支えられる力から比べれば
自分でできることなどたかが知れている。
そんなことですね。
でも、頭で理解しても体が実感できない。
手遅れ的実感です。
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「あかね雲」
山本一力原作の人情時代小説の映画化
テレビ版のありますが、見たのは映画版
劇場で見たときには「なに・・・これ?」という
印象しか残りませんでした。
今回も同じですね。
素材は面白いけれど
テレビドラマで十分な内容しかない。
そんな感想です。
この映画、内野聖陽が二役で主演しています。
京都で修行を積んだ豆腐職人が東京に出てくる。
そこで苦労しながら信頼を得ていく物語です。
子どもの放蕩などのエピソードがあり
賭博やら詐欺事件があり
正義の蔭の味方が登場するなど、
少々おめでたい物語つくりです。
小説もそうでしたが、まだまだ滋味がでてきない段階の作家ですね。
私は博打にはまってにっちもさっちもいかない
そんな内容が入っている時代劇のシーンが大嫌いです。
時代劇であほな若旦那が騙される。
その身代金として娘を求める。
娘があほな若旦那のために自分が犠牲になってもいい。
そんなパターンが多いですね。
安直すぎるのですが
脚本家はけっこうつかうのですね。
この映画も生真面目な豆腐屋の息子が
まんまとはまって親を困らせます。
そして、ゑ意義の味方ららしき人が登場して
めでたしめでたし・・・・
芸がない!
ということで減点が大きいので
評価できない
失敗作ですね。
脚本の拙さですね。
これは「剣客商売」のシリーズで扱う程度のもので
映画にするのにはこの脚本では無理ですね。
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