見えてきた1

ボクはどちらかといえばスポーツとか運動とかはヘタクソな方だ。小学校、6年のときに1歳年下の妹に、いろんなスポーツで負けちゃったことがトラウマになってるし、トモダチから、「オマエの投げ方へんにゃぁー、オンナ投げだん」って言われたときには、一生ボール遊びはしませんって神様と約束したくらいなんだ。

だけど、小学校4年のとき、ある剣道の大会でボクは優勝しちゃったことがある。高校んとき、ボクは弱小空手部に在籍してて、しかも途中入部のフニャチンヤローだったんだけど、秋の県大会の個人戦でベスト8になっちゃったことがある。

みんな、「マジでぇ～！」って思うかもしんないけど、ホントーなんだ。

たまたま運が良かっただけかもしれない。だけど、この好成績を収めた2つの大会で、ボクはある共通の経験をしてるんだ。

それはナニかっていうと、対戦相手と組んだ瞬間とうか1、2秒の間に、試合は始まったばかりというのに「ぁ、勝った」って勝手に思い込んでしまったというようなことなんだ。

これは、ボクの実力が相手より勝っていたとか、気魄とか、勝つための執念が強かったとかぁじゃぁ決してない。だから、なんで、「ぁ、勝った」って勝手に思い込んでしまったのか、実は、不思議で不思議でしかたかがなかったんだ。

だけど、最近になって、なんで、そんなふうに勝手に思い込んでしまった(というか勝手に「勝つ」と気づいた)のかボンヤリ見えてきたようなかんじなんだ。

そして、昨日のライブハウス「かみひこうき」のクリスマスパーティーで、そのボンヤリしてたものが鮮明になってきたって、つまり、そういうことなんだ。