮古島は晴れ。日中の最高気温は28度。札幌の気温は0度近くなので、同じ日本なのにその気温差に驚かされます。
宮古島では昨夜よりも大気の揺れが少なくなりました。
18時から月、木星、重星、星雲星団を観望しているうち、23時ごろから雲がモクモクと押し寄せ、いきなり雨が降る始末。
宮古島の天気予報はあまり当てにならず、油断していると望遠鏡を濡らしてしまいます。これまでの宮古島滞在経験で、この雲の濃さや流れ具合から急な降雨の危険性があると判断し、降雨の寸前に屋根を閉めて難を逃れました。
雨のため23時ごろから休憩していると、1時間ほどで晴れてきたので、日付けが変わったころに再び屋根を開け火星を観望。
幸いにも降雨後のシーイングの悪化は感じられません。大気の揺れが少なかったことから、前夜より少し拡大して火星を撮影することにしました。
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火星の左上の縁、小さくやや明るい光斑はオリンポス山です。
天の北極方向を上にして掲載。
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2枚目の画像は、前回のブログに掲載した火星を再掲載。1枚目の画像の22時間32分前の火星です。
なお、画像の右上にCMという数値が表示されています。これは、中央子午線経度(Central Meridian Longitude)の略です。単に中央経度とも表記されます。
火星の自転周期は24時間37分ほど。
地球の自転周期の約23時間56分よりも41分ほど遅いので、毎日同じ時刻に火星を観察すると、今回の火星の衝付近だとCMは1日あたり351.2度ほど(1時間あたり14.6度ほど)増えます。(自転周期は国立天文台のサイトから引用。自転周期は公転周期の影響を除いた恒星時基準です。太陽時基準だと地球の自転周期は24時間00分)
言い方を変えると、今回の衝付近の火星CMは1日あたり8.8度ほど減って(=351.2度−360.0度)いくことになります。
また、毎日決まった時刻に火星を観察すると、40日ほどで火星の全周囲を観察することが可能です。(360度 ÷ 8.8度/日 − 1日 ≒ 40日)
宮古島では昨夜よりも大気の揺れが少なくなりました。
18時から月、木星、重星、星雲星団を観望しているうち、23時ごろから雲がモクモクと押し寄せ、いきなり雨が降る始末。
宮古島の天気予報はあまり当てにならず、油断していると望遠鏡を濡らしてしまいます。これまでの宮古島滞在経験で、この雲の濃さや流れ具合から急な降雨の危険性があると判断し、降雨の寸前に屋根を閉めて難を逃れました。
雨のため23時ごろから休憩していると、1時間ほどで晴れてきたので、日付けが変わったころに再び屋根を開け火星を観望。
幸いにも降雨後のシーイングの悪化は感じられません。大気の揺れが少なかったことから、前夜より少し拡大して火星を撮影することにしました。
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火星の左上の縁、小さくやや明るい光斑はオリンポス山です。
天の北極方向を上にして掲載。
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2枚目の画像は、前回のブログに掲載した火星を再掲載。1枚目の画像の22時間32分前の火星です。
なお、画像の右上にCMという数値が表示されています。これは、中央子午線経度(Central Meridian Longitude)の略です。単に中央経度とも表記されます。
火星の自転周期は24時間37分ほど。
地球の自転周期の約23時間56分よりも41分ほど遅いので、毎日同じ時刻に火星を観察すると、今回の火星の衝付近だとCMは1日あたり351.2度ほど(1時間あたり14.6度ほど)増えます。(自転周期は国立天文台のサイトから引用。自転周期は公転周期の影響を除いた恒星時基準です。太陽時基準だと地球の自転周期は24時間00分)
言い方を変えると、今回の衝付近の火星CMは1日あたり8.8度ほど減って(=351.2度−360.0度)いくことになります。
また、毎日決まった時刻に火星を観察すると、40日ほどで火星の全周囲を観察することが可能です。(360度 ÷ 8.8度/日 − 1日 ≒ 40日)
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