宮古島天体観測所の口径50cm反射望遠鏡を使い、木星を撮影してみました。
北を上にして掲載しています。
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私が住んでいる札幌と比較すれば、沖縄の宮古島では大気の揺れが少ないとはいえ、口径50cmを使っても私にはこの程度の画像がやっとです。(画像撮影のベテランさんは小口径でも凄い画像を撮影されています。)
木星を口径50cm690倍で観察。
木星は少し眩しいことからND4程度の減光フィルターを通すと模様が見やすくなるようです。うねうねとした縞模様の様子や、大赤斑の周囲を取り巻く暗い縁取りが眼視でも明瞭にわかりました。
宮古島滞在中の4日間に、木星の他に土星・海王星・天王星・火星・金星も眼視で観察しました。水星は雲で見られませんでした。
惑星の衛星が見えるかどうかも楽しみのひとつで、眼視で見えたものを列記しておきます。なお、括弧内は SkySafari というアプリで得られた観察当日の明るさ(等級)です。
木星=イオ(5.4)、エウロパ(5.7)、ガニメデ(5.0)、カリスト(6.0)
土星=テチス(10.5)、ディオネ(10.7)、レア(9.9)、タイタン(8.7)、イアペトゥス(11.3)
天王星=アリエル(14.2)、ウンブリエル(15.0)、チタニア(14.0)、オベロン(14.2)
海王星=トリトン(13.7)
土星の衛星で一番大きなタイタンを920倍で詳しく観察すると、点光源ではなく明らかな面積をもった球体に見え、少し茶色っぽいこともわかりました。なお、観察時のタイタンの視直径は約0.8秒角です。
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土星を撮像中の私です。ZWO社製のASI120MCという動画カメラを使っています。
観測室内の照明は赤色のため、カラー撮影するとちょっと異様です。モノクロモードで撮影。
ギックリ腰がまだ少し痛いにもかかわらず腰を据えて撮影中です。立ち上がる際に腰痛が。(汗)
なお、撮影した火星や土星はピントの合わせ方が甘かったので、小さめにアップします。
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いずれも北を上にして掲載。
火星は12月の最接近を控え少しずつ大きくなってきましたが、それでも視直径9.2秒角とまだまだ小さめです。ピントが甘いせいで下の南極冠が二重になってしまいました。左上は白雲でしょうか?
土星は8月15日に衝を迎えたばかりです。
なお、撮影時の拡大率は火星と土星とでは異なります。火星の視直径9.2秒角に対し、土星本体の視直径は18.8秒角と倍近い大きさです。
口径50cm反射望遠鏡での撮影ですが、ピントが甘かったせいで、せいぜい口径15cm程度の分解能ですね。(汗)
次回のブログ記事はパンスターズ彗星の予定です。
北を上にして掲載しています。
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私が住んでいる札幌と比較すれば、沖縄の宮古島では大気の揺れが少ないとはいえ、口径50cmを使っても私にはこの程度の画像がやっとです。(画像撮影のベテランさんは小口径でも凄い画像を撮影されています。)
木星を口径50cm690倍で観察。
木星は少し眩しいことからND4程度の減光フィルターを通すと模様が見やすくなるようです。うねうねとした縞模様の様子や、大赤斑の周囲を取り巻く暗い縁取りが眼視でも明瞭にわかりました。
宮古島滞在中の4日間に、木星の他に土星・海王星・天王星・火星・金星も眼視で観察しました。水星は雲で見られませんでした。
惑星の衛星が見えるかどうかも楽しみのひとつで、眼視で見えたものを列記しておきます。なお、括弧内は SkySafari というアプリで得られた観察当日の明るさ(等級)です。
木星=イオ(5.4)、エウロパ(5.7)、ガニメデ(5.0)、カリスト(6.0)
土星=テチス(10.5)、ディオネ(10.7)、レア(9.9)、タイタン(8.7)、イアペトゥス(11.3)
天王星=アリエル(14.2)、ウンブリエル(15.0)、チタニア(14.0)、オベロン(14.2)
海王星=トリトン(13.7)
土星の衛星で一番大きなタイタンを920倍で詳しく観察すると、点光源ではなく明らかな面積をもった球体に見え、少し茶色っぽいこともわかりました。なお、観察時のタイタンの視直径は約0.8秒角です。
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土星を撮像中の私です。ZWO社製のASI120MCという動画カメラを使っています。
観測室内の照明は赤色のため、カラー撮影するとちょっと異様です。モノクロモードで撮影。
ギックリ腰がまだ少し痛いにもかかわらず腰を据えて撮影中です。立ち上がる際に腰痛が。(汗)
なお、撮影した火星や土星はピントの合わせ方が甘かったので、小さめにアップします。
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いずれも北を上にして掲載。
火星は12月の最接近を控え少しずつ大きくなってきましたが、それでも視直径9.2秒角とまだまだ小さめです。ピントが甘いせいで下の南極冠が二重になってしまいました。左上は白雲でしょうか?
土星は8月15日に衝を迎えたばかりです。
なお、撮影時の拡大率は火星と土星とでは異なります。火星の視直径9.2秒角に対し、土星本体の視直径は18.8秒角と倍近い大きさです。
口径50cm反射望遠鏡での撮影ですが、ピントが甘かったせいで、せいぜい口径15cm程度の分解能ですね。(汗)
次回のブログ記事はパンスターズ彗星の予定です。
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