黒伊佐錦のお湯割りをやりながら夕食を啄ばんで今日の疲れを癒してたら、ラジオから古いトモダチの唄声が聞こえてきた。
そのトモダチの名前は「くるみ」ちゃんって言うんだけど、くるみちゃんのこと、ボク、大好きだったんだ。くるみちゃんは、美人でもキレイでもなく、特に、唄がウマイっていうワケでもないんだけど・・・、だけど、くるみちゃんのスピリットはナチュラルでイノセントで、それがボク的には超一流に映ったんだ。だから、くるみちゃんに、ボクは、憧れていたような気がするな。
くるみちゃんは、屋久島に移り住んでる。
学生のころ、ボクは、4泊5日くらいで屋久島を縦走したことがある。宮之浦岳(1935m)に登頂したとき、東シナ海と太平洋の360度の大パノラマの中にトカラ列島の火山島を見て、ホントーは大感動をしなくちゃいけなかったんだけど、ボクは、死にそうなくらいヘロヘロで、それどころじゃなかった。で、そのとき悟ったんだけど、ボクは山登りタイプではないなと。あと登山中、どうしてもイヤだったのが、登山道に生えている原生林の木の根っこを踏んでいかなくちゃならなかったことだ。オマエはバカかって言われるかもしれないけど、登山道って、人がタクサン歩くから、土がほげちゃって根っこが剥き出しになっちゃうんだけど、それを踏むのが、ボクは、なんだかイヤだったんだ。どうしても、根っこを踏まなくちゃいけないとき、ボクは心の中で「ごめんね、ごめんね」って、根っこに謝ってたんだ(ホントーだ)。
この屋久島縦走のほかに、屋久島についてはもう一つの思い出がある。
やっぱり、学生のころの話なんだけど、五木寛之の「風の王国」って小説を読了した翌日に、ボクは京都に旅立ったんだけど、その旅行の帰路(青春18きっぷ)に知り合ったギター弾きの「古屋敷」さんって自称ヒッピーのオジサンから「君とは今日知り合った人物とは思えない、これから一緒に屋久島に行かないか」って強く誘われて、その人はボクの部屋に2日も泊まっていったんだ。
あのとき、一緒に屋久島に行ってたら、たぶん、違う人生だったんだろうなって思う。
くるみちゃんの唄声で、そんなことを思い出してしまった。
くるみちゃん元気かなぁ。ラジオを聴いてた長女のユーも会いたがってたな。
そのトモダチの名前は「くるみ」ちゃんって言うんだけど、くるみちゃんのこと、ボク、大好きだったんだ。くるみちゃんは、美人でもキレイでもなく、特に、唄がウマイっていうワケでもないんだけど・・・、だけど、くるみちゃんのスピリットはナチュラルでイノセントで、それがボク的には超一流に映ったんだ。だから、くるみちゃんに、ボクは、憧れていたような気がするな。
くるみちゃんは、屋久島に移り住んでる。
学生のころ、ボクは、4泊5日くらいで屋久島を縦走したことがある。宮之浦岳(1935m)に登頂したとき、東シナ海と太平洋の360度の大パノラマの中にトカラ列島の火山島を見て、ホントーは大感動をしなくちゃいけなかったんだけど、ボクは、死にそうなくらいヘロヘロで、それどころじゃなかった。で、そのとき悟ったんだけど、ボクは山登りタイプではないなと。あと登山中、どうしてもイヤだったのが、登山道に生えている原生林の木の根っこを踏んでいかなくちゃならなかったことだ。オマエはバカかって言われるかもしれないけど、登山道って、人がタクサン歩くから、土がほげちゃって根っこが剥き出しになっちゃうんだけど、それを踏むのが、ボクは、なんだかイヤだったんだ。どうしても、根っこを踏まなくちゃいけないとき、ボクは心の中で「ごめんね、ごめんね」って、根っこに謝ってたんだ(ホントーだ)。
この屋久島縦走のほかに、屋久島についてはもう一つの思い出がある。
やっぱり、学生のころの話なんだけど、五木寛之の「風の王国」って小説を読了した翌日に、ボクは京都に旅立ったんだけど、その旅行の帰路(青春18きっぷ)に知り合ったギター弾きの「古屋敷」さんって自称ヒッピーのオジサンから「君とは今日知り合った人物とは思えない、これから一緒に屋久島に行かないか」って強く誘われて、その人はボクの部屋に2日も泊まっていったんだ。
あのとき、一緒に屋久島に行ってたら、たぶん、違う人生だったんだろうなって思う。
くるみちゃんの唄声で、そんなことを思い出してしまった。
くるみちゃん元気かなぁ。ラジオを聴いてた長女のユーも会いたがってたな。